官僚主義
官僚主義について考えている。
(別に公務員や事務職の方を悪く言うつもりはないので悪しからず)
国も、地方自治体も、NPOも、民間企業でさえも、組織が大きくなると運営のための決まりごとと、書類による伝達・確認が必要になる。
組織運営を専門とする役職も必要となり、規則と書類と役職によって運営されるのが官僚制だろう。
大きい組織にとっては必要なことで、うまく運営されれば効率的ではあるのかもしれない。
システムとしての呼び名が官僚制だ。
-
官僚主義は、官僚制に伴う弊害を言う。
Wikipediaによれば、官僚制の弊害とは、
- 規則万能(例:規則に無いから出来ないという杓子定規の対応)
- 責任回避・自己保身
- 秘密主義
- 画一的傾向
- 権威主義的傾向(例:役所窓口などでの冷淡で横柄な対応)
- 繁文縟礼(はんぶんじょくれい)(例:膨大な処理済文書の保管を専門とする部署が存在すること)
- セクショナリズム(例:縦割り政治や専門外の業務を避けようとするなどの閉鎖的傾向)
だそうだ。
それぞれしっかり思い当たる。
官僚制を官僚主義に陥らせないためには、民主主義による統制を働かせることだそうだ。
しかし、その前に、
官僚制の弊害である官僚主義が何かを知って、
それに陥らないように自らを戒めることが大切なんぢゃないのか!
-
今日は三石軽種馬振興会に招かれて、セリのレポジトリー、喉の内視鏡検査とx線検査の話をしに行った。
否応なく、海外にならってレポジトリーという形で上場馬の情報開示をするようになっていくのだろう。
買う側にも売る側にも、正しく有効に利用されるよう啓蒙・普及活動にも力をいれてもらいたいものだ。
そして、セリの規定とその運用を不備のないものにすることが必要だろう。
-
「海外にならって」という面があるのだから、レポジトリーの所見の評価と整理も海外標準を使ったほうが良いだろう。
例えば、喉頭片麻痺のグレード分けは、
1;左右披裂軟骨の動きが同調している。
2;左右は完全には同調していないが、左も完全な外転が可能。
3;左は開くが、完全な外転はしない(不全麻痺)。
4;左はまったく開かない(完全麻痺)。
が、世界標準だと思うのだが・・・・
お粗末さまでした。お役に立てたなら幸いです。私もセリについて勉強になりました。厳しい御時世ですが、少しでも良い方向に向いて欲しいと思います。
しかし、現実は永久と思えるほど変にキープされてるんです。
弱気なことを言ってすみません。
ただ、先生のブログで「こころ」が救われてます。^^;
官僚主義の悪習をつくり出す人は、規則と書類と責任逃れで身を守っているので、体制を打ち壊すのは簡単ではありませんね。
しかし、そんな特権を目指して生きているわけではないのでしょうから、自分がしていることの本質を見失わなければ、官僚主義などと呼ばれるほどの悪習に陥らないのではないのかと思いました。
上記の「弊害」を弊害と思っていない獣医師も中にはいるようです。
弊害として自らを戒めるどころか、それを自己表現としているような
野暮の極みのような方もいらっしゃる(笑)
農水、連合会、そして会計検査院。現場をしらない者が規則と書類を押し付けてきます。自分達が誰のために働いているのか考えて欲しいと思います。