朝から疝痛を繰り返した繁殖雌馬。
夕方来院し、疝痛が治まっているように見えたので入院厩舎で観察。
このあと、やはり痛くなったので開腹。
回腸が20cmほど盲腸へ入り込んだ回腸盲腸重積だった。
抜けないので、病変部はそのままにし、小腸を盲腸へ側側吻合。
病変部がうまく癒合してくれるかリスクが残るがやむを得ない。
この馬は翌日、退院していった。
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旭川方面への小旅行の帰り、以前から行きたかった後藤純男美術館に立ち寄った。
素晴らしい絵を見ることができた。
日本画なのだが、岩絵の具を使っていて色彩豊かな絵もある。
しばらく、圧倒された。
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よく見て、よく理解すれば、絵に描けるのだろう。
カルテに絵を書き留めることはとてもだいじだと思っている。
電子カルテでできるのか?
でも、この馬が疝痛で手術となる馬と思うと切ない。順調な回復を願うばかり。今回も内部寄生虫の関与ありでしょか?
後藤純男美術館はまだ行ったことがないのでご紹介うれしいです。
フェルメールの青、ピカソの青も実物を見たとき、画集やリアルなプリントでは得られない本物の力を感じたものですが、日本画の青も同じく。岩絵具の青の美しさは独特で魅力的だと思います。赤に惹かれる人も多いようですが。
あら、電子カルテにも残せるのでは?各部位の図を選んで加筆することもできたかと。先生方、どうしているのでしょね。
日本画と言われて水墨画を思い浮かべるとぜんぜん違いますね。題材の豊富さにも感心させられました。ぜひ訪れてみてください。