心拍が異常に速く、心音がおかしい、ということで心臓超音波検査に来たことがある繁殖雌馬が死んでしまった、とのことで剖検に運ばれてきた。
全身に浮腫があり、腹水も溜まっていた。
心臓は拡大し、右心室の筋は薄い。
心外膜、心内膜の表面には白く線維化した部分があった。
しかし、超音波検査で確認できなかったように弁には異常を認めなかった。
肝臓は鬱血し、腫大、割面膨隆。小葉像明瞭。・・・・つまり鬱血で腫れ上がり、肝硬変へ移行しつつある。
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2000年から2009年にケンタッキーの病理解剖施設へ運ばれた馬の調査で、261頭のうち174頭が急性心臓疾患で、慢性心臓疾患は107頭。(合計すると261を超すが、急性から慢性へ移行した20頭は両方でカウントされている)
慢性心臓疾患のうちわけは、心臓肥大11例、慢性弁膜症1例、先天性奇形21例、心筋症31例、心筋線維症25例、心臓麻痺18例。
(心臓麻痺が慢性心疾患?慢性の、しかし、分類できない異常があっての心停止ということか??)
以上、BTCの文献集から引用させていただきました。
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今回の馬は心筋そのものの線維化はなかった。
しかし、心筋症は馬でも特に珍しいものではないようだ。
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旅行記の中には「世界一周もの」という分野があるかもしれない。
どこか特定の国や地域だとその国や地域に興味がなければ読もうとは思わない。
世界一周となると、世界を全部まわったという達成感と、すべてを網羅している完結性があるからかも。
海外旅行、それも格安で行くとなると多少なりとも安全安心を犠牲にすることになる。
旅の途中で酒を飲み続け、しかも酔っぱらうまで飲むとなると・・・・・
各地の酒を飲み、地元の酔っ払いと交流し、つまみになる現地食を味わい、というスタイルで世界一周した夫婦の主に旦那の方が書いた本。
酔っ払いは世界共通とも言えるし、海外の国々の酔っ払い事情も面白い。
ただ、昼間から飲んでる人たちなので、その国を代表しているかどうかはわからない;笑
それと、この本は枚数の関係で世界一周完結を収録していない。
心エコーも心拍が速くなると肉眼がついていかないですよね。
かなりの酒好き夫婦ですが、味にもこだわりながら酔いにも注意しながら飲んでいたようです。それでも、いきすぎるのが酔っ払い;笑
弁の映るエコーはフレームレート勝負の様です。
メタノール飲んでしまいそうで怖いですね笑
少年と犬、読みたいです。
肝臓からだとすれば、右心が病変に乏しい印象。
おんまさんの循環器系疾患、内科系疾患の診断や治療がもっと普及してもいいように感じています。レース中の事故にもつながり、危ないし。
雨でも読書、暑くても読書な日々。
「アリ語で寝言を言いました」「少年と犬」読み切ってしまう予定。