馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

アブ対策 アブキャップ

2017-07-31 | 馬内科学

今年はアブが出てくるのが遅かったが、けっきょく例年どおりにやってきた。

診療室にも馬と一緒に入ってくる。

ハエよりドン臭くて、殺虫剤で退治するのは簡単だが、

馬にまとわり付いて、馬も落ち着かなくなる。

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きのうは、そとで跛行診断や神経ブロックをする症例もあったのが、落ち着いてやっていられない。

疝痛の馬も来たのだが、曳き運動しているとアブにたかられるので早々に厩舎へ入れて様子を観た。

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こういうのも市販されている。

アブキャップ。

発熱体に寄ってくるアブの習性を利用しているらしい。

けっこうな値段だが、試してみたいな。

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そういうと、相棒にはアブは寄ってこない。

夏でもセーター着てるから熱が洩れてないからか?

それが毛皮を脱がない理由か?

 

 



10 コメント

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Unknown (はとぽっけ)
2017-07-31 06:48:53
 寄せて退治、寄り付かせない、なるほど。
 馬に寄ってくる習性を利用するとかなり退治できそうでもありますが。この商品は知らなかった。
 殺虫剤が使えない室内などはハエ取りリボンとか、殺虫灯とかでこまめに取り換え、くらいしか思いつかないけど、なんでも取れちゃうところがすこーし残念。
 はアブに飛びついて食べます。が、昨日はハナアブにびっくりして飛ぶように私のことろまで逃げてきた!はやっ!
 エッジのきいた牧草地、涼しいのかな?オラ君、暑がりながらも、「周りに涼しい風が吹いてる男」って表現にあてはまるんじゃない?
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Unknown (azaodoroki)
2017-07-31 09:43:32
こんにちは、だいぶ前にはなりますがドライアイスを入れて二酸化炭素でアブを帯び寄せて捕獲するそこそこ大きなアブトラップなるものがありました。ですがいいとこ捕獲できるのが一匹とかなのでそれを維持する事に疑問を持っていましたが、無くしたら作業員さんの仕事がなくなるという大人の事情がありました。(笑)
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>はとぽっけさん (hig)
2017-07-31 19:29:25
これは電池もドライアイスも要らないのが良いですね。暖かいものの下に寄っていくアブの性質を逆手にとるようです。
背中に止まりたいアカウシアブはあまり獲れないようです。

ニワトリはアブ食べますか!?ツバメとかオニヤンマとかが退治してくれると良いのですけど。
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>azaodorokiさん (hig)
2017-07-31 19:30:55
高価なドライアイスを使いながらその収量では・・ね。基礎実験していたでしょうに。蚊の類には良いのかも。
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Unknown (piebald)
2017-07-31 20:38:51
アブは鈍いけど、刺されるとかなり痛いですね。トンボは良く取ってくれるけど、今はまだ少ないです。
先日、手で叩き殺したアブをポニーに見せたところ、食べてしまいました。口に入れても出すだろうと思っていたら、飲み込みました。

鶏は、殺したアブをあげるといくらでも食べますが、自分では進んで捕ってくれないようです。
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>piebaldさん (hig)
2017-08-02 04:06:40
アブは人にも来ますからね。

ポニー君食べましたか。いつもおやつをもらっているので間違えたのか、あるいはコノヤロー血返せ、だったのでしょうか。

ニワトリにはなかなかアブは捕まえられないでしょうね。
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Unknown (はとぽっけ)
2017-08-02 07:25:32
 「血返せ」から、草地学会というところから日高東部の土壌と牧草の鉄とマンガンの分析をした結果が発表になっていることとか、鹿が線路から鉄分摂取していたとか、今朝はいろりろなこと知った。
 リンはどうかは知らない。
 がアブに飛びついて食べる、は一般的ではないのですね。ほとんどのそもそも飛べないし。アブ退治には不適!
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>はとぽっけさん (hig)
2017-08-02 20:03:16
鹿が線路に出てくるのは鉄を舐めたいからでしたか?!
今朝も線路の上を散歩しましたが、何箇所もタヌキのため糞がありました。タヌキも線路が好きなようです。

アブを捕食するニワトリは貴重ですね。運動神経抜群!
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そうでした (Green)
2017-08-06 19:42:18
hig 先生
白血病対策にもなりますし、牛屋さんは益々導入が進んでいるようです。
お金をかけず、労力かけるなら、以下のサイトが参考になります。うちはボックスタイプがありますが、メンテナンスしないと捕獲量がイマイチです。設置当初は凄かったですけど…。
http://cse.naro.affrc.go.jp/siraisi/trap/
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>Greenさん (hig)
2017-08-07 04:20:18
情報ありがとうございます!

牛は白血病対策としても重要ですよね。
馬もアブは相当いやがりますので、ストレス軽減のためにもアブ対策が必要です。
馬サルコイドもアブにうつしているのがかなりあると思います。

アブ捕殺器はいろいろ考案されているのですね。
うちは診療室の網戸と殺虫剤が捕殺器になっています;笑

アカウシアブは、みごとに十字部やきこう近くにとまりますね。馬体の形状を把握しています。あの習性を退治に利用できないかとも思いますし、なかなか手強いとも思います。
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