この秋は直腸膣瘻の手術が多い。
毎年せいぜい5-6頭だと思うが、この秋はもう10頭以上やっただろう。
分娩のとき、子馬の鼻っ面か肢が直腸を突き破ってしまうことで起こる。
初産馬でしか起こらない。
未経産は”産道”ができていないのだろう。
コロナ・バブルでサラブレッド生産頭数は増えている。
この春、初産馬が多かったのかもしれない。
直腸と膣を上下に切り分け、直腸の孔と膣壁の孔それぞれにしておいて、それぞれの孔をしっかり縫うのがコツ。
手術時と手術後しばらくは、大量の便が来ないように絶食と下剤投与も必要。
それが、秋になって離乳してから手術しましょう、と言う理由のひとつ。
もうひとつ受傷後は分娩で傷んでいて、糞汁で汚染されてもいるので、傷として治ってからやりましょう、ということ。
直腸膣瘻は、小さい損傷だとまれに自然治癒したり、
分娩後に縫合して治癒する例があるが、期待できるような確率ではない。
ー
直腸膣瘻、第三度会陰裂傷、尿膣、子宮頸管裂傷、などは秋のうちに治しておきましょう。
いずれもなかなか大変な、あるいは難しい手術になります。
年が明けてから「そういうと・・・」と手術を考えるのはのんきすぎるかな。
//////////
だいぶ前だけど
葉を落とした梅に・・・・ウグイスじゃなくてモズ(百舌)。
鳴き真似をするので「百舌」と呼ばれるらしい。
大変な手術になるのは想像に難くありませんが、先生方
葉を落としても、野鳥は飛んでいないとなかなかそれとわかりません。飛んでいると種類の判別がつきません。
以前住んでいたところの庭にアカモズが来たことがあります。絶滅危惧種だそうですが、そんなこと知りませんでした。名前の由来も今知りました。かわいがっていたカエルが速贄になった”事件”や庭でモズが繁殖したことも今はただただ懐かしく。モズは今もよく見かけます。鳴き声が聞こえると高いところにクルンクルンと尻尾を回している鳥が停まっていないかといないかと探しちゃいます。
先日、馬に合いに行く途中でぺしゃんこに轢かれて何かに少し食べられたようなまだ若いウソ(たぶん)を見つけました。冬ですね。
コツと経験が要る手術なのです。本で勉強しただけでやってみよう、というのはお勧めできません。
小鳥は動きが速いですね。写真を撮るのもとても難しいです。じっとひたすら待つのがコツなのでしょうか。
それは尚更諦めるわけにはいかない。
経管裂傷も治しますか。凄いですね。
ヒトの子宮頸管癌は全摘ですからね。
マージンの問題言えども、倫理も込みで蹄の垢煎じる価値あるかもです。
百舌てそういう意味ですか。
人でもそういうの揶揄に使えそう。
百舌は名前の由来になっていてもものまねの印象は薄いですよね。肉食ですし、強面です。ハヤニエしますしね。