真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
CALENDAR
2021年9月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
前月
翌月
ENTRY ARCHIVE
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
RECENT ENTRY
美姉妹肉奴隷
新妻・乱れ姿/楽天TV戦
美乳若妻と巨乳女将 蕩けるお宿
スワップ診察室 蜜しぶき/ex.DMM戦
昼下りの情事 すゝり泣き
痴漢と覗き 奥さんのすけべ汁
誘惑ママさん レッツラ性春!
夜這ひ海女/ex.DMM戦
パーフェクト・キス 濡らしてプレイバック
好色美容師 肉体の報酬/ex.DMM戦
RECENT COMMENT
ドロップアウト@管理人/
本番熟女 急所責め
通りすがり/
本番熟女 急所責め
ドロップアウト@管理人/
い・ん・び/ex.DMM戦
はる/
い・ん・び/ex.DMM戦
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
三十路家政婦 いかせ上手
通りすがり/
三十路家政婦 いかせ上手
RECENT TRACKBACK
CATEGORY
あ行
(129)
荒木太郎
(74)
池島ゆたか
(113)
小川欽也
(80)
か行
(310)
加藤義一
(68)
小林悟
(69)
さ行
(303)
関良平
(3)
関根和美
(101)
た行
(113)
竹洞哲也
(77)
友松直之
(23)
な行
(60)
中村和愛
(6)
新田栄
(127)
は行
(103)
浜野佐知(的場ちせ)
(133)
深町章
(129)
ま行
(28)
松岡邦彦
(31)
森山茂雄
(11)
や行
(116)
山﨑邦紀
(62)
主に渡邊元嗣と、わ行
(138)
一般映画、雑記
(89)
索引
(20)
BOOKMARK
m@stervision
説明無用、日本最強のピンクス。但し、もう建物をお出になられた
新約ピソポソ
2007年九月で消滅した旧本館より継続して使用中の掲示板です
エクセスフィルム
全面刷新したエクセス公式サイト
駄楽ひまなときブログ
行きつけのお店のブログ、下戸なのに。しかも閉めたんだけどね
ツイッタ
戯れに呟いてみたりもする
友松直之のブログ
友松直之監督のブログ、激しくエモーショナル
影への隠遁Blog
山﨑邦紀監督のブログ
To Live and Die in Tokyo
歴戦のピンクス、キルゴア二等兵氏のブログ
こびりつき映画記
サイボク氏のブログ、ピンク映画に関するエントリー多し
BATTLE BABES HC
SHIN氏のブログ、ピンク映画啓蒙運動も展開中
横浜のロマンポルノファンのブログ
そのまんまです
MY PROFILE
goo ID
dropoutcowboys
性別
都道府県
自己紹介
福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
仮名遣ひは正仮名を使用。
SEARCH
このブログ内で
ウェブ全て
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
マゾヒスト/ex.DMM戦
か行
/
2021年09月13日
「
マゾヒスト
」(昭和60/製作:ビッグバン/提供:にっかつ/監督:菅野隆/脚本:磯村一路/プロデューサー:伊藤秀裕・高橋省一/企画:半沢浩・植木実/撮影:鈴木耕一/照明:遠藤光弘/録音:谷村彰治/編集:菊池純一/音楽:坂田白鬼/助監督:金沢克次/色彩計測:鈴木悟/製作担当:鈴木真己/VE:赤坂昇/記録:坂本希代子/スチール:浅石靖/出演:小川美那子・杉下なおみ・野上祐二・江崎和代《友情出演》・中沢京子・瀬川れい子・中田文・久木念・有働智章)。出演者中、江崎和代のカメオ特記は本篇クレジットのみ。同じく中沢京子が、ポスターには金沢京子。あと、各種資料には音楽が坂口博樹とあるのは、要は坂田白鬼が、坂口博樹の変名といふことなのか?
ベッドに裸で横たはる小川美那子と、手前で体育座りの野上祐二。「君と最初に会つた時のこと」、「俺はよく覚えてゐない」。いきなり火を噴く、覚えてねえのかよ!といふ実も蓋もなさ。「その頃の俺にとつては、全てがどうでもいゝことだつた」、やぶれかぶれぶりが清々しい、野上祐二のモノローグ起動。「かうなつたのも」と続けた言葉を、愛染恭子や神代弓子らと同様、看板級の扱ひに終ぞ報ひ得ず、結果的に大してプログレスしなかつた覚束ない口跡で「少しは先生の所為です」と小川美那子が引き継いだ上で、暗転白抜きのタイトル・イン。ジョニ赤に発色するレタリングが、Tシャツが欲しくなるほど激越にカッコいゝ。寧ろ、その瞬間がこの映画のピークであつたのかも、
そこ!?
一応程度の総合病院に新しく赴任した看護婦の河村ミサ(小川)を、杉下なおみパイセンが案内する。なおみ(絶対仮名)がミサを紹介しようとした内科医の山口(野上)は、それが半ば常態化してゐるらしく、休息室で酒に浸り寝てゐた。山口は大学病院のエリートであつたものの、患者を死なせた偉いさんの医療ミスを被る形で要は都落ち。燻るのも通り越し自暴自棄気味の山口と、なおみは廃屋同然の旧病棟にて本格的な浣腸も繰り出す逢瀬を重ねる仲にあつた。
旧病棟浣腸戦と並行して、多分寮の自室に昔の男からの電話を被弾したミサは、特に当てもなく外出。配役残り、当時がex.ELLE NADJAとなるのか否か微妙な中田文は、ミサに万引きの疑ひをかけるALVVAYSのkey.似のコンビニ店員。久木念が、馬面の訴へにホイッホイ乗る店長。「調べさせて貰ふよ」とか下半身にまで手を捻じ込むぞんざいな身体検査の末に、店長は―服の―「上からぢや判んねえや」。パン一のほぼ全裸にミサを脱がせる出し抜けな超展開にも度肝を抜かれ、るのはまだ早いんだな、これが。結局ミサが何も盗つてゐないとなると、中田文が脊髄で折り返して号泣する、プリミティブといふか何といふか、兎も角凄まじいシークエンスには何だこれと引つ繰り返つた。その他主たる役所(やくどころ)としては、舌圧子で口内をガチャガチャ掻き回す乱暴な診察を経て、少し喉が痛いだけなのに上半身裸にさせられる患者が、脱いでゐる分、上位に来る筈といふビリング推定なら中沢京子。但し何れにせよ、女の名前がひとつ余る。割とでなく脆弱な―俳優部の―面子の中、格の違ひを地味に見せつける今風にいふと菅野隆映画のミューズ・江崎和代が、ミサが指輪を盗んだと騒ぎを起こすマダームな入院患者。新しい勤務先までミサを追つて来る、元不倫相手のヨシザワ先生は有働智章。
菅野隆映画祭、最終章。金子修介のnoteによると、前作の「セクシー・ドール 阿部定3世」(昭和58/脚本:佐伯俊道/主演:三東ルシア/未配信)が自ら認める失敗作で暫し干されたのちの、最終第五作は見るも無残なロマンX。数年後に、亡くなられたらしい。“見るも無残”といふのは今作個別の話ではとりあへずなく、今後場数を踏み重ねて行くうちにまた何か見つかる、のかも知れないけれど、佐藤寿保昭和61年第四作「
制服処女 ザ・ゑじき
」(脚本・事実上の主演:渡剛敏)や広木隆一(a.k.a.廣木隆一)昭和63年第一作「
菊池エリ 巨乳責め
」(脚本:石川欣/主演:菊池エリ)の如く、ビデオ撮影といふ条件をメタ的に取り込む戦法でも採らない限り、この壮絶な画質では誰が何を如何に撮つたところで、基本見るも無残な代物にしかならないやうに思へなくもない。
元々持つてゐた被虐嗜好を物騒に拗らせた女が、折角再起しかけた男の人生を恐らく破滅させる。無体な物語は指輪騒動とアドレナリン爺さんの件―山口はよく見破つたな―を通して羞恥バックヤードを力技で回収、よくいへばミサの外堀を入念に埋める流れに論理性を酌むのが関の山。山口から攻撃的なプラシーボを打たれた、ミサの瞳に様々な光景が映る画の、即ち安いビデオ合成のデストラクティブな酷さには一昨日なベクトルで眩暈がさせられ、山口がミサの手首に、度重なるリストカットの痕跡を認める。画期的に新しかつたにさうゐない折角のシークエンスにも、当然情け容赦ない腐れ画質が無差別に水を差す。菅野隆らしさは旧病棟の凝つた―といふほどでもない―ロケーションに認めるのが精一杯の南風かなあ、といふ程度で、兎にも角にも、劣勢を強ひられた裸映画がアダルトビデオに抗戦を試みるに際し、選りに選つてな最悪手に菅野隆もむざむざ盛大な爆死を遂げた、矢張り見るも無残な一作。「ただ忘れてゐた女が」、「今度は忘れられない女になつた」。折角綺麗にキマッた野上祐二のモノローグを、地獄の氷が溶けたとて心許ない口跡で小川美那子が「少しは先生の所為ですよ」。アバンで犯したミスを律儀に蒸し返す、間の抜けたラストなんてもう完璧、逆の意味で。これでも2010年の―35mmフィルム―プリント廃棄前最後の上映時には、世間の片隅でシネフィルが色めきたつてゐた事実に対して、この期には生温かさを覚える気にもなれない。所詮はキネコの一言で事済む虚無的な、咲きすらしなかつた不具の、もとい不遇の徒花である。
ミサと山口が入つた連れ込みの窓から引いて、パンしかけてまた何処に何某かあるのか全く判らない、多分ランダムな一点に軽く寄る漫然とした街景ロングに“終”。柳田友貴ばりの常人には理解不能な謎カメラワークが爆裂する、正体不明のオーラス。一箇所横長の長方形にボカシがかけられてゐるのは、全体
そこに映つてゐた何が禁忌に触れた
のか。
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
goo ブログ
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
gooおすすめリンク
おすすめブログ
【コメント募集中】スタッフの気になったニュース
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
gooブロガーの今日のひとこと
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!