真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
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福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
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わいせつ性楽園 をぢさまと私
友松直之
/
2010年01月20日
「
わいせつ性楽園 をぢさまと私
」(2009/製作:幻想配給社/提供:オーピー映画/監督:友松直之/脚本:大河原ちさと/撮影:飯岡聖英/助監督:田辺悠樹/制作担当:池田勝る/撮影助手:橋本彩子・関根悠太/メイク:堀川なつみ/スチール:つちやくみこ/タイミング:安斎公一/編集:酒井正次/ダビング:シネキャビン/出演:水無月レイラ・野上正義・里見瑤子・山口真里・金子弘幸・吉川けんじ・蘭太郎)。
上野(野上)は御年七十、日本人男性の平均年齢七十八歳までは後八年。七年前に一切登場しない妻を最終的には脳にまで転移した癌で亡くし、現在は次女で総合職のOL・明美(山口)と二人で暮らす上野は、弥生町三丁目交差点の近くで、DV彼氏・ケンジ(金子)とバイオレンスな痴話喧嘩の真最中のマリカ(水無月)と出会ふ。ところで馴染みの薄い主演女優の水無月レイラであるが、例へば誰に似てゐるのかといふとペニシリンの(元)ベースにソックリだ。その場はケンジから匿ふ流れになるところまではいいとして、挙句にパニック障害の発作を起こしうづくまつたマリカを、上野はひとまづ自宅に連れて帰る。ケンジとは判れたもののかといつて他に行く当てもないマリカは、明美は出勤時からの予定で仕事とやらで会社に泊まり、実家に帰つて来る筈の嫁に出た長女・由紀(里見)も友達の家に泊まるとかいふのをいいことに、結局そのまま上野の家に一泊する。翌朝、上野が切らしたタバコを買ひに出た隙に、帰宅した明美はすは老親の火遊びかと脊髄反射でマリカを追ひ出してしまふ。持病の常服薬・パキシルを台所に置き忘れて来たマリカを、上野は追ひ駆ける。母親の交際男(友松直之の役得)に手篭めにされ、以後半ば寝取るやうな状態になりつつそれが原因で家出。以降は種々の風俗を渡り歩きトルコのボーイのケンジと暮らし始めた身の上話を、案外あつけらかんとマリカは上野に語る。セックスは決して嫌ひではなかつたが、パニック障害はその流浪の過程で患つた、マリカの腕にはリスカの痕もあつた。
共に清々しい男優部濡れ場要員の吉川けんじと蘭太郎は、吉川けんじが、旦那には実家に帰ると偽りラブホテルに外泊する由紀の、不倫相手のテニス・コーチ。蘭太郎は仕事と称して深夜のオフィス・ラブ一大正面戦を展開してみせる、部長である明美のバター犬部下。同時進行する姉妹の熱い夜が交互かつ怒涛に挿入される件が、今作に於ける桃色方面の最高潮。その他出演者としてクレジットは全くない上で、風俗でのマリカの客、マリカを輪姦すケンジの悪友、が三人。それに女の子+目を離したお父さんと、重複してゐる者もあるやも知れぬがピンク映画にしては割と大勢見切れる。
ハイライトがアバンタイトルとして置かれもするものの、マリカと上野の唯一度きりの情交は、何時まで経つても本丸には突入しない。里見瑤子と山口真里の絡みも、姉妹それぞれの情事がエクストリームに交錯する一幕のみ。上野の淫夢とマリカの回想中で随時消化しながらも、観終つた後よくよく考へてみれば意外と実は女の裸比率が低い今作に際し、少なくともピンク的には前作にしてサイバーパンク・ピンクの最高傑作「
メイドロイド
」に於いて完成させた方法論を、今回も友松直之は踏襲する。中身は肩の力を抜いた無常観もしくは陽性の苦労話といふ形で、主には主人公二人によるひたすらな対話によつて始終を紡ぐ。さうなると名優ガミさんには勿論一欠片の不足もないまゝに、正直容姿と同様何処かしらぎこちない、水無月レイラの長台詞には苦しさも覚えぬではない。ところが終盤の感動的に大胆なミス・リーディングを経て、ピンクといふ次第で濡れ場も利したダイナミックな幻想あるいは美しい奇跡を導入するや、穏やかでありつつも同時に力強い、大らかな人生賛歌へと綺麗に着地してみせる終幕は他を圧倒して素晴らしい。間違つても楽観的ではない状況の中で、それでも友松直之ここにありきを叩き込む、人情ピンクのウルトラ強力な傑作である。
尤も、ひとつどうしてもツッコまざるを得ないのが。上野がマリカから導かれたナウな(笑)若者文化といふのが、オレンジレンジといふのは如何せん古過ぎる。ただでさへCDも売れぬ売れぬと喧しい昨今にあつて、なほかつピンクの主要客層に伝はる落とし処とはそれならば果たして何処なのか、といふとそれもそれで中々以上に難しいところではあるのだが、それにしてもオレンジレンジはあんまりだ。リアルタイムのチャートには遠く既に名前はなく、加へて直截にいふならばそれを超えて残るバンドでもない。この辺りの感覚の古さは如何にも活動屋、といつてしまへばいへなくもないやうな気もするが、それならば更に遡らうともX JAPAN辺りの方が、まだしも引合としての強度を有してゐるのではなからうか。もうひとつ“をぢさま”の元ネタにわざわざカリ城のクラリスを引張つて来るギミックも、別に不要なやうにしか見えない。
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