閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

雨が降るまえに

2022-06-11 17:03:39 | 日々

手をつないで踊ってるひとたち。

梅雨入りするのか、しないのか、あいまいな毎日。
べつに「梅雨入り宣言」をしていただかなくても、降るときは降る、降らないときは降らない。
この時期はすっかり「あじさい園」になっている庭だけど、あじさい以外のものも少しはあるので、急いで一回りしてきましょう。雨が降るまえに。

 

ひまわり、咲いた。小鳥の餌のこぼれたの。
ロシアか、ウクライナか、たぶんそのあたりから来たひまわりの種。

 

つぼみのあいだ、ずーっと一緒にいたバッタの子は、どこへ行っちゃったかな。

 

アナベル、ピンクと白と。
(あ、これはあじさいだ…笑)

 

カレンジュラの復活の早さ!
種がいっぱい落ちたので、また来年咲くでしょうとのんびり考えていたら、来年じゃなくて、すぐ芽が出て、たちまち咲くのだった。
へなへなした柔らかい植物だから、たぶん梅雨は越せない気がするけどなあ。

 

「ナイトスカイ」という名前は、濃い色の花に散らばっている白い点々を星に見立てて?
ペチュニアは、日照不足や長雨でだめにすることが多かったが、今年は鉢植えにして、ひどい雨のときは軒下に避難させるなど、手をかけている。怠け者の閑猫にしては、かなりがんばっている、ということ。
しかし、鉢が大きいので移動が重い。もっと小さい鉢にすればよかった。

 

ビデンス。今は「ビーダンス」(Bee Dance)の名で出回っている。
「はちみつの香り」と書いてあった。まあ、たしかにそんな感じかな。
(でも、本来は、蜂蜜に花の香りがするんだよね…)
売れ残って半分枯れかけたようなポット苗を、つい哀れに思って買ってしまったけれど、切り詰めてやったらどんどん新芽が出てきて、いまこれくらい。

 

これも梅雨どきにきれいな(でも、どうしてもきれいに写せない)アスチルベと、雨の前のつかのまの晴れ間を楽しむクレ坊。

 

そして、アナタは、だれ?

たしかこのあたりに昨年はハゼランが生えたので、ハゼランかと思って様子をみていたが、どうもそれらしくない。未知なる植物だ。
つぼみのような、咲いてるような、小さい地味な花。何だかまったく見当がつかない。
周囲を調べると、他にも見慣れない植物の芽がいくつかある。要観察。

ホームセンターで売っている園芸用土というのは、袋詰めの前に殺菌してあるから、こういうことはあまり起こらない。まったく飽きない建設残土。

…などと書いているうちに、雨、降ってきました。

<6月12日追記>
画像検索という便利な機能を使うと、インターネット上の膨大な画像の中から、これと似たようなものがずらっと表示される。これかも? というのをいくつか見ていったら、わかりました。
サクラソウ科オカトラノオ属ギンレイカ。
花は5ミリくらいでほとんど開かない、葉の裏が紫、という点も一致する。
「銀鈴花」という地味なわりにきれいな名前は、まんまるの実を銀の鈴に見立てたもの。これは閑猫よろこぶ系ですね。実になるのをたのしみにしよう。
(しかし、「山地の湿った日かげに生える」とあるけれど、ここは午後から西日がかんかんあたる上、砂っぽくて乾きやすい。だいじょぶかねえ?)

手元の図鑑の絵は、雰囲気がだいぶ違っていたので、たぶん自力では探し出せなかったと思う。
以前だったら「色と形」さえ「なんとなく」合ってれば、何でもかまわず表示されたのに、いまはもう植物しか出ない。検索くんも、かしこくなったものです。

 

本日の「いいね!」

修学旅行生に作品破壊された作家が声明

作品を見たことはないけれど、この人の対応は素晴らしいなあ。
中学生も、ユーチューバーばっかり見てないで、こういう機会にちゃんとした大人のふるまいというものを学んでください。

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ちらっと・これで最後

2022-06-09 17:09:44 | サンゴロウ&テール

『光のカケラ』の校正きた。
さあ、いよいよ最終巻です…が…

 

コレが。

 

どいてくださあ~い。

 

近い近~い!

そしていきなり最初のほうで大きな矛盾を発見してしまい、頭を抱える。
うーむ。どうしよ。

(…と、悠長にブログなど書いてないでさっさとやらねば間に合わないぞ)

 

だ~か~ら~、どいてくださいってば!

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クレコマ

2022-06-07 16:31:26 | 日々

一見のどかな午後の光景…ですが…

 

じつは、見た目ほどのどかではないんだな。

 

お互い、気になる関係なので…

 

くつろいでいるふりをしているんだけど…

 

ほらほら、コマがちょっかい出し始めると…

 

たちまち、どたんばたん。

コマやの嫉妬深さというか、末っ子気質というか…何でもかんでも「ボクが、ボクが!」「ボクも、ボクも!」と強引に割り込んできて、自分が主役になろうとする。(上の連続画像も、その結果です)
コマがいないのを見計らってクレをかまっていても、いつのまにか音もなく忍び寄ってきていて、ふと見るとそこにいるからビックリする。何か高性能レーダーでも持っているみたい。
動物としては、これも重要なサバイバル能力といえるでしょう。

 



一方、かしこいクレ兄ちゃんは、うるさい弟をじょうずに避けて、ちゃんと自分だけの「お気に入りの場所」を確保している。
そして、夕食どき(とくに魚系)になると、どこからともなく駆け込んできて、テーブルにあがりこみ、熱烈くれくれ攻撃を…。

 

日に日に赤くなる紅子ちゃん。

 

こちらは白いままの天城甘茶。

 

鳥さんズ。

ワタシは誰でしょう。

 

メジロです。
ちんまりした可愛らしい小鳥のイメージがあるけれど、これでなかなか気が強いし、首を伸ばしてさえずっている顔といったら真剣そのもの。

 

ワタシは誰でしょう。

 

ホオジロ君でした。

「一筆啓上つかまつり候」という聞きなしで知られているホオジロのさえずり。実際は「イッピツ」のあとのバリエーションが多くて、なかなかそうは聞こえない。
今年のホオジロは「一発蹴ったろかオマエ」みたいなことを言うので穏やかでない。

 

こうしていろんな鳥のソングポストになっていた枯れ枝ですが、先日の大雨+強風で数本が折れて落下。翌朝見たら、庭の端に、大人の背丈ほどもある枝が、太いほうを下にまっすぐ突き刺さって立っていた。
もうすっかり枯れきって弱くなっているので、今年じゅうにみんな折れてしまうかも。落ちるのはいいけど、大事なアジサイを折らないでほしいです。

 

本日の「いいね!」

Platinum Jubilee concert

女王様、パディントンとお茶を。

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チキチキ

2022-06-05 14:36:06 | 日々

「チキチキチッ!」と鋭い声でさえずるのは、

 

キセキレイ。
つつつっと滑るような独特の歩き方で、家の屋根の上を移動しつつ鳴くこともある。下からのぞくとたまに目が合う。

 

セキレイのなかまは、わりと人家の近くに巣を作ることが多い。ガレージや物置、とめてある車のすきまなど、この時期は要注意です。

 

紅子ちゃんは、ピンクに。

 

斑入り山アジサイの「天の川」。今年は花がひとつだけど、だいぶ大きくなった。

 

あら? アナタ、だれ?(また・笑)

えーっと、ヒメヒオウギ、かな。小さいながら、はっきり自己主張している色。
ヒオウギ、ヒメヒオウギ、ヒメヒオウギズイセン、ヒオウギアヤメ、と似たような名前が多く、必ずしも同属とは限らないのでまぎらわしい。
建設残土に種が混じっていたのか、昨年もらってきたネリネの球根についてきたのか、不明。

 

 

 

 

 

ヒペリカム(金糸梅)。

 

このあたりはみんな、梅雨入り前後のいつもの顔ぶれ。
ピンクのシモツケは、ずいぶん大株になって道にはみだしてきた。


本日のにゃんズ。

コマ吉。

 

クレ坊。

 

真鈴さん。
象さんをどかして自分の場所をつくっている。

 

本日の「いいね」…じゃない。

脱サラして「古民家そば店開業」なぜ失敗?
地方移住への憧れが生む落とし穴
 

「田舎あるある」ですねえ。そば屋と、パン屋。

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林なつこさん原画展

2022-06-03 10:24:08 | お知らせ(いろいろ)

グリム童話『ねこのおひめさま』(あかね書房 2021年11月刊)に楽しい絵を描いてくださった林なつこさんの原画展です。

えっと…画像小さくてよめないかな。。。
東京の人には「谷中」といえばだいたい見当がつくと思いますが。

日時:2022年6月17日(金)~30日(木)
会場:ひるねこBOOKS

営業時間、定休日、アクセス等は、上のリンク先からごらんください。
原画展については→こちら

『ねこのおひめさま』原画のほか、描きおろし作品、オリジナルグッズ、サイン本の販売もあるそうです。

 

 

 

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20周年

2022-06-02 20:31:36 | サンゴロウ&テール

1巻目『ドルフィン・エクスプレス』(岩崎書店刊)の誕生日は、2002年5月30日、でした。
いるかさん、ありがとう。

 

こちらもいただきもの。三日月島のおみやげ。

真珠貝のかたちのマドレーヌ。
「あおさのり入り」なんて、アサギ岬のハナおばあさんが焼く「小エビのクッキー」みたい。

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「ドルフィン・エクスプレス」「三日月ジョリー」

2022-06-01 09:32:32 | お知らせ(新刊)

大変お待たせいたしました。
新装版<三日月島のテール>シリーズ、まずは2冊。①『ドルフィン・エクスプレス』と②『三日月ジョリー』(偕成社)ができました。

プレスリリース →こちら

岩崎書店版の『ドルフィン・エクスプレス』が2002年だったので、今年でちょうど20周年です。
そんなにたったのかと、あらためて、びっくり。
(そういえば、サンゴロウを書き始めたとき保育園に行ってた息子が、ドルフィンの頃には中学生になっていて、それにつれて作品の世界も変わっていったのでした)




旧版とのサイズの比較、こんな感じ。ハードカバーから、ソフトカバーに。
カバーイラストは5巻とも描きおろし。
中のイラストは、前と同じのもあるし、新しいのもあります。
文章はほとんど変わりません。表記の統一など、こまかいところをちょこっと手直ししました。

 

文字組み、左が旧版、右が新装版。

***

そもそも、黒ねこサンゴロウも登場するこのシリーズが、どうして別の出版社から出ていたのか、という話をすると長くなるので、またの機会にいたしますが…

3年前のサンゴロウシリーズの「奇跡の大重版」につづいて、長く品切れ状態だったドルフィンシリーズもこういう形で復活し、うみねこ島と三日月島が、海をはさんでようやくつながった感じで、ほっとしています。
こころよく移籍を承諾してくださった岩崎書店さん、引き受けてくださった偕成社さん、ほんとうにありがとうございました。

2024年がサンゴロウの30周年になるので、それに間に合うといいかな、くらいに考えていましたが、思ったよりずっと早く実現することになりました。
エクスプレス船なみのスピードで作業を進めてくださった編集の千葉さん、テールにぴったりのデザインを考えてくださった装幀の杉浦さんに、心から感謝を。
そして、追加の絵をたくさん描いてくれたまもるさん、いつもありがとう。

③『流れ星レース』と④『波のパラダイス』は6月下旬、⑤『光のカケラ』は7月に、順次発売の予定です。

 

コマヤもお手伝いありがとね。

 

*2014年にサンゴロウ20周年記念で作った別館<海岸通り6番地>は、テールのシリーズも含まれているので、よかったら見にきてください。このところずっと更新はないけれど。
(放置していたので更新のしかたを忘れてしまった…笑)

 

 

 

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