閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

透ける・木々

2013-05-10 13:53:23 | 日々


どちらを向いても眩しいものばかり。
上見て歩くのですぐ日に焼けてしまう。


 

柿。後ろはアカメガシワ。 他にも3種くらい。

 

キンモクセイも若葉は明るい。

 

イチョウの葉っぱに「鳥」発見。

 

メタセコイアの目もさめるような黄緑色。

 

 

 

 

 

録画してあったTVドラマを見る。
場所はどこか山の中の自然体験施設みたいなところ。
無農薬野菜など作って自給自足の集団生活をしている人々・・という設定。
畑が映る。働いている人がいる。何作ってるのかなあ、と思わず目をこらす。
うちは農家じゃないけれど、自分でちょこっとでもやっていると、
よその畑が気になるようになるんです。

なんだか奇妙な畑だ。畑に見えない。
そもそも畑の土の色ではないし、畝立てもしていない。
子どもの砂場みたいなところに、植物らしきものが並んで植わっている。
けれど、それが何なのか、見てもさっぱりわからない。
色だけみょうに鮮やかな緑色で、形があいまいだ。

これは、きっと、あれですね。
おそらく、ロケ地に、もともと畑はなかったのでしょう。
広場みたいなところに土を盛って、急遽それらしくこしらえた。
花壇なら、鉢植えでも買ってきて植えればすむ。
野菜はそうはいかない。
大根やじゃがいもを買ってきて、ちょいちょいと土に埋めたって、
畑には見えないでしょ?
根菜はだめだ。実もの、葉ものでなくちゃ。
だけど、スーパーでキャベツやレタスを買ってきて並べても、
やっぱりぜんぜん畑には見えない、でしょ?

春に放映されるドラマなら、たぶんロケはまだ寒い時期。
温室育ちのナスやピーマンなんか、わざわざ持ってきても
しおれてしまう可能性が高い。
時間も限られてるし、予算も足りないし。
いいんじゃない、フェイクグリーンで。
大丈夫だよォ、どうせそんなとこ誰も見てないんだから。

・・と、ディレクターさんが言ったかどうかは知らない。
例によって本筋と関係ないとこを見ていた閑猫は、
どうやったらもう少し畑らしく見せることができたか、ということを
いつまでもいつまでも考えている。

そうだ、下手に物を植えたのがいけない。
何も植えないで、耕すふりしてればよかったんじゃない。
そのへんの林に入れば腐葉土がいくらでもあるでしょう。
何袋か持ってきて、ばらまく。鍬の入るとこだけちょっと深くして。
長靴に軍手。一輪車に肥料の袋。ホースも要るかな。
あとは、種まきでもしている格好で、どうかしら?

こういうことを考えるのは、じつに面白い。
次回も録画しておこうっと。


 

以下ほとんど私信 >時鳥さん

月光を浴びて守宮の影冷えぬ
月を待つ壁ちょろ「下戸」と呟けり

う~~む、
どうしても「月」も入れたい季重なり(爆)

(注)
守宮は爬虫類のヤモリで、夏の季語。
壁ちょろは、地方名(たぶん九州)。
英名をGecko(ゲッコー)と言うそうなので、遊んでみたところ。
文語はよくわかんない閑猫。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする