閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

タイムトラベル

2009-06-10 14:24:04 | 日々
できそうで、できたらいいなあと思うけれど、できないものの筆頭。
わたしはSF小説や映画が好きだけれど、時間を逆行することだけは、
いくら科学が進んだ未来でも絶対ありえないんじゃないかと思う。

このあいだ「ターミネーター」についてMと話していたら、
どんどん頭がこんがらがってしまい、なかなか元に戻らない。

スーパーに行ったら特売日の赤いのぼりが立っていた。
ここは毎週火曜と水曜が特売日だから、
きょうはそのどちらかなんだろうと思う。
うちでは誰も通学や通勤をしていないので、
正確にどちらかということはそれほど重要でない。
知らないうちに1日くらい、あるいは1週間くらい、
あるいは丸1年くらい、前か後にタイムスリップしていても
気づかないんじゃないだろうか。

冷凍食品の棚を、買うつもりはなく眺める。
ピラフでもきつねうどんでも、電子レンジで1分40秒でできてしまうという。
すでに古典になったアシモフの「銀河帝国の興亡」では
銀河系を往来する原子力宇宙船の中でそのようなものを食べていたが、
いまやどこの家庭も宇宙船なみの装備をもつようになった。
しかし人類はまだ月に行くのさえやっとだ。

もしかしたら、いま自分がいる、ここは、
どこかの世界のパラレルワールドなのかもしれない。
という考えが唐突に浮かぶ。
宇宙船で大鍋にお湯を沸かしてうどんを茹でているような世界が
ここと同時に存在するのではないか。
そして、もしかしたら、あちらのほうが本物なのではないか。

しかし、仮にそうだったとして、またそれがわかったとして、
何がどうなるというのか、考えても余計こんがらがるだけなので、
すこーし首をかしげたまま、エアカーではない地上車に乗って帰還。
(あ、水曜でしたね、きょうは)
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