弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

鳥人間コンテスト2013

2013-09-07 21:16:43 | 趣味・読書
今年の鳥人間コンテストは、7月27、28日に琵琶湖で行われ、9月4日にテレビ放映されました。私はビデオ収録して6日に観ることができました。

本年の出場チームと記録

過去の記録

まずは人力ディスタンス部門です。
《人力プロプラ機ディスタンス部門 今年の上位順位》
優勝 東京工業大学   20,399
2位 日本大学      2,724
3位 芝浦工大(タンデム) 885
4位 帝京大学       569
・・・
9位 東北大学       42

優勝は東京工業大学マイスターです。下に人力ディスタンス部門の過去の優勝記録を掲載します。
コースは、湖上をスタート地点から20km進むと折り返してスタート地点を目指します。ここ3年ほど折り返し地点未達でしたが、今年は東工大チームがやってくれました。東工大のサイトに航跡図が掲載されています。折り返し地点を目指す場合、東工大のように北西方向に進むか、あるいは南西方向に進むかを選択する必要があります。北西に進路をとった東工大は、途中西風を受けて難渋していました。その点では、南西に進路をとったらもろに向かい風だったかもしれず、北西選択は正解でした。そして、横風に難渋しながらもさほど距離ロスはしておらず、安定したフライトだったと感じられます。最後は「足がつった。痛い!」と絶叫でした。筋肉の限界までこぎ続けたのでしょう。


去年、一昨年と東北大が二連覇しており、東北大は三連覇目標、他のチームは三連覇阻止を目標に戦いました。その東北大は最後に飛んだのですが、まさかの42m着水でした。何があったのでしょう。
去年も、東工大が587mという不本意な成績で着水しています。名門の御三家(東北大、日大、東工大)であっても、実際飛んでみないと何が起こるかわからない、ということでしょうか。

日大は去年と同じ2位でしたが、記録は去年(12,342m)より落ちました。

今年、帝京大が569mの成績で4位に食い込みました。記録には出場回数5回とありますが、過去7年ほどの人力ディスタンス記録を調べましたが見あたりませんでした。そういう意味では突然のデビューで4位入賞です。
私の大学時代の同じ研究室で1年後輩だった大森さんが、現在帝京大の教授に就任されてこのチームの指導をされているというのはご本人からうかがっていました。今回テレビ放映後、大森さんのお話によると、名門御三家は機体重量が30kg代という軽量機を実現していますが、御三家以外のチームでは人数、予算が少なく、何よりも設計ノウハウの蓄積がありません。そのため、機体重量も50kg代で設計・製作しているとのことでした。そのようなハンディの中での4位入賞は快挙です。
記録では帝京大は「サポーター賞」を受賞しています。ビデオ観戦では注目していたのですが、このチームの放映時間はせいぜい1分、それも応援団とおぼしきサンバのお姉さんの映像が半分程度でした。番組的には致し方ないでしょうが。

[人力ディスタンス 過去の優勝履歴]
開催年 回 優勝距離 優勝チーム
        m
1986  10   512 チームエアロセプシー
1987  11   436 日本大学
1990  14  1,810 日本大学
1991  15   500 日本大学
1992  16  2,020 チームエアロセプシー
1993  17  2,181 日本大学
1994  18  2,372 日本大学
1995  19  8,764 チームエアロセプシー
1996  20  9,762 大阪府立大学
1998  22 23,688 チームエアロセプシー
1999  23  4,913 大阪府立大学
2000  24  7,946 大阪府立大学
2001  25  3,824 東京工業大学
2002  26  6,201 東京工業大学
2003  27 34,654 日本大学
2005  29 22,813 日本大学
2006  30 28,628 東北大学
2007  31  3,998 東京工業大学
2008  32 36,000 東北大学
2009 中止
2010  33 18,556 東京工業大学
2011  34 18,687 東北大学
2012  35 14,129 東北大学
2013  36 20,399 東京工業大学
コメント
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