晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

9 月29日の木星

2022年09月30日 | 木星
9 月29日は高気圧に覆われて一晩中いい天気が続きました~

 しかもこの高気圧…移動性高気圧のハズですがなんと東進することなくピタッと停滞してくれてます。ありがたや、ありがたや、いや~、感謝感激です! 

 シーイングは夏のベストほどではありませんがこの時期としては申し分ないもので文句を言ったらバチが当たるレベルです。さあ、さっそく惑星撮影会を始めることにしましょう!

 で、今日は土星の撮影はパスして即、木星からスタートです。この日のイベントとしては19時30分頃から大赤斑が見えて、20時30分頃にかけてイオが木星の前面を通過して、しかもイオの影がイオ本体を追い越すというちょっと面白い現象があるので早め撮影したたのですが… 高度がまだ30°~35°だったので解像度の高い画像は撮れずじまいでした。

 ということで、いきなりですが本日のベストフォトからご紹介しましょう。

 2日前に衝を迎えた木星(21時57分撮影)撮影時高度47°


 9月27日の衝の日は天気が悪くて撮影できませんでしたが2日後のほぼ衝の木星を撮れたことはとてもラッキーでした。ネットニュースによると「2022年の木星の衝には非常に特別なことがある。衝の瞬間、木星の位置は地球から正確に5億9360キロメートルの距離にあり、これは1963年から2139年の間の最接近位置であるため166年に一度の「ベスト」ポジションなのだ。」とあるのだが、これまたずいぶんキャッチーな話題を探してくるものだとえらく感心してしまいました。(笑)

 では、ここからは時系列で紹介していきます。
 こちらは20時41分の木星です。(撮影時高度37°)

 衛星イオが木星表面上にあるときから撮影していましたが、高度が30°以下だとさすがにフニャフニャなのであえてご紹介はしませ~ん。 (^^ゞ

 20時59分撮影(高度40°)

 木星の自転も速いですがイオの動きはそれ以上ですね。あっという間に木星から離れていきます。

 21時39分撮影(高度42°)

 大赤斑が正面に来たときは気流が悪くなったので残念ながら解像度の高い写真は撮れませんでした。

 21時57分撮影(高度47°)

 高度が高くなってきたことの影響が大きいと思いますが、気流も落ち着いたので大赤斑の後流?の渦がよく写りました。

 22時12分撮影(48°)

 シーイングは一定ではないので同じ露出でとっても写りはビミョーに違います。

 23時00分撮影(高度51°)

 大赤斑が端に行くと写りは悪くなるのですが今日はホントに気流がいいようです。この位置で大赤斑の内部が写るのはめずらしいのではないでしょうか。

 23時11分撮影(高度52°)

 23時00分と23時11分の画像は大赤斑を横から見る位置にある写真ですが、これを見ると大赤斑はややくぼんでいるように見えます。大赤斑は台風のような大気の渦なので中心部分がくぼんでいてもおかしくないですが、それが地球から撮影できるかはちょっと疑問ですね。

 さてさて、本日の木星の南中は23時18分です。まだまだ木星を撮影したい衝動に駆られますがこの辺で火星撮影の準備開始です。火星はかなり明るくなって現在等級は-0.6等です。視直径は11.8秒なのでまだまだ大きいとは言えませんが今日はシーイングがいいので気合いを入れて撮影しましょう。

 で、火星の観望記録は次回のブログでご紹介しま~す。しばしのお待ちを~


新月前日の月(月齢28.5)

2022年09月25日 | 
月齢28.5(輝面比0.012)の細い月ウオッチングに行ってきました~。

本日の月出は4時21分です。月が見え始めたのは4時34分でした。
雲間から月が見えた時の高度は1.7°。この後、すぐ雲に隠れてしばらくは見えませんでした。

2022/9/25 4h34m06s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1600 F9 1/2se


雲を抜けたのは4時40分過ぎ、空が明るくなってきましたがかすかに地球照が見えています。

2022/9/25 4h44m42s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO800 F9 1/6se

この時の遠景はこんな感じ、月高度は4.2°です。

2022/9/25 4h47m39s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm IS8600 F9 1/6se


新月25時間33分前の月、輝面比は0.00126です。

2022/9/25 4h52m45s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1000 F9 1/40se


空が明るくなってきました。

2022/9/25 4h58m38s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f270mm ISO640 F9 1/50se


青くなった空の中で輝く究極に細い月はいつ見てもきれいですね~。

2022/9/25 4h59m23s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO640 F8 1/60se

そろそろ限界です。双眼鏡でも目をそらすと見えなくなるレベルです。

2022/9/25 5h07m43s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO640 F9 1/80se


これが本日のラストショット。一応写っていますが見えますかね~。

2022/9/25 5h16m48s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO640 F9 1/320se


次回は11月23日です。
この日も条件がいいので晴れたらウオッチングしてみることにしましょう。


9月21日の土星・木星・火星

2022年09月24日 | 木星
 9月21日夜のスターリンク衛星観望と3惑星撮影会の記録で~す。

 この日は9月19日に打上げられたStarLink G4-34が18時33分頃、天頂(82°)を通過する予報が出ていたので外に出て夜空を見上げてみました。

 最大高度はベガのすぐ近くで見つけやすい場所ですが予報光度が2.3等なので難しいかなぁと思って待ち構えていると… ん!? 南西方向の仰角40~50°でフレアを起こす複数の衛星が一瞬見えました。

 スターリンクか?と思ったが確信は持てず、結局ベガ付近を通過するはずのスターリンクも肉眼では確認できませんでした。

 さて、今夜は久々の惑星撮影会です。始めはいつものように土星から撮影開始です。9月も下旬になったので夏の気流は望めませんが今宵は大陸から移動性高気圧が来ています。予想していたよりは気流が安定していたので夏場ほどではありませんがそこそこ写りました~。

21時44分の土星(光度 0.4等 視直径 18.3" 輝面比 1.00 撮影時高度35°)


 本日の土星南中は21時04分です。すでに土星は西の空に移動してますので、ここからは木星の撮影です。夜半には大赤斑も見えてくるので頑張って撮影することにしましょう。

22時23分の木星(光度 -2.9等 視直径 49.8" 輝面比 1.00 撮影時高度46°)


 ↑ 木星の撮影は22時から始めましたが22時20分過ぎに気流が落ち着いてこの時期としては上出来と言えるなかなかいい感じの木星画像となりました。
 
22時30分


 ↓ 大赤斑が顔を出したのは23時過ぎ… 今宵の木星の南中は23時53分です。

23時11分(撮影時高度50°)



23時36分



0時29分



 画角に衛星が入ってきました。こちらはカリストです。大赤斑の周りは荒々しい大気の渦がたくさん見えますが他の場所にもたくさんの乱気流が見えます。木星はいつみても迫力ありますが今年はいつにも増して気流が暴れているような感じがします。

0時58分



1時03分



1時09分



今回の撮影を時系列で並べるとこんな感じで~す。



さて、1時を過ぎるとさすがに木星は南南西の空に移動して高度も下がってきたのでここで火星にスイッチです。火星の高度はまだ40°ですが夜明け前には70°を超えてきます。高度60°を超えれば実質ADCを使わずに撮影できるので期待できるぞ~と思って撮影を開始したのですが、なんと4ショット撮影したところで急激に雲が湧き出してまさかの撮影続行不可~となってしまいました。

 1時36分(光度 -0.4等 視直径 11.2" 輝面比 0.87 地心距離 0.83au)



 今年は火星の撮影を開始すると曇り始める傾向があるのでまだナットクできる画像を取得できていません。火星はこれから急激に近づいて明るくなるので今後に期待しましょう!

天気図はこんな感じでした~




〈9月25日追記〉
スターリンク衛星ウオッチングの時に記録用として撮影していた画像を確認したところスターリンク衛星らしき物が写っていました。通過図とほぼ同じコースなのでスターリンク衛星で間違いないと思います。この画像を見ると明るさが一定ではなく後半でフレアを起こしているので南西の空で見た複数のフレアもスターリンク衛星だった可能性がありますね。




三沢基地航空祭2022 観覧記録

2022年09月13日 | Weblog
 NASAの飛行機が三沢に飛来した!ということは前日(9/10)のツイッターで話題になっていたので知ったのですが私にとっては存在すら知らなかった飛行機でした。三沢航空祭は過去にもめずらしい機体(B2-Bなど)が展示されることがあったので今回も展示されるのではと期待が膨らみました~。

 さて、今回抽選で当選したものの三沢基地航空祭はこれまで行ったことが無いので事前の情報収集が重要です。一番気になる駐車場ですが3年ぶりの開催となる今年は基地周辺に無料駐車場を用意しているとのこと、朝5時頃からは入れるというので下記のようにプランを立てました。

 22:00仙台出発→紫波SAで珈琲タイム→八戸自動車道 折爪SAで仮眠→05:00無料駐車場着

 で、実際は21:30仙台発→23:00紫波SA着(お店はすべて閉まっているので自販機の珈琲をモバイルSuicaで購入して、ほっとコーヒータイム)23:10紫波SA出発 → 0:40折爪SAに到着したのですが…

 なんと深夜にもかかわらず誘導員が誘導灯を振って駐車場所を案内しています。え… 誘導員が何人もいる。ここはSAといってもコンビニ(ミニストップ)とトイレだけのPAのような場所のはず…

 誘導員に案内されて駐車場を進むと、おおー満車です! なんじゃこりゃ~ スゴイ数の車です。とりあえずコンビニ前の唯一空いているところに車を止めて誘導員に、
「あの~、どうしてこんなに誘導員がいるんですか?」と尋ねると
「ああー、今日は特別で…」
「明日の三沢ですか?」
「そうです。みなさんここで仮眠を取って、たぶん早朝には一斉に出ると思います。」
(なるほど、コンビニから離れた場所の車はすべて窓を目隠しておやすみモードのようです)
「そうなんですね~。ご苦労様です。」
とお言葉をかけてコンビニに入ると…

 むむ、お客さんは数人しかいませんが、フツーのコンビニでは感じない緊張感が充満しています。あー、この雰囲気はNHKドキュメント72時間「夏コミケのコンビニ」で見た様子そのものだ。店員さんたちが黙々とおにぎりを並べてこれからやってくる激混みの準備をしています。
 店内は青森土産寄りの品揃えが所せましと並べてありましたが、おにぎりの数とお弁当の数は私にとっては初めて見る量の多さで圧倒されて逃げるように車に戻ってしまいました。(笑)

 さて、車に戻って仮眠を取ろうと思いましたが駐車場所がコンビニ前で明るいこととひっきりなしに車が出入りするのでどーも仮眠モードに入れません。あらためて外を見るとけっこうの車が青森方面へ出て行ってます。ナンバーを見ると福島、宮城、秋田、さらに関東圏もちらほら… う~む、これは早めに三沢に行った方が得策なのか… 

 結局、早めに三沢入りすることにしました。眠気も覚めたので01:40に折爪SAを出発、ここから三沢は近いので02:30には無料駐車場に着きました。無料駐車場は暗かったので正確には分かりませんがかなりの数の車がとまっていてみなさん就寝中のようでした。で、私もお仲間に入れてもらって仮眠モード開始です。西の空には大分低くなった満月が見えていました~。

 05:00アラームの音で目を覚まして周りを見ると、多くの方が動き出していました。駐車場前の道路を見るとファルコンゲートに向かって歩いている人が多数います。三沢基地への入場門は三カ所です。ここから一番近いオカゲートは距離にして300mほどで基地内移動用バスの乗車場所となっているところですがバスはゲートオープンの8時にならないと乗れません。

 ここから2番目に近いファルコンゲートは距離にして2kmありますがバス待ちの時間を考えるとファルコンゲートで待つ方が早く入場できるはずです。ということで、みなさんと一緒にてくてくとファルコンゲートに向かって歩くこと30分、5時30分過ぎにはファルコンゲートに着きましたがすでに300mの列ができてました。これはまだいい方で最終的には1km以上の列ができていたそうです。

 ここからは8時のゲートオープンをただただ待ちます。三沢基地は米空軍の基地でもあるので持ち込み物には厳しい規制があります。3辺の合計が100cmを超える物はリュックでも三脚でも椅子でも持ち込み不可です。なので持ってきた椅子はかなり小さい物でしたがそれに腰掛けてひたすら待ちました。

待ち時間を利用して本日の展示飛行スケジュールを見ながら基地内での動きのシミュレーションです。
〈展示飛行スケジュール〉
8:45 オープニングフライト(F35A,F2,F16,EA-18G〉
9:20-9:40 米空軍F16 機動飛行
9:55-10:05 F15J 訓練飛行
10:10-10:20 F-2 機動飛行
10:40-10:20 UH-60J 訓練飛行
10:55-11:05 F35A 大編隊航過飛行
11:00-13:00 JAL定期便の飛行
13:05-13:20 CH-47J 訓練飛行
13:25-13:40 EA-18G 機動飛行(キャンセル)
13:45-14:05 米空軍F16 機動飛行
14:10-14:25 F35A 機動飛行
〈地上展示エリア〉
エプロン東側-自衛隊エリア、エプロン西側-米軍エリア
 これから入場するファルコンゲートは基地の東端なので見学コースとしては自衛隊展示エリアから進んで、展示飛行を見ながら西側の米軍エリアに向かうという動きになります。
 途中でグッズ販売のブースも見たいし、お昼は米軍エリア内にあるバーガーキングに行きたいし、アメリカングルメ屋台も見逃せないなぁ~などと考えているとオープン時刻20分前に列が動き出しました。お、早めのオープンか!?と思ったら列が詰まっただけで、結局、8時をちょっと過ぎたときにゲートがオープンしました。→ photo

 基地に入ってからは手指消毒エリア→手荷物検査エリア→金属探知機によるボディーチェックエリアの3関門を通ってやっと広~いエプロンに出ました~。

 やった~、ひさびさの航空祭です。気持ちが高まります! で、NASAの飛行機ですが、行けども行けどもお目にかかれません… なんと米軍エリアの一番奥にありました。着いたときにはすでに黒山の人だかり… さすが超レアと言われる飛行機です。

 この飛行機の正体は、テキサス州ヒューストンNASAジョンソン宇宙センター(JSC)所属の気候大気調査機「マーティンWB-57Fキャンベラ(N926NA)」です。

 韓国・烏山空軍基地をベースとして行っていたモンスーン調査(8月2日から9月1日まで)を終えてヒューストンに帰る途中、三沢基地航空祭に合わせて寄ったものと思われます。

 パイロットのADAM KLEINさんとDARROWさん、ブルースーツがお似合いですね。

 この飛行機は元々は高高度戦術爆撃機であり、あのU-2偵察機の前身だった機体でもあります。なので翼長が37.5mととにかく長いので全体像を写すのには苦労しました。ちなみに全長は20mです。

 B-57キャンベラの初飛行は1953年ですが今回飛来したWB-57Fは1963年初飛行なので機体年数は59年でまもなく還暦です。WB-57Fの建造数は21機ですが飛行可能なのはNASAが保有している3機のみ… FAA上のレジストリは2025年となっているので見られるのはあと数年かもしれませんね。

 アップで撮影すると年季が入っているのが分かります。

  エンジンは、プラット・アンド・ホイットニー TF33-P-11A ターボファン

 ↑ このエンジン2基で高度18,000mまで上昇します。推力は 15,500 lbf (69 kN)

↑ ベースボールユニホーム風の二人は専属のグランド・クルーで常に同行しているようです。

 マーティンWB-57Fキャンベラ(N926NA)は韓国・烏山空軍基地に向かう途中、7月26日に三沢基地に立ち寄っています。モンスーン調査はおもに東シナ海で行っていましたが、フライトレーダー24で確認したところ2日ほど仙台上空(高度16,000m)を通過して太平洋に出ていたことが分かりました。

 早速、WB-57Fをフライトレーダー24のアラートに登録したので今度来たときは見逃すことなくウオッチングできるぞ~。(笑)

 こちらは高さ3mの撮影台から撮ったWB-57F。なんと撮影用の高台を用意してくれてました。サービスいいですよね~。この角度から見るとまさに「怪鳥」ですね。駐機しているときには翼端が下がっていて羽を休めている鳥の様相です。

 さて、ここまでWB-57Fキャンベラのことばかりだったので。ここからは三沢航空祭のハイライト写真も少々ご覧ください。(^^ゞ

 なんと言っても今回の見どころは三沢基地に配備されている航空自衛隊のF35Aです。12機による大編隊航過飛行、そして展示飛行の大トリで見せてくれた圧巻の機動飛行!凄すぎました~。

 ステルス戦闘機なので日の丸も含めてモノトーンコーデです。

↑ 湿度が高かったのかヴェイパー出まくりで機体が見えなくなることも何度かありました。

第301飛行隊の部隊マークはマフラーをした「カエル」で第302飛行隊が「オジロワシ」です。

こちらは太平洋空軍デモンストレーション・チームのF-16の機動飛行前準備の様子です。

この機動飛行が凄い! アフターバーナー全開でキレッキレのアクロバットはまさにド迫力!

空を切り裂く飛行と爆音、そして目の前を通り過ぎるスピードの速さには圧倒されました。

↑ よく見るとパイロットのグローブが星条旗です。わぉ!(拡大写真はこちら→photo

こちらは海上自衛隊のUS-2、新明和工業が開発した海洋における救難に特化した飛行艇。

US-2のエンジン は ロールスロイス社製 AE2100J ターボプロップ4基、

プロペラは推進効率のよいブレード6枚のダウティ・ロートル製のR414、めっちゃ美しいです。

天気は悪くなかったのですが展示飛行の時は曇り空になるという残念な空模様でした。

とにかく基地内が広すぎて急ぎ足で移動したのですが全部を見ることはできませんでした。

あ、昼はバーガーキングに行って本場のワッパーをいただきました~。


 当然ながら激混みなのでメニューは2種類、ワッパーJrのコンボセット(1450円)とチーズバーガーJrのコンボセット(1500円)のみでした。バンズは日本とは違ってどっしりとした重量感があって、中にはコールスロー・ドレッシングに近い味のソースがたっぷり入っていて、それがパテの味を引き出していてとても美味でした。(← おまえはグルメレポーターか!)

 さて、さて、アメリカングルメの屋台で食べたいもの(フライドオレオなどetc…)がたくさんあったのですが、カロリー高めのバーガーキングで満腹になりその他には食指を伸ばすことができませんでした。ざんねん~、
 
 まだまだ見たいものがあるのですが、時間はあっという間に15時になって基地内に蛍の光が流れ始めました。展示機体もみな一斉に帰投の準備です。エンジンを始動して次々と離陸していく様子を見るのは航空祭のもう一つの楽しみですが、隊員のみなさんの作業の妨げになるので、エンジンを始動したUS-2を横目に見ながらファルコンゲートへと向かいました。US-2のSTOL性能(短距離離陸)を間近で見るチャンスではありましたがまたの機会ということで諦めました。

 今年の入場者数は、公式発表によると3万5000人ほどだったそうです。初めて行ったのでかなり混んでるなぁと思ったのですが例年は9万人だということなのでこれでもかなり空いていた方なんだなぁと思いながら帰路につきました。(仙台には20:00前に着いたので大河ドラマに間に合いました~)
 
 以上、三沢航空祭2022 観覧記録でした。


〈おまけの動画〉9月18日追記
三沢基地航空祭2022 F16高速機動飛行!

三沢基地航空祭2022 F16デモチーム 超低速飛行~垂直上昇

三沢基地2022 F16デモチーム 高速ロール

三沢基地航空祭2022 F16デモチーム 離陸~ギアアップ~ハイレート機動飛行


KC-135ストラトタンカー(空中給油機)



CV-22オスプレイ

オスプレイのコックピット

後部の出口には大きな機銃が…

この巨大なローター兼プロペラでホバリングから水平飛行に移るシステムは実に興味深い…

この翼がこの機体を支えるだけの揚力を持ち合わせているとは、どーも思えないのだが…

なんとも不思議な飛行機ですね。



中秋の Full Moon 名月

2022年09月10日 | 
 今年は中秋の名月と満月の日が重なって100%まん丸の月でお月見となりました~

 天気が良かったので遠征とも思いましたが、今夜は出かける予定があったので自宅でのお気楽撮影です。日中は快晴でしたが夕方からは奥羽山脈を越えた雲がモクモクとやって来て満月時刻の18時59分は月の周りに薄雲が広がってしまいました。

 月高度も8°とかなり低かったのでクッキリとしたシャープな写真は撮れませんでしたが「満月時刻の中秋の名月」を記録することができました。


満月時刻の中秋の名月(撮影時高度8°) 

2022/9/10 18h59m11s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1000 F9 1/1250sec


フルムーン名月2022

2022/9/10 20h17m36s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1250 F14 1/640sec


 さて、今夜は出かける予定があると言いましたが星の撮影ではありません。明日の三沢基地航空祭を見るため早めの出発です。3年ぶりの開催となった三沢基地航空祭は事前申し込みの抽選でしたが、ありがたいことに入場チケットが届いたので行ってきました~。

 その様子は次回のブログで(なんとNASAの飛行機が展示されていました~)

8/22撮影のISS画像を再処理(AS!3→RegiStax6)

2022年09月02日 | ISS(国際宇宙ステーション)
 8/22に撮影したISSの解像度を上げるべく再度画像処理をして見ました。
前回は方法2でしたが今回は方法1の「AS!3で動画からスタック」です。

方法1 AS!3で動画からスタック
元動画→SER Playerプレーヤーで動画確認→解像度の良いフレームをセレクトしてAS!3でスタック
→Registax6でウェーブレット→ステライメージで画像処理→完成

方法2 ステライメージでコンポジット
元動画→PIPPでTiff画像に保存→解像度の良いフレームで連続している画像をセレクト
→ステライメージでコンポジット→ステライメージで画像処理→完成

 ISS画像の解像度を上げるにはできるだけ多くの枚数をスタックする必要がありますが、AS!3ではフレームナンバーを指定して動画から任意の範囲でスタックできるのでとても便利です。

 今回はRegiStax6のウエーブレットが効果を発揮したのでステライメージで処理したときよりは解像度が上がったように感じます。比較のためスタック対象の元動画も並べてみました。



file.No8079-8085.6枚スタック画像
*こちらは最大仰角通過直後だがスタック枚数が6枚と少ないため画質の荒さが目立ちます。

file.No8079-8085.元動画 6flames




file.No8122-8129.7枚スタック画像
*こちらもスタック枚数は7枚と少ないのですが1枚目の画像よりは解像度が高くなっています。特別な処理をしているわけではないので結局のところ元動画の画質次第ということになるようです。

file.No8122-8129.元動画 7frames



file.No8266-8289.23枚1.5X Drizzleスタック画像
*こちらはスタックするときに1.5X Drizzleを使って画像サイズを大きくしたもの。火星などの視直径が小さい惑星の時に使うことがあるがうまくいった試しはないので効果は未知数でしたが、ISSでは処理次第では効果があるのかもしれません。

file.No8266-8289.元動画 23frames



file.No8710-8770.60枚スタック画像
*こちらは連続している60フレームをスタックした画像です。距離は遠くなっているが上記の動画よりは揺れてないのでそこそこの画像が浮かぶと思ったがそうではなかった。1.5X Drizzleを使わなかったからなのか単に画像処理が適切でなかったのかは不明。

file.No8710-8770.元動画 60frames




file.No10037-10098.60枚スタック画像
*これは撮影終了間際のかなり遠ざかったISSをダメ元でスタックしてみたもの。今回は枚数が少ないのですべて100%スタックをさせているが50%に制限して良質画像でスタックすると画質は良くなるのだろう。そのためにはもっと速いFPSのカメラがいいということになりますよね~。(買うか!?)

file.No10037-10098.元動画 60frames


 これまで、日本は気流が悪いから海外の方が撮るようなISS画像は無理だよね~と思ってあきらめの境地でしたが、今回の画像処理を通して海外の方と同じ写真は撮れなくても、もう少し近づくことはできるのかなぁと感じました。

 飽くなき挑戦は今後も続きますよ~。

〈関連ブログ〉
(惑星カメラ・L+RGB合成編)
ISS拡大撮影(L+RGB編)その6 2022.6.27
ISS拡大撮影(L+RGB編)その5 2022.6.9
ISS拡大撮影(L+RGB編)その4 2022.5.21
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(惑星カメラ・Daylight Pass編)
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(デジカメ編・選)
3月24日 ISS Daylight pass 2021.3.24
3月23日 ISS Daylight pass 2021.3.23
3月19日 ISS & HTV-9 EP Battery Pallet 2021.3.20
青空の中のISS 2021.2.12
8月3日のISS 2020.8.4
ISS拡大撮影~HTV-3確認編~ 2012.8.11
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ISS拡大撮影ミッション(1)「ファーストショット」 2008.2.3