晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

4月30日19時23分 北の空を通過するISS

2010年04月30日 | ISS(国際宇宙ステーション)
朝方見えていたISSが夕方の空に戻ってきました。

今日の通過条件はなかなかいいようです。


飛行コースは南西から北東へ、ほぼ天頂を通ります。

撮影システムはいつもと同じですが、カメラをD90にして
RAWファイルを同時に撮影してみることにしましょう。

RAWでは連写が効かなくなるはずです。何枚でシャッターが切れなくなるか
テストしてみましょう。さらにライブビューでピントを合わせるとピントずれ
を起こすのでジャストのピント位置を探すことも今日の大切な課題です。

残念ながら帰宅時間が遅かったので、温度順応はできていません。
なので恒星でピントあわせをしても、ピントの追い込みがいまいちです。

とりあえずD50のピント位置18.84mmで撮影してみましょう。

ISSが来ました。

どひゃ~、ピンがぼけぼけです。

2010.4.30 19:22:30 D300mm f3000mm D90 ISO800 1/800

ほんの少しピントを移動させて…

2010.4.30 19:22:54 D300mm f3000mm D90 ISO800 1/1000

まだ、ずれているのでさらにピンを動かして…

2010.4.30 19:23:13 D300mm f3000mm D90 ISO800 1/1250

まだずれていますが、これでよいことにしましょう。

2010.4.30 19:23:16 D300mm f3000mm D90 ISO800 1/1250

やはりRAWで撮影すると連写ができなくなります。急にシャッターが押せなく
なってしまうのは困りますね。上記の写真は同時取得のJpeg画像です。

こちらは去りゆくISS

2010.4.30 19:23:43 D300mm f3000mm D90 ISO800 1/800

撮影後、ピント位置を計ると19.16mmでした。次回の参考にしましょう。

RAW画像の処理は後日することにしましょう。

ISS超拡大眼視5thミッション

2010年04月29日 | ISS(国際宇宙ステーション)
4月29日プレスリリース
    「ISS超拡大眼視ミッションの5回目を本日予定通り行います」

「あれ?前回の4thミッション報告は事実上のギブアップ宣言でしたよね。」
   →ISS超拡大眼視4thミッション
「それは事実誤認である。そもそもこのミッションは…」

「まぁいいでしょう。ところで、今回は条件がよくないようですが
   ズバリ、目的はなんですか?」

4月29日ISS通過条件


「その通り今回は条件がよくない。直距離は770kmである。しかし今後この
  ISS超拡大眼視ミッションを成功させるためには追尾精度の熟練が必要となる。
  今日はそのためのプラクティスである。あえて拡大率は125倍で行う。」
「ほほ~、単なる練習ですね」


今日の拡大眼視ミッション・システムはWHITEY DOB30(f1,500mm F5)にHC12mmである。
powermate2×は使用しない。今回の実視界は下記の通りである。

f1,500mm HC-12mm(見掛視界42°) 倍率125倍
実視界=42°÷125倍=0.33°(20.1分)

視野20分は非常に厳しい数値である。しかし、あえてハードルを高くすることに意義がある。

時間です。幸い最大仰角の頃はほぼ水平にISSが移動します。
待ち伏せ作戦には、なかなかよいコースです。

正立ファインダーでコースを先取りして…、アイピースをのぞいて…、
キター! 見えた! えっ! おっと消えた…、

さらにまちぶせして…、キター! え! なんと言うことだ…、

重大な発見をしました。なんとまぶしすぎてISSの詳細が分かりません。
光の固まりです。空飛ぶ光る下駄です。F5では明るすぎるのです。
この現象については、ISS超拡大眼視1stミッションの報告にありました。→blog
その時は全く気づきませんでした。

今日のISSは-3等級です。日没後の金星を望遠鏡で見るような感じです。
前回の4thミッションではっきり見えたのはpowermate2×を使用してF10
にしていたからだと思われます。

2ndミッションの時は高度35°で地球の影に入ったのでF5でも天頂付近まで
はっきり見えたのでしょう。→ISS超拡大眼視2ndミッション

今後のミッション遂行のためにアイピースと実視界についてまとめておきましょう。

実視界
焦点距離1,500mm
☆PL25mm(52°) 60倍 52°÷60倍=0.86°(51.6′) ← 1st.2ndミッション
☆HC12mm(42°) 125倍 42°÷125倍=0.33°(20.1′) ← 5thミッション
・PL10mm(52°)150倍 52°÷150倍=0.34°(20.4′)
・Ph8mm(60°) 187倍 60°÷187倍=0.32°(19.2′)
・Ph5mm(60°) 300倍 60°÷300倍=0.20°(12.0′)

合成焦点距離3,000mm(powermate2× 使用)
☆WA32mm(70°) 93倍 70°÷93倍=0.75°(45.0′) ← 4thミッション
・Ph25mm(60°) 120倍 60°÷120倍=0.50°(30.0′)
・PL25mm(52°) 120倍 52°÷120倍=0.43°(25.8′) ← 3rdミッション
・Ph18mm(60°) 166倍 60°÷166倍=0.36°(21.6′)
・Ph15mm(60°) 200倍 60°÷200倍=0.30°(18.0′)

☆はISSを確認できたミッション

使用アイピース類

左からPh5mm、HC12mm、PL25mm、WA32mm

PHOTON ・ED アイピース

2010年04月25日 | 土星
ふだん、ISSの拡大撮影に使っているWHITEY DOB30は
その口径から星雲・星団観望や月面観察では存分に
楽しめる望遠鏡ですが、実は惑星もよく見える望遠鏡です。

惑星を見るには300倍くらいの倍率がほしいところですが
手頃な値段でそこそこ見えるアイピースはなかなかありません。

しか~し、最近…
「国際光器のフォトンは値段の割にはいいらしいよ…」
という噂を風の便りで聞いたので、とりあえず国際光器のHPを
見てみる…「ふ~ん、EDねぇ~、値段は¥6,800ですか。それなりの
値段のアイピースは見え方もそれなりなのでねぇ~」という感想で終了!

ところが、ごく最近、天文エキスパートのKさんから、
「知ってる?国際光器のFなんとかというアイピースがいいらしいよ」
という話を聞いたので、こりゃ本物か?と思いテストしてみました。

使用したアイピースは5mm、ドブにつけるとちょうど300倍です。

天気が悪く、惑星を見るチャンスがなかったのですが
今日は久々によい天気です。テスト開始です。

望遠鏡は夕方6時頃からセットして温度順応させます。
テスト時間は龍馬伝を見終わったあとにしましょう。
その頃は土星が南中する頃です。

時間です。はじめにHC-12mmで見てみましょう。
ふひょ~!今日は気流がいいです。よく見えます。

あちゃ~、撮影すればよかった…と思っても後の祭り、
今からの撮影準備は、ちと無理です。今日は観望に徹しましょう。

今日の土星はきれいです。串のように細い輪、土星の中央に見える
一本の黒い線、細い輪が土星に落としている影です。

ではフォトンで見てみましょう。おぉ、これはすばらしい、
すっきりとした見え味です。コントラストもいいです。
短焦点のアイピースとしては私の持っている物ではベストです。

衛星も見えます。9.7等級のレアはもちろん、10.4等級のデイオネと
10.2等級のテチスも確認できます。気流がよかったことの影響は
多分にありますが、フォトンは十分楽しめるアイピースです。

アイレリーフが高く、高さも調整できるのでとても見やすいことも好印象です。
西の空に傾く火星も見てみましたが、視直径7.6"はさすがに厳しく、模様
までは確認できませんでした。しかし、極冠は確認できました。
なかなかいいアイピースかもしれません。視野が広い(見掛視界60°)
ので長焦点のアイピースもいいかもしれません。

ひょっとしたらISS拡大眼視ミッションに最適かも…!?



STS-131まもなくLANDING

2010年04月20日 | STS(スペースシャトル)
1st OPPORTUNITYは悪天候で延期でしたが、天候が回復し
2nd OPPORTUNITYでLANDINGすることが決定しました。

20時45分軌道離脱噴射に向けた姿勢制御が始まりました。

姿勢を仰向けにして後部を進行方向に向けます。

21時02分 軌道離脱噴射開始です。

着陸予定時刻は22時08分です。

姿勢を戻して降下中

現在位置、仙台東方1000km付近の太平洋上空、

21時40分、まもなくアラスカ湾上空です。

アメリカ上空に到達しました。

LANDINGまであと15分、

まもなくタッチダウン!

見えてきました!

バン!バン!と2回衝撃波が聞こえました。

無事タッチダウン!

山崎宇宙飛行士おかえりなさい!

山崎宇宙飛行士、無事帰還しました。

次回のフライトは日本人女性初の長期滞在ミッション…かな?

STS-131 Ascent Highlights

2010年04月19日 | STS(スペースシャトル)
山崎宇宙飛行士が乗るSTS-131のランディングは
天候不良のため明日に延期になったようです。

STS-131のリフトオフシーンのみを編集したビデオ
STS-131 Ascent HighlightsがNASAのMultimediaに
UPさました。→STS-131 Ascent Highlights

今回も迫力のあるシーンがてんこ盛りです。

メインエンジン点火!

今回は落下物が多かったようです。

これはリフトオフ直後、コックピット付近からはがれ落ちる物体。

こちらは話題となった垂直尾翼から落ちるタイル。

落下シーンをクローズアップするような編集になっています。

夜明け直前のリフトオフですが噴射に露出が合っているので、

映像としてはかなり暗く写っています。

地球の夜明けです。

この直後にブースターを切り離します。

補助タンクを切り離して、打ち上げ成功!

まるで深海を泳ぐクジラのようですね。

STS-129 Atlantis Ascent Highlightsはこちら→YouTube

STS-130 Endeavour Ascent Highlightsはこちら→YouTube

4月17日春の大雪

2010年04月17日 | お天気
仙台でも積雪が観測されました。

4月17日6時42分撮影、5時頃から降り始めたのですが
あっという間に雪が積もって、このような景色になりました。


庭のハナミズキの花芽には雪の華が咲きました。

4月17日の積雪は、仙台では3番目に遅い記録だそうです。

仙台遅い積雪ランキング
1位 1947年4月23日
2位 1984年4月20日
3位 2010年4月17日

毎年3月下旬頃にウグイスの初鳴きを聞くのですが
今年はまだ聞いていません。春はいつ来るのでしょうか?

米国中西部の大火球

2010年04月16日 | 隕石・小惑星
米国中西部のウィスコンシン州で大火球が目撃されました。
以下、4月16日付のSpaceweather.comより

「MIDWESTERN FIREBALL(米国中西部の大火球)
午後10時5分頃(米中部時間)ミネソタ、ウィスコンシン、アイオワ、
イリノイ、ミズーリの各地で緑色の火の玉が目撃されました。

大火球は小惑星が大気圏に突入することによって引き起こされます。
超低周波音の測定値からこの火球のエネルギーはTNT火薬20トン
(0.02Kton)と見積もられています。」

火球の動画→movie
ニュース映像→news

NASAの気象環境学者のビル・クックはこう述べています。
「この隕石の大きさは幅が1メートルほどで重量は約1,260kg、
火球としては、ごく一般的な大きさと言えます。このサイズの
火球は1ヶ月に平均して14個も地球に落下します。その多くは
海や人が住んでいないところに落下するため目撃されません。」

「この火球による隕石の落下があったのか?と言う質問に対する
答えはYESです。かなりの落下があったと思われます。」

〈管理人補足説明〉
ビル・クックさんは一般的と言ってますが、かなり大きな
火球だったようです。目撃報告によると…

「初めに緑色の明るい流星が見えて、空が数秒間青く光り、
直後にいくつかの断片に分裂して流星は消えたそうです。
火球が消える瞬間に空がオレンジになって、辺り一面が
昼間のように明るくなったそうです。見えていた時間は
10-15秒間ほどだったそうです。」

この写真はウィスコンシン州のダウンタウン、マジソンにあるAOSSビルの
屋上のWEBカメラが捉えた火球落下の様子です。

火球が爆発する瞬間の光が飛行機雲を明るく照らしています。
飛行機のコックピットからも見えたのではないでしょうか。

さて、この火球…、すでに隕石が発見されたそうです。わぉ!

隕石ハンターが集結しているそうなので、さらに発見されることでしょう。

アメリカでは落下隕石がオークションに出品されることあるので、落札さえできれば
意外と簡単に購入することができます。


昼間の火球としてニュースになったテキサス州オースチン火球→blog
この時もたくさんの隕石が発見されて話題になりました。

アメリカのe-bayオークションにこの隕石が出品されていたので、
試しに入札したら、手頃な値段で落札できてしまいました。

ニュース映像に映っている昼間の火球が今、手元にあるのですから
すごい時代になりましたね。

月齢1未満の月撮影ミッション!

2010年04月15日 | 
2010年4月14日の新月時刻は21時29分…、

ということは4月15日の日没直後は月齢1未満の
月が見られることになります。これは究極の二日月です。

日没直後の月齢は0.9…、はたして肉眼で見える
のだろうか? 撮影はできるのだろうか?

で、チャレンジしてみました。

場所は以前月齢1.3の月を撮影した、西の空が
とにかく広い、とある星見ポイントです。→月齢1.3

本日のミッションはかなりの難易度です。
日没15分後の月高度は僅かに6.5°、30分後は3.9°です。
月齢0.9の月は日没何分後に見え始めるのか?そのデータはありません。

天気はあまり良くありませんが、高気圧が近づいているので
晴れることを期待して出かけましょう。

星見ポイントに着きました。日没30分前です。セッティングを急ぎましょう。
ピントあわせをかねて、沈む夕日を撮影…

2010.4.15 18:05:26 SE200N 直焦点 D90 ISO200 1/640

かなり雲があります。月齢0.9はたぶん眼視で見つけるのは難しい
ので、恒星→金星でアライメントをとって、自動導入をしましょう。

といっても恒星が見えないので四苦八苦…、結局あきらめました。

日没15分後…、雲がじゃまして金星が見えません。

日没30分後、やっと金星が見えました。しかし、月は見えず…、
双眼鏡で探すも、全く見えず…、水星も見つかりません。

2010.4.15 18:46:52 f52mm F5.6 D50 ISO200 1/4

そろそろ月が沈む時刻です。水星が見えました。

2010.4.15 18:55:44 f56mm F5.6 D50 ISO800 1/3

結局、月齢0.9の月は見えませんでした。やはり無理なのかなぁ、
この時の気温はたったの3℃…、ダウンを着てもブルブルでした。

ミッションとしては失敗でしたが十分楽しめた撮影会でした。

~帰宅後~

とりあえず、デジカメの写真をパソコンに保存しながら
画像を確認していると…、ほひょ? わわわ! あちゃ~!
なんと、ほそ~い月が写っていました。気づかなかった~。

月齢0.9の細い月

2010.4.15 18:46:58 f100mm F6.0 D50 ISO800 1/4

トリミング画像

おわかりでしょうか、中央のやや上に細い月が写っています。

しかも、20cm直焦点で写したラストショットに偶然入っていました。
左上に写っているのはまぎれもなく月齢0.9の月です。

2010.4.15 18:51:14 SE200N 直焦点 D90 ISO800 1/6

トリミング画像

ピントが甘く、しかも強風でぶれていますが、位置さえ確認できれば
確実に撮影できたはずです。残念! この時の月高度は2.7°でした。

月齢1未満の月撮影ミッションは今後も継続です。次のチャンスを待ちましょう。

ビスコ 宇宙に行く!

2010年04月12日 | ISS(国際宇宙ステーション)
山崎宇宙飛行士の宇宙滞在は7日目に入りました。
ミッションは順調のようです。

きぼう船内で記念撮影するSTS-131クルー、
左から時計回りに、ドロシー・メカフ・リンデンバーガーさん、高校教師です。
ブルーのシャツの方は、アレン・ポインデクスターさん、今回のミッション・コマンダー、
ブルース・ウィリスにそっくりともっぱらの評判です。
グリーンシャツはステファニー・ウィルソンさん、飛行3回目のベテランです。
そして、山崎宇宙飛行士、少々、お顔がムーンフェイスになっているようです。

そして、ステファニー・ウィルソンさんと一緒に写っている赤いものは…

そう、日本人なら誰でも知っている懐かしのお菓子ビスコです!

おなじみのパッケージのビスコ…、これは驚きです!

ビスコは、江崎グリコが発売しているクリーム入りのビスケット…
1933年(昭和8年)から売られているベストセラー商品です。

しかし、このビスコ…、缶に入っています。そんな商品あったっけ?
そこで江崎グリコのHPで調べてみました。

防災用保存缶入りビスコ(実売価格400円)

ふむふむ、「賞味期限は5年」…、優れものです。
「中味はノーマルビスケットのみ」…、なるほど。

今回、ビスコが宇宙に行ったということは…

NASA公認の宇宙食?それともアストロノーツのリクエスト品?
ひょっとしたら江崎グリコのCM撮影用?いや~、ビックリです。

市販品がNASA公表のメディアにはっきり写るのはめずらしいのではないでしょうか?
この写真はNASA Multimediaにあります。→STS-131 Flight Day 5 Gallery

久しく食べていないビスコ…、無性に食べたくなりました。(笑)


<追記>
ビスコ:宇宙に行く 国際宇宙ステーションの写真が話題に
2010年06月07日 (毎日新聞デジタル)

国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で4月、山崎直子宇宙飛行士(39)を撮影した写真に、江崎グリコのお菓子「ビスコ」が写っていることがネットで話題になっている。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、「ビスコ」は、国際宇宙ステーション(ISS)に5カ月余り滞在し、6月2日にロシアのソユーズ宇宙船の帰還モジュールで帰還した野口聡一飛行士(45)が持ち込んだもので、通常の宇宙食に加えて、個人の好きなものを持ち込む「ボーナス食」という。日本人宇宙飛行士はこれまで、ラーメンやカレーなどをボーナス食として持ち込み、他の乗組員にも好評だったという。

 同社によると、「ビスコ」は1933年に発売されたお菓子で、5枚当たり1億個の乳酸菌が入ったクリームをビスケットで挟んである。野口さんが持ち込んだのは、5枚入りの袋が6個入った「保存缶」で賞味期限が5年間と長期保存できるため、07年から防災食品としても利用できる缶を発売している。

 同社広報部は「歴史のある親しみやすいお菓子ですが、野口さんのお陰で宇宙でも大丈夫ということが分かった。防災食品としてのビスコを知ってもらえ、非常にありがたく思っています」とコメントしている。

*(毎日新聞デジタルの元記事はこちら→Web

4月10日4時18分 北西の空を通過するISS&STS-131

2010年04月10日 | STS(スペースシャトル)
野口宇宙飛行士と山崎宇宙飛行士が乗るISSが
4月10日未明に日本海上空を通過していきます。

仙台からの直距離は570kmもあるので、最良の
条件とは言えませんが、両宇宙飛行士が乗るISS
を拡大撮影できるチャンスは今日のみです。


今日の通過条件は上記の通り、明るさは-3.6等級です。

アークトゥルスの下付近から出現して北斗七星を通りぬけます。

昨日は不覚にも撮り逃したので今日は頑張りましょう。
シャッターチャンスはISSが順光になる北斗七星通過の直前です。

時間通りISSが来ました。

今日はカメラのリモコンを2つ持ってダブル撮影です。

う~む、やはり570kmという距離は拡大撮影にはちょっと遠すぎました。
気流は落ち着いているようですが解像度の高い写真は撮れませんでした。
ピンずれ(ピント位置19.23mm)を起こしていたのかもしれません。

距離のわりにはSTS-131がとても明るく写っています。

2人の日本人宇宙飛行が乗るISSを撮れるなんて夢のようですね。

山崎さん、野口さん、残りのミッション頑張ってください!