晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

春の女神

2007年05月06日 | 
春の女神と言えば星座ではおとめ座の
デーメテールですね。
実は、地上にも春の女神がいます。
探してみました。

いました。ツマキチョウです。
一見するとモンシロチョウのように見えますが
前翅端が鮮やかな橙色をしています。
春にだけ見ることができる蝶です。見られる期間は1~2週間のみです。

春の女神の代表はヒメギフチョウなどですが
近所にいる女神はこのツマキチョウのみです。
春の女神に間違いはないのですが前翅端が橙色になっているのは
実はオスです。メスは前翅端も白色をしています。

こちらはスジグロシロチョウです。

タンポポの花で吸蜜しています。
白い蝶はモンシロチョウと思いがちですが
モンシロチョウは意外に少ないので
なかなかお目にかかれません。


今日はみずがめ座流星群の極大日ですが
天気はよくないようです。

昨年、突発出現したオリオン座流星群と
同じ母彗星なので注目されていますが
さて‥どのような出現をするのでしょうか。

地上の青い星

2007年05月01日 | 
青い星といえば温度が高く若い星ですよね。
皆さんはどんな星を思い描くでしょうか。
リゲル、プレアデス星団‥などでしょうか。
実は身近なところにも青い星があります。

GW初日、天気がよかったので近くの自然公園に
地上の青い星を探しに行きました。

見つけました。ベニシジミです。春先いそがしそうにパタパタと飛んで
タンポポなどで吸蜜している姿をよく見かけます。
春型のベニシジミは翅の紅色が鮮やかで体も小さく
夏型に比べるととても可憐です。

よーく見ると後翅に青い点が並んでいます。
これは性標をいって♂(オス)だけに現れる紋様です。

写真ではその鮮やかさはわかりませんが
目の前で見る青斑は星のようにきれいです。
もう一つ見つけました。

こちらは越冬を終えて活動を再開したシータテハです。
翅裏はカモフラージュのために枯れ葉のような色をしています。
よく見ると渋い色の青紋が見えますね。並びが散開星団のようです。

この蝶の名前の由来になっているアルファベットのCが
とても目立っています。さて‥このC模様、何のために
ついているのでしょうか。不思議ですね。