晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

perigee moon

2013年06月23日 | 
~Web News~「スーパームーン」今夜6/23夜8時32分!
ふむふむ、最近は「最近の満月」のことを「スーパームーン」というようですね…
*「最近の満月」についてはこちらを参照→最近の満月

下の表にあるように、2013年の「月の最近」は13回ほどありますが、
今年もっとも近づく「月の最近」が6月23日(356,989km)です。

…で、その日がちょうど満月なので6月23日が「今年もっとも大きく見える満月」
ということになります。 「Biggest full moon of the year」→blog


…ということで、今回は2Fのベランダを観測地点として満月を迎え撃つことにしました。

(プチ遠征すらしないところに…、気合いのなさを感じます。)

本日の月出は18時41分です。まもなくです。たぶん樹木の間から見えるはずです。

…見えました! なんと木の陰です。最悪の位置から出てきました。(高度2.3°)

2013.6.23.18:58:08 BORG60 Powermate2× ISO200 1/125

狭いベランダを右往左往してなんとか全貌をとらえました。(高度3.2°)

2013.6.23.19:03:59 BORG60 Powermate2× ISO200 1/60

なかなか、きれいです。高度が低いのでやや扁平している満月です。

電柱・樹木をすぎて顔を出すと、なぜかシャドーバンドのような陰が…、

2013.6.23.19:09:06 BORG60 Powermate2× ISO200 1/125

どーも、雲のようです。(高度4.0°)

2013.6.23.19:09:17 BORG60 Powermate2× ISO200 1/50

このシャドーバンド雲…、よけてくれる気がないようです。(高度5.0°)

2013.6.23.19:15:28 BORG60 Powermate2× ISO800 1/400

薄くなりましたが、クリアにはなりません。(高度5.4°)

2013.6.23.19:18:09 BORG60 Powermate2× ISO800 1/250

夏の満月はとっても低いところを通ります。(高度23.4°)

2013.6.23.21:29:30 BORG60 Powermate2× ISO200 1/1000

本日の南中高度は、わずかに31°でした。

上の2枚の写真は同じ画角なのに、19時に撮った方が写真でも、大きく感じます。
オレンジ色という膨張色がそう感じさせている目の錯覚だと思いますが、不思議な
感じがします。

6月4日20時42分のISS

2013年06月04日 | ISS(国際宇宙ステーション)
本日から数日、ISSが日本上空を好条件で通過していきます。

ISSの拡大撮影は2012年10月30日以来の7ヶ月ぶりです。(冬場は気流が悪いので
ISS拡大撮影はシーズンオフとなっております…。)さて今日の気流はどうでしょうか?

惑星撮影による気流チェックの前に今日のイベントを確認しておきましょう。

ふむ、最大仰角は87°、直距離は412kmです。申し分ありません。


気流はどうでしょう?土星でチェックです。

2013.6.4 20:16:44 D300mm F10 D90 ISO800 1/60

ふ~む、気流は良さそうですが、薄雲があるようです。上空の水蒸気も多い感じがします。

おっと、ISSが台湾上空までやってきました。撮影を開始しましょう。


…見えました。かなり低いところから見えています。撮影開始です。

本日のファーストライト…、高度20° 推定直距離は約900kmです。

2013.6.4 20:40:12 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

近づいていきました…。高度は35°、推定直距離は670kmくらいかな?

2013.6.4 20:41:44 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

高度は約70°、推定直距離は450kmです。

2013.6.4 20:41:49 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

こちらは本日のベストショット。最大仰角4秒前です。

2013.6.4 20:42:00 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

今回は最大仰角まで追尾できましたが…、写りはイマイチです。

2013.6.4 20:42:03 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

鏡筒回転後はこんな感じ…、

2013.6.4 20:42:16 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

今回は見事なほどの天頂通過コースでしたが、またしてもイマイチの写真です。

以前から感じていたのですが、天頂付近は見かけ上の移動速度が速いためか、太陽光のあたり具合が良くないからか、好条件のわりにはいつも同じようなボケボケ写真です。

たまたまそのような気象条件だったのかもしれませんが、なにか原因があるのかもしれません。今後の課題として考えていくことにしましょう