天候に恵まれず11月6日以降Daylight Passを撮影する機会が無かったが12月11日にそのチャンスがやってきた。今回が通算7回目のトライアルとなる。以下、その撮影記録である。
7th トライアル
日時:2021年12月11日 16時04分 天候:晴れ(ほぼ快晴)
イベントデータ:432km、-3.7mag MAX80° SUN +1.2°
待ち伏せポイント:16h04m05s 北東38° 80° 432km
撮影データ:f1500mm ASI290MC、0.857ms、Gain = 100(16%)
結果:成功(画像取得、センタリング動画作成)
考察:今回の最大の収穫は天頂からロストすることなく高度10°までファインダーで追尾できたことである。使用しているファインダーは 9×50 だが望遠鏡がほぼ水平になる高度10°まで見えるとは思っていなかったのでとても驚いた。このことから湿度が低いときはISSの光度が-1等級でも青空の中で視認できることが分かった。
今回の通過は日没前であるが太陽高度が+1.2°しかなかったためISSを下から照らす地球反射光がほぼなかったと思われる。そのためGain 100ではやや露出アンダーになった。Daylight Passを撮影するときは太陽高度を考慮して露出を決める必要があるようだ。
202.12.11 16:04のISS
前澤友作氏と平野陽三氏が滞在するISS
前澤氏と平野氏は日本人初の宇宙旅行者(プライベート宇宙飛行士)となった。
前澤友作氏の「ほんとうに宇宙あったよ~」は、1990年12月に日本人で初めて宇宙に行った秋山豊寛氏の「これ、本番ですか?」に次ぐ名言である。スペースツーリストの言葉は宇宙をより身近に感じさせてくれる。宇宙飛行士とは違う目線での発言は新たな宇宙感覚を教えてくれてとても新鮮である。
〈参考気象資料)
過去ブログ ↓
ISS拡大撮影(Daylight 惑星カメラ編)その3 2021.11.7
ISS拡大撮影(Daylight 惑星カメラ編)その2 2021.10.29
ISS拡大撮影(Daylight 惑星カメラ編)その1 2021.10.21
〈おまけの写真〉
ISSの撮影直前に1万メートル上空を飛ぶジェット機を撮影した写真です。
ISSの400kmに比べると10kmはとても近くに感じますね…
7th トライアル
日時:2021年12月11日 16時04分 天候:晴れ(ほぼ快晴)
イベントデータ:432km、-3.7mag MAX80° SUN +1.2°
待ち伏せポイント:16h04m05s 北東38° 80° 432km
撮影データ:f1500mm ASI290MC、0.857ms、Gain = 100(16%)
結果:成功(画像取得、センタリング動画作成)
考察:今回の最大の収穫は天頂からロストすることなく高度10°までファインダーで追尾できたことである。使用しているファインダーは 9×50 だが望遠鏡がほぼ水平になる高度10°まで見えるとは思っていなかったのでとても驚いた。このことから湿度が低いときはISSの光度が-1等級でも青空の中で視認できることが分かった。
今回の通過は日没前であるが太陽高度が+1.2°しかなかったためISSを下から照らす地球反射光がほぼなかったと思われる。そのためGain 100ではやや露出アンダーになった。Daylight Passを撮影するときは太陽高度を考慮して露出を決める必要があるようだ。
202.12.11 16:04のISS
前澤友作氏と平野陽三氏が滞在するISS
前澤氏と平野氏は日本人初の宇宙旅行者(プライベート宇宙飛行士)となった。
前澤友作氏の「ほんとうに宇宙あったよ~」は、1990年12月に日本人で初めて宇宙に行った秋山豊寛氏の「これ、本番ですか?」に次ぐ名言である。スペースツーリストの言葉は宇宙をより身近に感じさせてくれる。宇宙飛行士とは違う目線での発言は新たな宇宙感覚を教えてくれてとても新鮮である。
〈参考気象資料)
過去ブログ ↓
ISS拡大撮影(Daylight 惑星カメラ編)その3 2021.11.7
ISS拡大撮影(Daylight 惑星カメラ編)その2 2021.10.29
ISS拡大撮影(Daylight 惑星カメラ編)その1 2021.10.21
〈おまけの写真〉
ISSの撮影直前に1万メートル上空を飛ぶジェット機を撮影した写真です。
ISSの400kmに比べると10kmはとても近くに感じますね…
前澤氏の乗っているISS,夕方はタイミングが合わないようであきらめていましたが、明け方のパスを見事撮影されています。スペースツーリストという新しい言葉ができたわけですね。空気が漏れているとも聞きましたが、命をかけて夢をかなえたということですね。
前澤氏のISS行きをお金持ちの道楽と揶揄する人もいるようですが、彼のISSフライトは単なる旅行ではなく冒険だと思います。エベレスト登頂も北極点到達も命がけの冒険であって高額な費用も発生します。前澤氏のISS行きはそれと同じで6ヶ月間のハードな準備期間と命の保証はない行程に高額な費用を払って挑むというのはまさにアドベンチャーそのものです。お金があったとしてもそうそう真似できるものではないので素晴らしいチャレンジング精神だなと思っています。いよいよ本日帰還ですが最後まで気を抜かずに無事帰ってきてほしいと思います。
ところで、前澤氏の宇宙からのレポートを見ているとすべての撮影がロシアモジュールからのものでアメリカモジュールでの撮影許可は下りてないことが分かりますが、ISSからの地球絶景ポイントであるキューポラから地球を眺めたのでしょうか?気になるところなので帰還後にぜひ聞いてみたいですね。