晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

梅雨の晴れ間の天の川 in 泉岳

2010年07月13日 | 天の川
7月12日の続き…

では泉岳へ出発です。時刻は9時ぴったり、泉岳の星見ポイント
までは車で30分弱なので、9時30分には到着するでしょう。

同行者は娘…、梅雨の晴れ間のきれいな天の川を見せてあげるよ~、
と約束をしていたので、その約束を今日果たせそうです。

「うわ~、夜に山に出かけるの久しぶりだな~、むか~し
よく行ったよね、なんだっけ?クワガタだっけ?」

そうそう、クワガタやカミキリを捕りに行ったり、ホタルを見に行ったり、
流れ星を見に行ったり、ムーンボウを見に行ったり、いろいろ行きましたね~。

「わ~、今日は星がきれいだよ! 山の上、晴れてるかな?」

(大丈夫ですよ。心配ご無用、今日は晴れます!)

さて、着きました。ふ~む、天の川が見えることは見えるのですが、
マックノート彗星の撮影に来た時ほどでは、ありません。う~ん、
まだ生活光が強いのかもしれません。夜景がきれいに見えます。

今日の機材はポータブル赤道儀とデジカメです。機材をセットする間、
チェアーを出して、娘には天の川ウオッチングをしてもらいましょう。

そうそう双眼鏡を持ってきたので、それも出しましょう。

この時間、ジェット機が天の川に沿って飛んでいきます。う~む、
銀河鉄道のようでカッコイイのですが撮影にはおじゃま虫です。

2010.7.12 22:22:32 NIKON D50 f18mm F3.5 ISO1600 120sec

「うわ~、すご~い、天の川って星だらけだよ!まるでラメみた~い!
お父さんも双眼鏡で見てごらん! すごいよ!」
(え!?、知らなかったの?)
「あ、ありがと…。」
娘から手渡された双眼鏡で天の川を見ると…、なるほど、
確かにラメのように見えます。女子大生ならではの見方ですね。

さて、相変わらず飛行機が天の川に沿って通過していきます。

2010.7.12 22:28:38 NIKON D50 f18mm F3.5 ISO1600 120sec

銀河鉄道の終電はまだのようです。

待つこと10分…、飛行機の間隔が伸びてきました。
タイミングをうまく取れば撮影できそうです。

何度か挑戦して…、ふう~、やっと撮れました。


「梅雨の晴れ間の天の川 in泉岳」

2010.7.12 22:38:46 NIKON D50 f18mm F3.5 ISO800 120sec

さて、時刻はまもなく23時です。生活光も少なくなり天の川が
きれいに見えてきました。蔵王の山で見る天の川ほど濃くは
ありませんが、泉岳でもこのように天の川を見ることが出来ます。

天の川は何度見ても、きれいですね~。

*ソラノクラサ 20.77等級

満点の星空

2009年07月27日 | 天の川
日曜だというのに激しい雷雨
梅雨明けはいつのことやら…

F1グランプリも終わり、さてそろそろ
寝ようかなと思ったそのとき、不思議なことに
星空のにおいを感じました。あれ?ひょっとして…
外は晴れているのでは?

外に出てみると、ほひゃ~、星が見えます。
しかも、尋常な数ではありません。天の川も見えています。
おっと、流れ星です。湿度は高いのですが透明度は抜群です。

夏の大三角がきれいに見えているので写してみましょう。

2009.7.26 25:58 D90 NIKKOR 28mm F2.8 15sec (固定撮影)

~夏の大三角撮影中~

ふと、南東の空を見ると高度30度付近に見慣れない1等星…
はて?あんなところにあったかな? おや、明るくなっています。
ISS?今日は見えないはずだが、おおー、かなり明るくなりました。
ふひゃ~、イリジウムフレアです!-5等級はあります。
動きが遅いので、恒星と見間違えてしまいました。
いや~、なんか得した気分です。

天頂にはペガスス座が見えています。

2009.7.26 26:20 D90 NIKKOR 28mm F2.8 20sec (固定撮影)

ソラノクラサをはかってみましょう。ピッ!…19.23です。
おお!これは新記録かもしれません。う~ん、雨上がり
なのに、この数字はビックリです。

次にカシオペヤ座を撮影しましょう…、あら、雲が出てきました。
ソラノクラサも18.73になっています。ふ~む、満天の星空は
一瞬の出来事だったようです。
それでは寝ることにいたしましょう。

林道から見えた天の川

2007年10月08日 | 天の川
林道から見る星空は視界が狭く空の一部しか見えないのにとてもきれいです。

泉ヶ岳の林道からはくちょう座とこと座が見えました。

10月2日20時撮影 露出30秒 固定撮影 18.0mm F4.0


天の川もうっすらと見えています。夏の天の川もそろそろ見納め‥
暗闇の向こうでは夜行性の動物たちがガサゴソ音を立てています。

場所を変えて長時間露出で天の川を撮ってみましょう。

今日は低空の雲が仙台市の街灯りを遮っています。いい具合です。

ポタ赤の極軸を合わせて天の川を撮影‥

20時30分撮影 露出180秒 18.0mm F5.6 NR OFF

秋の夜は寒いくらいに温度が下がります。
秋に見る夏の天の川はどこか涼しげ‥

今日は街灯りが遮られているので光害の影響が少ないようです。
M31をズームレンズで撮影してみましょう。

200mm F6.3  5分露出 NR OFF
普通のズームレンズですがそこそこ写っているのでビックリです。
ポタ赤で極軸もテキトーだったのに5分間露出で流れていなかった
ことがそもそもアンビリーバボーですね。

蔵王の山並み

2007年06月16日 | 天の川

今朝は蔵王の山並みがきれいに見えました。
昨夜は雲が多かったものの、雲間から見える星はとてもきれいでした。
気流が安定していたので、星が瞬くことなく止まって見えました。
雲がなければ最高の星見ができたことでしょう。

こちらは牡鹿半島で撮影した夏の大三角です。
今年は梅雨入りが遅れていますが夏の天気はどうなるのでしょう。
ペルセウス流星群の日は晴れてほしいですね。

垂直に立つ夏の天の川

2007年06月14日 | 天の川
〈昨日の続き〉
急がねばなりません
目的地の牡鹿半島南端までは、まだ10km以上あります。
時計はすでに25時をまわっています。
薄明は26時過ぎに始まります。

夏の夜に星を見ていると夜の短さに
驚きよりも腹立たしさを覚えます。

やっと着きました。湿度はそんなに高くありません。
牡鹿半島の南端は海に囲まれているので、周りは真っ暗です。
空を見ると、天の川が天空を縦断しています。
さっそくSQMで天頂付近を計測してみました

ピッピッピッ‥ 21.06です。十分です。
これだけ暗ければ長時間露出をかけてもかぶりがありません。

しかし気になることが一つ‥目が慣れてくると南西方向に
明らかに光害があります。何の明かりだろう?
この場所からでは仙台は真西に、石巻は北西にあります。
南西にあるの網地島だけです。漁船の灯りか?

そんなことを考えながら黙々と準備を進め‥完了です。
南にカメラを向けて180秒露出。ノイズ処理にも180秒。
出ました。

う~ん、やはり光害の影響でかぶりが出ています。
真南にオレンジ色の光もあるようです。
時間がないのでここで撮影続行です。

時々流れ星も流れています。きれいです。
天の川は見ていてあきることがありません。

写真を横向きにすると宇宙から銀河系を見ているような感じがします。

気がつくと足元がライト無しで見えています。
薄明が始まっています。残念ですが撮影は終了です。

機材を撤収して帰り支度です。
帰り道、牡鹿半島を北上するとすぐ薄曇が広がってきました。
石巻付近では曇空、矢本付近では濃霧でした。
撮影できたのはラッキーだったのかもしれません‥

さて、今度このような天の川を見られるのはいつのことでしょう?

このような天の川が見られる場所でペルセウス流星群を
見ることができたら最高ですね!

日暈

2007年06月13日 | 天の川
日中、太陽の周りに大きな日暈が現れました。

日暈、月暈は天気が崩れる前触れです。
仙台でも梅雨入り近し!と言ったところでしょうか。
露出1/2500 F22 で撮影した太陽を見ると
「あ~太陽も恒星なんだね。」と思えます。

昨夜は天気が安定していたので、あるミッションを決行しました。
「垂直に立つ夏の天の川in宮城」撮影ミッションです。

これは計画としては以前からあったものですが、
撮影場所を正式に決定したのは昨夜の出発直前です。

最終候補地は2ヶ所でした。一つは「蔵王」もう一つは「牡鹿半島」です。
どちらも一長一短があります。昨夜は夜半過ぎの天気の確立が高いことから
撮影地を「牡鹿半島」としました。

ひたすら三陸道を走り、牡鹿半島を南下します。
石巻までは上空にもやが立ちこめ木星しか見えません。
雲も出てきました。いや、工場の煙です。

あきらめムードの中、牡鹿半島を半分ほど南下したところで
木星の輝きが増したので、車を止めて外に出ました。
「うわ!何だこの湿度は‥」空気が重く感じます。

上を見ると‥予想外に天の川がくっきり見えます。
SQMで夜空の暗さを計測すると‥20.68です。悪くないです。
透明度がいまいちですが、とりあえず撮影準備です。

風が吹いてきて、やや透明度が良くなってきました。
チャンスです。対角魚眼レンズ10.5mm f2.8 120secで撮影‥
ノイズ処理のため、待つこと120sec‥ 出ました!

おー、天の川が垂直に立ちあがっています。
この場所は、まだ目的地ではありません。
先を急ぐことにしましょう。
牡鹿半島南端へ向けて出発です。

つづく‥