晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

東北地方梅雨明け!

2014年07月28日 | お天気
本日、仙台管区気象台が東北地方の梅雨明けを発表しました。

ほひょ、梅雨明け発表はしましたが…天気図を見るといつもの梅雨明け
天気図とはどこかちがうような気がします。

そこで、仙台管区気象台発表の「梅雨明けに関するお知らせ(*)」を見てみました。
「東北地方は、日本海側で寒気の影響により曇りやにわか雨となっている所があるほかは、高気圧に覆われて晴れています。向こう一週間、気圧の谷の影響で曇る日もありますが、高気圧に覆われて晴れる日が多くなる見込みです。このため、東北地方は、7月28日ごろに梅雨明けしたと見られます。」とあります。

さらに読み込むと下記のような注意事項が…
【注意事項】
○ 「梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期
間があります。」
○ 「梅雨の時期に関する気象情報は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもと
に発表する情報です。後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行
い、その結果、本情報で発表した期日が変更となる場合があります。」

ふ~むふむ…、気象台のご苦労がひしひしと感じられます。

さ~て、それでは気になる「ニイニイゼミの梅雨明け発表予報」はどうだったのか
さっそく検証してみましょう。

観測年  初鳴き 梅雨明け発表
2007年  7月20日→8月 1日(11日後)
2008年  7月11日→7月19日(8日後)
2009年  7月 6日→梅雨明け発表なし
2010年  7月 7日→7月18日(11日後)
2011年  7月 9日→7月11日( 2日後)
2012年  7月16日→7月26日(10日後)
2013年  7月15日→8月 3日(19日後)
2014年  7月12日→7月28日(16日後)

…という結果でした~。

梅雨明けがなかった2009年以外の結果の平均を出すと…、
77÷7で11日後となります。ということは「ニイニイゼミの初鳴き11日後」説は
あながち間違ってないかも~!? 

さ~て、来年はどうなるでしょうか?
今後も継続観測をしてみることにしましょう。

欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)

2014年07月27日 | ISS(国際宇宙ステーション)
欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げている欧州補給機(ATV)
今回の打ち上げ(ATV-5号機)でラストフライトになるとのこと…?

はて?、当初の計画では7号機まであったはずですが、どうしたことでしょう?
ちょっと興味がわいたので、ATVのことについてまとめてみました。

ATVはロシアのプログレス補給船を補完する目的で計画されたもので、プログレスの3倍の輸送能力を持ち、特筆すべきは自力でISSへドッキングする能力を有しているところです。

この点が、HTVやシグナス、ドラゴン補給船とは大きく違うところ…。そのため、ATVはISSの高度を引き上げるり・ブーストという重要な任務も担っています。

これまでATVは4回打ち上げられていますが、ISS拡大撮影の副産物としてATVが写っていたものがあるので、今まで撮影したISS拡大撮影データから探してみました。

欧州補給機(Automated Transfer Vehicle:ATV)初号機、「ジュール・ヴェルヌ」
打上げ日時 2008年3月9日午後1時03分(日本時間)
軌道投入高度:約260km
ISSとのドッキング高度:約340km
ドッキング日時 2008年4月3日午後11時45分(日本時間)
分離日時 2008年9月5日午後4時29分(米国中部夏時間)
  *初号機は約5ヶ月間ドッキングしていました。

「ジュール・ヴェルヌ」ファーストショット

2008.4.14 18:51:14 D300mm F10 D50 1/320

「きぼう」設置直前のISSにドッキング中の「ジュール・ヴェルヌ」

2008.5.23 19:41:16 D300mm F10 D50 ISO1600 1/500

「きぼう」設置直後です。STS-124(ディスカバリー号)もドッキング中…

2008.6.9 19:41:26 D300mm F10 D50 ISO1600 1/400

ATV初号機「ジュール・ヴェルヌ」

2008.8.6 19:43:00 D300mm F10 D50 ISO1600 1/1000

ATV2号機、「ヨハネス・ケプラー」
打上げ日時 2011年2月17日午前6時50分(日本時間)
軌道投入高度:約260km
ISSとのドッキング高度:約350km(平均高度)
ドッキング日時 2011年2月25日午前0時59分(日本時間)
分離日時 2011年6月20日午後11時46分(日本時間)
 *初号機から一年半を経て2号機がリフトオフ…、ドッキング期間は約4ヶ月でした。

データを確認したところ、この期間に撮影したISSの写真はありませんでした。
唯一あったのが、下記の写真、この3日後に東日本大震災が起きました。

ATV2号機「ヨハネス・ケプラー」ドッキング中のISS

2011.3.8 18:10:16 f18mm F4.2 5sec

ATV3号機「エドアルド・アマルディ」
打上げ日時 2012年3月23日午後1時34分(日本時間)
軌道投入高度:約260km
ISSとのドッキング高度:約390km(平均高度)
ドッキング日時 2012年3月29日午前7時31分(日本時間)
分離日時 2012年9月29日午前6時44分(日本時間)
 *3号機は2号機から13か月後に打ち上げられた。ドッキング期間は6ヶ月。

「エドアルド・アマルディ」ファーストショット

2012.8.7 03:34:02 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

ATV3号機「エドアルド・アマルディ」

2012.8.7 20:12:23 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

ATV3号機「エドアルド・アマルディ」

2012.9.16 4:31:34 D300mm F10 D90 ISO800 1/1250

ATV4号機「アルベルト・アインシュタイン」
打上げ日時 2013年6月6日午前6時52分(日本時間)
軌道投入高度:約260km
ISSとのドッキング高度:約416km(平均高度)
ドッキング日時 2013年6月15日午後11時07分(日本時間)
分離日時 2013年10月28日午後5時55分(日本時間)
再突入日時 2013年11月2日午後9時04分(日本時間)

ATV4号機「アルベルト・アインシュタイン」

2013.8.7 19:21:27 D300mm F10 D90 ISO800 1/2500

ATV4号機「アルベルト・アインシュタイン」

2013.8.25 19:19:05 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

ATV5号機、「ジョルジュ・ルメートル」
ATV5フライトは、最後のATVの飛行ミッション
打上げ予定日時 2014年7月30日午前8時44分(日本時間)
軌道投入高度:273km
ISSとのドッキング高度:約416km(平均高度)
ドッキング予定日 2014年8月12日

さて、ATV5号機が最終機となってしまう理由ですが…
いろいろ調べてみると、NASAのオリオン宇宙船(MPCV)の推進機構にATVの技術を使うことが決定したため…のようです。

どーも、2013年1月にNASAが欧州宇宙機関がオリオンの開発に参加すると発表したことを受けて、ESAは当初は7号機まであった計画を2機をキャンセルし、今後はATV の技術を元にオリオン宇宙船(MPCV)の推進機構の開発に注力する…としたようですね。

メモ:ATVの主な部分はEADSアストリアム・スペーストランスポーテーション社(ドイツのブレーメン)で製造(与圧貨物室は与圧カーゴ区画担当のイタリアのタレス・アレーニア・スペース社がトリノで製造)。「EADS」は2014年1月1日に「エアバス・グループ」と社名を変更。宇宙産業部門は防衛・宇宙関連担当のエアバス・ディフェンス&スペースが引き継ぐ。

ニイニイゼミの梅雨明け発表予報!

2014年07月12日 | お天気
全国の梅雨明け発表予報ファンのみなさま…、お待たせいたしました。
今年もニイニイゼミの梅雨明け発表予報の時期がやって来ました!

ニイニイゼミの初鳴きから気象庁の梅雨明け発表日を大胆に予想する
「ニイニイゼミの梅雨明け発表予報」は、おかげさまで今年で8年目を迎えました。

「今年は、えるにーにょの影響で梅雨が長引き,梅雨明けも遅そう…」という
もっぱらの予想だったので、ニイニイゼミの初鳴きもまだまだ…と思っていたのですが、

本日、初鳴きを観測しました。(7月12日)

台風の通過に伴う一時的な夏型の気圧配置になった影響もあるようですが、
本日一斉にニイニイゼミ合唱隊+ヒグラシ独唱のアンサンブルコンサートが始まりました。

それでは、さっそく本年の梅雨明け発表日を予想してみましょう。
おっと、その前に昨年度までのデータを振り返っておきましょう。

観測年  初鳴き 梅雨明け発表
2007年  7月20日→8月 1日(11日後)
2008年  7月11日→7月19日(8日後)
2009年  7月 6日→梅雨明け発表なし
2010年  7月 7日→7月18日(11日後)
2011年  7月 9日→7月11日( 2日後)
2012年  7月16日→7月26日(10日後)
2013年  7月15日→8月 3日(19日後)
2014年  7月12日→ ?

ご覧のようにバラつきはありますが、11日後が
基本ラインかなと、個人的には思っています。

では、データを入力して分析してみましょう。カチャカチャ…、


データ分析中

出ました!

今年、気象庁が東北南部の梅雨明けを発表する日は…、
大穴で7月17日、本命予想が7月23日で~す。

大穴予想の根拠データは、7月6日に1ぴきだけですが、パイロットニイニイゼミが
鳴いていたことによります。本命予想は7月12日+11日で単純計算7月23日です。

さ~て、この予報は「今年は梅雨が長引く」という予報に反する結果
になりましたが、果たして今年の梅雨明けはいつになるのでしょうか?

結果は、梅雨明けが発表された時のブログで…、To be continued.

夕方、ニイニイゼミコンサートを聞いてまったりしていたら、まんまるお月様が昇ってきました。

2014.7.12 19:24:18 D90 f200mm ISO800 F6.3 1/125

月齢 15.1 視直径 33.4' 輝面比 1.0 地心距離 35.90万 km です。明日が今月の最近
なのでかなり大きなお月様のはず…です。(見た目ではぜんぜんわかりませんが…)

来月8月11日の満月はズバリ最近の日になるので、今年最も大きく見える満月に
なります。ただの満月ではないので今年のペルセは条件としては最悪ですね~。