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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

二日月と木星の接近 観望記録 5/28

2025年05月29日 | 
天気がよくなったので「二日月と木星の接近」の観望に出かけました~。

2025/5/28 19h37m50s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f270mm ISO1600 F5.3 1/10sec トリミング

 撮影を始めたのは日没から20分が過ぎた頃… 本日の月は輝面比0.03なので肉眼で余裕で見えました。

2025/5/28 19h18m39s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f220mm ISO1600 F5.6 1/100sec

 今日の月は「2025年新月の翌日の月・細さランキング 第10位」なので究極に細いというわけではありませんが、とてもキレイな月でした~。(「2025年新月の翌日の月・撮影条件良い順ランキング」は第2位です。)

2025/5/28 19h19m57s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1600 F6.3 1/125sec トリミング

 マジックアワーの空を背景にして見る「二日月と木星の接近」は想像を超える美しさでした!

2025/5/28 19h38m00s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f250mm ISO1600 F5.3 1/10sec

 本日のラストフォト(撮影時月高度 7°、木星高度 6°)

2025/5/28 19h43m15s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f230mm ISO1600 F5.3 1/8sec

 さてさて、月日が経つのは早いものであと2日で5月が終ります。今年の4月と5月は晴れる日が少なくて星見がまったくと言っていいほどできませんでした。

 どれほど天気が悪かったのかを気象庁過去データで今年4月5月の日照時間と昨年の日照時間を比べてみたら… わお! そうだったのか~、と納得する数値が出ました。
2025年4月日照時間→145.0h、5月日照時間→164.0h(5/28現在)
2024年4月日照時間→210.5h、5月日照時間→235.6h

 これは昼間の日照時間なので夜の天気はまた別のことですが、夜はさらに輪を掛けて今年の方が悪かったように思えます。天気は帳尻を合わせをすることがあるので、6月7月は昨年を上回る日照時間になってほしいですが、どうでしょうかね~。

三日月と木星の接近&スターリンク衛星通過 観望記録(4/30)

2025年05月01日 | 
天気が良かったので「三日月と木星の接近」を観望することができました~。

 日没時刻(18:28)のタイミングで飛行機が通過していきました。

2025/4/30 18h27m55s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO640 f/5.6 1/800sec


 木星の光度は-2.0等、お月さまは月齢が2.3で輝面比は0.10のやや細めの三日月です。

2025/4/30 18h41m54s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f230mm ISO640 f/5.6 1/320sec


 三日月と木星の離角は6°(満月12個分)なので接近と言うには離れすぎていますが、今宵は19時06分頃にスターリンク衛星が月と木星の間を通過していく予報がでています!ワクワク…

2025/4/30 18h44m16s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f220mm ISO640 f/5.6 1/320sec

 本日の銀河鉄道は三日月-木星通過後に火星近傍をかすめてしし座レグルス-おとめ座スピカへと向かうまさに春の天体観望絶景コースです。その疑似体験をしようと三日月-木星間を凝視したのですが…


 肉眼ではまったく見えず、ふたご座でかすかな光を感じて双眼鏡を向けると…ありました! 13個の光の粒が連なって火星の脇を通過しています。かなり暗いですね~。ATOM Cam2で録画もしていたのですがスターリンクをとらえることはできませんでした。

 眼視では確認できませんでしたが通過予報時刻にやみくもにシャッタ-を押していた三日月-木星撮影カメラがスターリンク衛星をとらえていました。下の画像は強めの露出補正をかけています。

 こちらは前列グループの10機(ノーマルタイプ)です。双眼鏡でも確認できなかったグループです。

2025/4/30 19h06m15s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f230mm ISO6400 f/5.6 1/125sec

 そして少し間をあけて後列グループ13機のDTCがやって来ました。こちらの方が明るいですね。

2025/4/30 19h06m21s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f230mm ISO6400 f/5.6 1/100sec


 スターリンクG12-10は4月29日11時34分(JST)リフトオフなので打上げから約31時間後の通過です。

2025/4/30 19h06m24s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f230mm ISO6400 f/5.6 1/80sec


 4月30日はやや間延びした三日月と木星の接近だなぁ~と思ってましたがスターリンク衛星が通過するというビッグ・サプライズで見応えのあるイベントになりました~。めでたし、めでたし

2025/4/30 19h06m35s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f230mm ISO6400 f/5.6 1/80sec


マギヌスの魔女の顔(4/6)

2025年04月07日 | 
4月6日の夕方のことです。夜から雨が降る予報だったので天気は下り坂だったのですが、日没1時間前から青空が広がってきました。ふむ、短時間なら撮影できそうですね~。

 4月3日から4月6日までは月の秤動で月面南極がよく見える日ですが、天気が悪くて昨日の月面Xも含めてまったく撮影できていません。4月6日の月面中央緯度は-5.86°でピークは過ぎていますが南極撮影には適した秤動なのでチャレンジしてみましょう!

 まだ青空の広がる時間ですが取り急ぎ準備開始です。余談ですが今日の月は日没時刻で高度が71°もあるので外に出て空を見渡しても視界に月が入ってきません。それほど高いところに月がいます。笑

 とりあえずファインダーで月の欠け際に望遠鏡を向けて惑星カメラを挿入してピント合わせです。欠け際のクレーターがハッキリ見えてきました。今日の気流はどうかな~と思ったその瞬間です!

 え!?… 月に顔がある! なんと顔がコチラを見ています! しかも気味悪い表情で… こ、これは… 急いでスマホのカレンダーを開くと…マギヌスの魔女と悪魔 18:37とメモしてありました。

 スマホのカレンダーには見たい天体現象や人工衛星の好条件通過日だけでなく気になる天体現象もメモしてあるのですがマギヌスの魔女のことはすっかり忘れてましたー (^^ゞ

 で、こちらがそのマギヌスの魔女の顔です。なんか左目に瞳もあって、口は歪んでいて…気持ち悪いですよねー、笑えばいいのに~ と思ってしまいました。

2025/4/6 18:41 μ210+ASI290MM+IR850 Filter Shutter=16.10ms Gain=350 (58%) 30sec

 このマギヌスの魔女の顔が知られるようになったのは最近のことのようで、2023/4/28にSpaceweather.comのimage galleryに投稿されて初めて知られるようになったようです。

2025/4/6 18:09 μ210+ASI174MM+IR685 Filter Shutter=6.367ms Gain=284 (71%) 30sec

4/6は月の右側が光っている上弦翌日なので魔女の正しい向きはこんな感じです。↓

2025/4/6 18:11 μ210+ASI174MM+IR685 Filter Shutter=6.367ms Gain=284 (71%) 30sec

で、マギヌスの魔女の位置はこの辺になります。↓

2025/4/6 18:12 μ210+ASI174MM+IR685 Filter Shutter=6.367ms Gain=284 (71%) 30sec

 マギヌスの魔女はクレーターの縁にできた狭い切れ込みから太陽光が注ぎ込んでクレーターの中を照らしている現象ですがうまい具合に顔に見えたものですね~。月面の神秘をまたひとつ知りました~。

2025/4/6 18:41 μ210+ASI290MM+IR850 Filter Shutter=16.10ms Gain=350 (58%) 30sec

 さてさて、本命の月面南極ですが撮影はしたのですが気流が良くなかったので現在鋭意処理中です。画像処理後はストック・フォルダへ保存して熟成?させる予定なのでお披露目は未定で~す。(^^ゞ

満月と火星の接近 1/14

2025年01月15日 | 
1月14日は天気が良かったので見たい天体現象「月と惑星の接近(1月~3月編)」で紹介した「満月と火星の接近」をウオッチングしてきました~。

 月出時刻は16時46分でしたが月が見えたのは16時56分、月高度は1.4°でした。

2025/1/14 16h56m52s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f350mm ISO1600 F5.6 1/25sec

 赤い火星と赤い月のコラボ

2025/1/14 17h03m39s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO800 F6.3 1/50sec


 2025年最初の満月「ウルフムーン」

2025/1/14 17h05m00s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO800 F6.3 1/200sec

 さすが衝3日前の火星ですね~。点像ではなく円盤像になっていることをしっかり肉眼で感じることができました。(←個人の感想です)アメリカでは火星食が見られたそうですが視直径が大きい火星が月縁から出てくる様子はさぞすばらしかったことでしょう。いつか見てみたいものです。



2025/1/14 17h11m48s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f340mm ISO800 F5.6 1/250sec

 望の月(輝面比0.997)とほぼ衝(輝面比0.999)の火星接近は想像していたものよりはるかに見応えのあるイベントでした~。

月と木星とプレアデス星団の競演 観望記録 1/10

2025年01月10日 | 
1月10日は一日中雪がしんしんと降る天気でしたが20時過ぎに雲間から月が顔を出したので見たい天体現象「月齢10.5と木星とプレアデス星団の競演」をウオッチングすることができました~。

2025/1/10 20h47m42s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f62mm ISO1600 F2.8 1/1.3sec

 撮影した画像を確認すると、ほほう、天王星も写っていますね~。で、どういう訳か月明かりのゴーストがほぼ適正露出の月の形になったので月の位相も分かるヘンテコな画像になっていました。笑

 さてさて、本日の観望のポイント「月齢10のそばにあるプレアデス星団は肉眼で見えるか?」ですが、月を屋根のひさしで隠して見ても肉眼で確認することはできませんでした。

2025/1/10 20h48m19s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f62mm ISO1600 F2.8 1/1.6sec

 今宵は奥羽山脈を越えてやってくる雪雲があったので透明度の良い冬空だったら明るい月のすぐ近くにあってもプレアデス星団は肉眼で見えるような気がするのですが…

これから月とM45の会合はたくさんあるので機会を見てたしかめてみることにしましょう。

三日月と金星 1/2

2025年01月02日 | 
みなさん明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、2025年最初のスターウオッチングは夕方の西空で見えた三日月と金星です。

 撮影を開始した時刻は日没時刻(16時29分)の25分後でちょうど市民薄明から航海薄明(太陽高度-6°)に変わるタイミングでした。刻一刻と空の色が変化していくマジックアワーの中で輝く三日月と金星はまさにフォトジェニックでした。(三日月-月齢2.4 輝面比0.06、金星-三日月 離角18°)

2025/1/2 16h55m39s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f52mm ISO400 F2.8 1/30sec



2025/1/2 16h58m19s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f52mm ISO400 F5.6 1/13sec



2025/1/2 16h58m46s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f52mm ISO400 F5.6 1/30sec



2025/1/2 16h59m28s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f52mm ISO400 F5.6 1/40sec



2025/1/2 17h01m23s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f70mm ISO400 F5.6 1/40sec

土星と金星と三日月

2025/1/2 17h50m47s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f34mm ISO3200 F9 1.6sec

 1/3と1/4は見たい天体現象「月と惑星の接近(1月~3月編)」で紹介した「四日月と金星の接近」と「五日月と金星、土星の競演」です。月が東に向かって動いている(月の公転)を実感できるチャンスなので天気が良かったらウオッチングしてみることにしましょう。

1月3日「四日月と金星の接近」


1月4日「五日月と金星、土星の競演」


真上に見える満月 観望記録(12/15)

2024年12月16日 | 
昨夜はあいにく小雨が降る天気でしたが「真上に見える満月」を体感することができました。

 小雨が降っていたので月以外は木星も見えない空模様で南中時刻の23時45分は雲が厚くて月がほとんど見えませんでした。で、こちらは月がやや明るくなった23時49分に手持ちで撮影した画像です。

2024/12/15 23h49m35s D810A NIKKOR10.5mm ISO3200 F2.8 1/30sec

 仰角79.9°の満月はホントに真上に見えて感覚的には仰角90°という感じでした。夏至の太陽より約5°ほど高いだけですが、その数値以上のなんとも言えない不思議な感じがしました。

 残念ながら満月でできる短い影は見ることはできませんでしたが、前日の14日は天気が良かったので仰角78.1°の満月で短い影を体験することができました。

2024/12/14 22h54m15s D810A NIKKOR10.5mm ISO1600 F2.8 1/5sec

 来年以降は冬至付近の満月高度は徐々に低くなっていきますが…

 2026年までは12月~1月の満月高度が高い状態なのでウオッチングして見ることにしましょう。


プレアデス星団と14番目の月(12/14)

2024年12月14日 | 
12月14日は未明にプレアデス星団食があるのでウオッチングしてみました~。

 プレアデス星団食と言っても月は満月前日のまん丸お月さんです。3等星の星々が集う昴は14番目の月の近傍ではたして見えるのでしょうか?

 その疑問を確かめるべく空を見上げたのは食が始まる3時間前の0時過ぎ… ふむ、肉眼ではプレアデス星団はまったく見えませんね~。

 で、次は双眼鏡です。おー、これは美しい!双眼鏡では輝面比0.96のお月さんの隣でプレアデス星団がキラキラ光っています。まだ、食の3時間前なので月との離角は満月1個分ほどあります。

 これから月は少しずつプレアデス星団に近づいていきますが、う~む、今宵の天気はよくありません。奥羽山脈を越えてやってくる雪雲が次から次へと流れてきます。

 西空の低空は雪雲で覆われているので、月は間もなく冷たい雲海に沈んで見えなくなってしまいます。その前に月とプレアデス星団の接近を写しておきましょう!

プレアデス星団と14番目の月

 上の写真は双眼鏡で見た時のプレアデス星団と14番目の月を再現するために2枚の画像を合成して作成したものです。人間の目のダイナミックレンジってすごいですよね~。1枚画像ではこのようには写りませんからね。

 で、こちらが合成のための1枚目、プレアデス星団に露出を合わせた画像です。(^^ゞ 

2024/12/14 01h26m43s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f350mm ISO1600 F9 1/15sec

 こちらが月に露出を合わせた2枚目の画像です。

2024/12/14 01h25m28s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f350mm ISO1600 F9 1/640sec

 今回は雲に阻まれプレアデス星団食を見ることができませんでしたが、今回を皮切りに2028年までの長~いプレアデス星団食シーズンが始まるのでこれからチャンスはたくさんあります。

 来年2025年は、3月5日23時(月齢5.1)、8月16日23時(月齢22.3)、11月7日0時(月齢16.6)、12月31日23時(月齢11.1)の4回あります。中でも8月16日は下弦の月に隠されるのでキレイに見えそうですね。(3月5日も良さそうですが高度が低いので条件としてはキビシイです)

 そうそう、今年のふたご群は極大が12月14日10時(JST)なのでそこそこ流れていました。雲がやってくる前に木星と火星も撮影しましたが、気流が悪くてダメダメでした。恒星の瞬きは小さいと思ったのですが撮影して見ないと分からないものですね~。

〈関連ブログ〉
有明の月とプレアデス星団、木星、火星の競演(7/3)

37,000ftの上空から見た中秋の名月

2024年09月25日 | 
2024年の中秋の名月観望記録で~す。

 9月17日17時55分、岐阜県上空11,300mで撮影した中秋の名月(月齢14.3)

iPhone ƒ/1.5 1/294 5.7 mm ISO 50 岐阜県中津川市上空

 今年は山下達郎コンサートの当選会場が松山市民会館(ちなみに昨年は石川県)だったので、ついでのプチ観光旅行(広島~淡路島)を終えて帰るときに搭乗した飛行機(神戸→仙台SKY156便)から中秋の名月が見えました。

 搭乗中の時間がたまたま月出の時間と重なったので、思いもがけず空からのお月見を楽しむことができました~。(離陸直後に撮影した明石海峡大橋→photo

 神戸空港の出発時刻は17時25分、9/17の月出は帰宅後に天文年鑑で調べたところ大阪で17時41分でした。離陸直後は進行方向が月出方位だったので月出の瞬間は見えなかったのですが、飛行機が進路をやや北向きに旋回した直後から月が見え始めました。 

17h46m iPhone ƒ/2.8 1/154 9 mm ISO 32 滋賀県上空

 飛行機は高度9,784mを時速867kmで地球の自転方向に進みます。

17h49m iPhone ƒ/2.8 1/99 9 mm ISO 32  三重県いなべ市上空

 愛知県多治見市上空では月の上方を通過する飛行機(Boeing747)がみえました~。(photo1photo2MAP)

17h53m iPhone ƒ/1.5 1/480 5.7 mm ISO 50 愛知県多治見市上空

ハートマークのウイングレットが夕日を浴びてオレンジ色になってきました。

17h56m iiPhone ƒ/1.5 1/133 5.7 mm ISO 32 長野県南木曽町上空

夕日に染まる中秋の名月と富士山

17h59m iPhone ƒ/1.5 1/121 5.7 mm ISO 50  長野県南伊那市上空

 なんじゃこりゃ~な薄明光線も見えました。笑

18h02m iPhone ƒ/1.5 1/71 5.7 mm ISO 125  長野県茅野市上空


仙台に近づくと雲が多くなって月は見えなくなりましたが、着陸直前に雲間から月が見えました。
仙台湾に浮かぶ月の道「ムーンロード」がとてもキレイでした。(撮影時飛行高度、約1,000m)

18h27m iPhone ƒ/1.5 1/5 5.7 mm ISO 1600  仙台湾上空

 帰りの飛行機では富士山を見ようと右側の座席を予約したのですが、その日が中秋の名月だったということと月出の時間と合致していることは予約時には(実は旅行中も)気付いていませんでした。

 飛行機の中から中秋の名月(しかも月出直後!)を見る機会はめったにないので貴重な体験となりました。旅行前に気付いていればそれなりのカメラを用意したのですが、iPhoneの画像処理アルゴリズムは優秀なので撮影した写真は十分すぎるほどキレイですね。

以上、2024年中秋の名月観望記録でした~。

有明の月とプレアデス星団、木星、火星の競演(7/3)

2024年07月04日 | 
有明の月とプレアデス星団、木星、火星の競演」の観望記録です。

 早起きをして観望場所に着いたのは 02時少し前… 木星出が02時04分なので、木星はまだとして月と火星は見えているはずですが、東の空はわずかに月の位置分かる程度です。トホホ…

 SCWを見ると03時30分頃には高層雲がなくなって晴れる予報です。薄明開始が02時22分なので03時30分に晴れたとしても時すでに遅しですが、少しでも回復が早まるのを期待しましょう。

 お、02時10分過ぎに火星が写るようになりました。ふむ、双眼鏡でも確認できました。

2024/7/3 02h13m15s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f70mm ISO3200 F7.1 1sec

 天頂付近は星が見えているので広角で撮影して写った星を繋ぐとこんな感じでした。

2024/7/3 02h21m26s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f24mm ISO1600 F7.1 5sec
 
02時30分のことです。突然まばゆい光点が出現!こ~れはISSか?と思って双眼鏡で確認すると、動きが超ゆっくりです。なんじゃこりゃ~?と見続けること数分、あら~、木星でした~ (^^ゞ

2024/7/3 02h31m22s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f58mm ISO3200 F7.1 1.3sec

 ISSまがいの木星には笑ってしまいましたが、 02時40分に撮影した画像ではプレアデス星団とアルデバランが写っていました。薄雲は相変わらずありますが、これで本日のオールスターが揃いました~。

2024/7/3 02h42m09s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f70mm ISO1600 F3.5 2sec

 …と喜んでるひまはありません。特大の波状雲が迫っています。撮影を急ぎましょう。

2024/7/3 02h49m34s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f34mm ISO6400 F7.1 2sec

 ここでレンズを望遠にして二十八夜月とプレアデス星団の撮影にチェ~ンジです。

2024/7/3 02h52m55s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f350mm ISO10000 F5.6 2.5sec

う~む、プレアデス付近には雲がないのですが、月周辺にはなぜかずっと雲がありました…

2024/7/3 02h54m03s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f350mm ISO10000 F10 1sec

 
で、こちらが本日のベストフォト「二十八夜月とプレアデス星団の接近」です。

2024/7/3 02h54m58s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f480mm ISO5000 F7.1 1sec

 結局、このあとも月の周りが晴れることはなく、波状雲もやってきてプレアデス星団は見えなくなりました。

2024/7/3 03h01m04s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f35mm ISO6400 F5.6 1.3sec

 ラストフォト「細月とプレアデス星団」

2024/7/3 03h06m39s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f420mm ISO12800 F6 1/8sec

 今回の観望は最後までスッキリ晴れることはなかったのですが、双眼鏡で見たプレアデス星団は、雲間から見え隠れしていたからなのかキラキラしていて息をのむほどキレイでした。

 月とプレアデス星団の接近はこれまでも見てきましたが今回の接近は幻想的で別格な感じがしました。たぶん雲で月がいい具合に減光された効果だと思うのですが、まさかこの天気でこれほどの感動ビューが見られるとはオドロキでした。

 どんな天気でも見てみないとわからないものですね~。

〈関連ブログ〉
2024年見たい天体現象「月と惑星の接近(1月~4月編)」
2024年見たい天体現象「月と惑星の接近(5月~8月編)」