晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

南の空のトライアングル

2016年08月13日 | 火星
ここ数日、南の空に見えている小さなトライアングル・スターに
今日は月も近づいて一段と美しい星の並びとなりました。

2016.8.12 22:11:27 NIKON D90  f50mm   ISO1600   F16  3sec

土星とアンタレスと火星できれいな三角形をつくっています。

2016.8.12 22:12:04 NIKON D90  f50mm   ISO1600   F32  10sec

火星はこれからアンタレスに少しずつ近づいていきます。

2016.8.12 22:11:27 NIKON D90  f50mm   ISO1600   F16  3sec
トライアングルの形としては、14日と15日が一番きれいかと思われます。

 さて、今日はペルセの極大日です。夜半過ぎには月も沈んで条件が良くなってきました。
今年のペルセは自宅DEお気楽観望会中ですが、約1時間の観望で10個ほど見ることができました。
街明かりの中で見る流れ星なので、明るさはいずれも1等級~0等級のものです。1時間で見えた流星は
数としては少数でしたが、同時に流れる2つの流星(一つは散在流星)も見られて、十分楽しむことができ
ました。ふ~む、同時に流れる流星を見たのは2001年のしし座以来だなぁ~。

運命づけられた彗星:SUNGRAZING COMET

2016年08月05日 | 彗星
太陽観測衛星SOHOが太陽に突入する彗星を捉えました。
これほど大きい彗星は久しぶりなのでメモしておくことにしましょう。

以下「Spaceweather.com(20016/8/3)」の記事より

「運命づけられた彗星」
太陽が今まさに小さな彗星を飲み込もうとしています。運命づけられた太陽をかすめる彗星は
SOHO画面に突然姿を現しました。

「今回の彗星は、サングレージング・コメットとしては21年間の観測の中でもっとも明るい彗星と言っても過言ではありません。」とthe Naval Research Lab in Washington DCのKarl Battams博士が述べています。

この運命づけられた彗星は太陽をかすめる軌道にあるクロイツ群です。これらの彗星を研究した19世紀のドイツ人の天文学者にちなんで名付けられています。この小さな彗星は2000年前に太陽をかすめて粉砕した巨大な彗星の断片です。これらの断片となった小さな彗星は太陽のそばを通ってほぼ毎日崩壊しています。 大部分は見ることができないくらい小さいのですが、時折このような大きい断片をSOHOの画面で見ることができます。
今後、加速度的に蒸発が進むため、長く生き残ることは出来ません。

翌日の「Spaceweather.com(20016/8/4)」記事より

「彗星の完全な崩壊」
8月4日、サングレージング彗星は太陽にダイブして完全に消滅しました。

秒速600kmの速さで太陽に突入した彗星はその後姿を現すことはありませんでした。彗星の明るさは-5等級にも達し、その明るさは太陽に飛び込むクロイツ群としてはTOP5に入ると考えられます。

ふ~むふむ、久々のクロイツ群ですね~。2010年に立て続けに彗星が飛び込んで話題になったことがありましたが、それ以来ではないでしょうか?→「運命づけられた彗星」「SUNGRAZING COMET

それにしても太陽に飛び込む映像は、あの…彗星(*)を彷彿とさせて切ない気持ちになってしまいますね。
そろそろ来ないかな~ 、とびきり大きなほうき星…。