晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

中秋の名月・満月

2023年09月29日 | 
久しぶりに天気がいいので 今日は「中秋の名月・月の出ウオッチング」に行くぞ~!

 …と意気込んで出かけたのですが、思ったほど天気は良くなくて月の出は雲間でした。

2023/9/29 17h28m12s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1600 F6.3 1/250sec


 今日の日没は17時25分で月出は17時28分です。ほぼ真東(E89.8°)から昇ってきました。

2023/9/29 17h29m14s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f220mm ISO1600 F5.3 1/320sec


 雲がなければ中秋の名月のキレイな月の出となるはずでしたが…う~む、ざんねん…

2023/9/29 17h30m00s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f220mm ISO1600 F6.3 1/320sec


 しかも満月の時刻が18時58分なので、満月90分前の究極に丸い月だったのですがね~

2023/9/29 17h30m20s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1600 F6.3 1/320sec


 地球の自転が進み、もう少しで満月の全貌が見えるぞ~ と思ったのもつかの間…

2023/9/29 17h31m28s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1600 F6.3 1/320sec


 上層の雲に届いてしまい、やせ細る下弦の月状態で雲に入っていきました~。あらら…

2023/9/29 17h33m17s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f370mm ISO1600 F6 1/400sec

 その後しばらくは雲の中だったのでお月見はできないまま時は過ぎて…月がはっきり見えだしたのは満月時刻(18時58分)を過ぎた頃、撮影できたのは満月の瞬間から30分ほど過ぎた時でした。

満月の瞬間の30分後に撮影した中秋の名月2023

2023/9/29 19h27m40s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1000 F6.3 1/2500sec
 
 ちなみに来年2024年の中秋の名月は9月17日で十五夜ではなく十四番目の月です。2025年は10月6日でこれまた十四番目の月となるようです。となると中秋の名月が満月になるのはいつなんだろう?と気になったのでステラナビで調べたら、ふむ、2030年・2031年・2032年でした。

 2030年と言えば北海道で金環日食がある年で、2031年は2020年以来の接近距離となる火星中接近、しし座群・ジャコビニ群の母彗星回帰がある年、2032年は26年ぶりの水星の太陽面通過、皆既月食が2回、部分日食が1回、スピカ食が2回ある年です。わぉ!

 こ~れはスゴイですね~。中秋の名月・満月がかすむほどのイベント満載の3年間ですね。ワクワク…

〈関連ブログ〉
中秋の Full Moon 名月 2022.9.10

三沢航空祭2023 観覧記録

2023年09月24日 | Weblog
三沢航空祭2023の観覧記録 で~す。

 今年は他の航空祭と同じように三沢も入場制限無しなので昨年以上の混雑が予想されるけど、お出かけプランとしては昨年と同じ当日朝の現地入りでファルコンゲートだなぁ~と考えていると…

 傍らで「どうしようかなぁ~、やっぱ行こうかな~」という妻のつぶやきが… その言葉を内耳センサーは捉えていたがその直後の「わたしも三沢に行くよ」という発言で航空祭への参加宣言だと判明!

 …え!? まじ? 現地着が03時頃で車で仮眠をとるからプチ車中泊だよ~大丈夫?と尋ねたがかまわないとのこと…、ということで今年はおふたり様での三沢航空祭2023ツアーとなりました。

 で、仙台を出発したのが22:00頃で紫波SAでいつもの珈琲タイム→八戸自動車道 折爪SAに着いたのは01時40分頃… 折爪SAは今年もたくさんの誘導員がいて駐車場は満車に近い状態でしたがコンビニの中は激混み準備が終わって店員さんは普段どおりの感じでした~。

 昨年の教訓を生かしてココでは軽い夜食だけを購入してすぐ三沢臨時駐車場に向かいます。三沢の臨時駐車場はたくさんありますがファルコンゲートに近いA2を目指して三沢空港交差点にナビを設定して向かうこと約1時間…

 予定通り02時40分頃に三沢空港交差点に到着!ココを右折すればまもなく臨時駐車場ですが…ほひょ! 車が並んでいます!! 三沢空港交差点まで縦列駐車がつながっています。

 はて?とりあえず縦列駐車の最後尾に停車して情報収集です。前の車のドライバーに「これって駐車場オープン待ちですか?」と聞いてみたところ「この先に行ってないから分からないけど…たぶん…」と話をしていると後からきたドライバーに「これってオープン待ち?」と聞かれる立場に… 笑

 しばらく待って3時を過ぎたときに車が動き出して駐車場には入れましたが、A2、A1は満車で案内されたのはB1でした。大人数の誘導員が灯りをともして案内していたので混乱無く入れましたが昨年とは違う状況でちょっとビックリでした~。

 早速仮眠モードに入って6時に起床!ファルコンゲートの最後尾到着が6時40分だったので昨年よりは遅かったのですが列はかなりファルコンゲートに近いところです。ラッキー! と思ったらファルコンゲート脇に広~い待機スペースが確保されてて道路上の列が短かっただけでした~。

 並んだ直後は雨が降ってきて傘を差しながらの待ちでしたがXで「基地職員が7時30分にオープンすると言っていた」というつぶやきがあったので期待して待つと…その情報どおり7時30分にはゲートがオープン!徐々に列が動きだして8時過ぎには広いエプロンに着くことができました~。めでたしめでたし…

 妻が観覧場所をキープして椅子を広げて撮影用ホームベースを確保できたので荷物を置いてオープニングフライトまでエプロンを探索です。昨年は自衛隊と米軍で展示スペースを分けていましたが今年は混在しているいようです。→参照:エアフィールド・レイアウト

 ブルーインパルスの駐機場までいったところでオープニングフライトが近づいて来たのでマイホームベースへ戻って撮影準備です。今年は悪天候のため展示飛行の予定に一部変更がありました。
〈当初の予定〉
08:30~09:00 オープニングフライト(E-2、F16s、P-8、F-35)
09:15~09:30 機動飛行(自衛隊 F-35A)
09:30~09:40 訓練飛行(自衛隊 F-15)
09:40~10:00 機動飛行(米軍 F-16)
10:00~11:30 曲技飛行(ブルーインパルス)

12:45~13:00 訓練飛行(自衛隊 UHー60J)
13:05~13:25 訓練飛行(自衛隊 CH-47J)
13:30~13:40 航過飛行(自衛隊 F35A、米軍 F-16)航過飛行
13:55~14:05 訓練飛行(米軍 CV-22)
14:10~14:25 機動飛行(自衛隊 F-35A)
14:35~14:50 機動飛行(米軍 C-17)
15:00  航空祭終了
 
〈変更後の予定〉
08:50-09:00 オープニングフライト(E-2、F16s、P-8、F-18s and F-35)
09:15-09:30 機動飛行(自衛隊 F-35A)
09:30-09:40 訓練飛行(自衛隊 F-15)
09:40-10:00 機動飛行(米軍 F-16)

12:45-14:15 曲技飛行(ブルーインパルス)
14:15-14:30 訓練飛行(自衛隊 UHー60J)
14:35-14:55 訓練飛行(自衛隊 CH-47J)
15:00-15:10 航過飛行(自衛隊 F35A、米軍 F-16)航過飛行
15:15-15:30 機動飛行(自衛隊 F-35A)
15:00  航空祭終了

 さて、時刻はまもなく8時50分… 幸い雨は上がって少し青空も見えてきました。
いよいよ三沢基地航空祭2023の開幕です!

オープニングフライト E 2-D アドバンスド・ホークアイ

オープニングフライトF-16

 オープニングフライトF-35A

オープニングフライトEA-18G グラウラー

オープニングフライトP-8ポセイドン

オープニングフライト・ベストフォト!
JASDF E-2D「アドバンスド・ホークアイ」警戒航空団創立40周年記念特別塗装


USA F-16


JASDF F-35A (第302飛行隊)

別アングルphoto→アフターバーナーONアフターバーナーOFF

USA EA-18G グラウラー


USA P-8 ポセイドン


こちらはオープニングフライトを終えた機体の写真集で~す。





さあ、次はお待ちかねのF-35Aによる機動飛行です! 09時15分にテイクオフします!

F-35A 機動飛行 テイクオフ!

緑色の右翼端灯がキラリン!

ステルス機特有のヌメッとした表面はなんとなく両生類っぽい!?

F 35A 機動飛行 ヴェイパー出まくりの飛行に注目!

翼端ヴェイパーが2本!

左旋回をするF-35A、垂直尾翼の角度と上面のフォルムが分かりますね~。

F- 35A 機動飛行 右90°ナイフエッジから捻りを入れて左360°旋回する機動は圧巻のパフォーマンス!

こちらはウエポンベイ・オープンの絶賛サービス中!

う~む、ウエポンベイの中はメカむき出しですね~。よく見ると左右非対称!?


いや~今年も迫力満点のF-35A機動飛行でした~。

 妻にとっては初めて見る戦闘機の機動飛行だったらしく爆音の大きさには心底驚いたようでした。「攻撃されて撃たれるかもと思った~」と冗談混じりに言ってましたが「…カッコイイと思う気持ちが少し分かった」とも言ってました。

 9時30分からの自衛隊 F-15の訓練飛行は1回だけ通過する航過飛行のみだったので会場に落胆の声がひびきました。ま、天気が悪かったのしょうがないですね~。

 
 9時40分からのPACAF F-16デモチームのアクロバット飛行も雲が低かったので水平系のみのアクロとなりました。ざんねん~!

F-16デモチーム・テイクオフ!


マッハ0.95(時速1100km以上)で会場を通過するハイスピード・パス!

ヴェイパー・コーンが出来そうだったのですがはっきり捉えることはできませんでした~。

ファルコン・ターン(攻撃を回避するための急旋回機動!)


ロースピード・パス

動画の15秒付近から星条旗グローブのお手振りが見えますよ~。

デディケーション・パス(別名:トップガン・パス)

 映画トップガンの名シーン!管制塔の上官がコーヒーをこぼすあのシーンを彷彿とさせるパスです。至近距離をハイスピードで通過するのでカメラでは追いきれないパスですが今回初めて動画におさまりました~。どうぞご覧ください。(注:デディケーション・パスは現在テロと戦っている,または自由を守るために命を落とされたアメリカ合衆国および同盟国の勇敢な兵士に捧げるフライトで映画とは何の関係もありませんのでお間違いなく…)

 いや~水平系のみということを感じさせない見事なフライトでしたね~。満足!満足! さて、これで午前の展示飛行は終わりなので、ここで撮影用ベースを撤去して展示スペースを散策することにしました。

〈エア・フィールド写真集〉
航空自衛隊 無人偵察機 RQ-4B グローバルホーク(全長15m 翼長40m 航続時間 約36時間)


海上自衛隊 哨戒機 SH-60J


陸上自衛隊 対戦車ヘリコプターAH-1S コブラ


CH-53スタリオン(写真では伝わりにくいのですが、これ飛ぶの?と思えるほどの巨大ヘリコプターでした~)


A-10サンダーボルトⅡ

 知る人ぞ知る地上攻撃機A-10サンダーボルトⅡ(別名:低空のイボイノシシlow-flying warthog)はマニアにとって垂涎ものの航空機だけあってたくさんの人が撮影していました~。

30mmGAU-8ガトリング砲

 低空を低速度で侵入し敵戦車,装甲車を攻撃するために開発された航空機だけあって対防御性はとても高く、油圧を失っても人力操作で操縦できて機体もエンジン一基、垂直尾翼1枚、昇降舵1枚、片方の外翼を失っても飛行可能な設計となっているそうです。わぉ!

F-15E ストライクイーグル

 こちらは今回の展示で一番人気の嘉手納基地から飛来したF-15Eストライクイーグルです。F-15と言えば制空戦闘機ですがF-15Eは戦闘爆撃機として改良された機体で、見た目の大きな違いは復座になっていることくらいですが機体構造は全体の6割が再設計されているそうです。

 F-15Eは攻撃能力の高さから2030年代まで運用が続けられます。ちなみにA-10は1970年代に初飛行した最古参機ですがF-35やF-16でA-10の代わりが務まると証明されるまで運用を続けるとして退役の無期限延長がきまり2030年代まで運用するとのこと。なので航空祭でまだ見られそうですね。

 F-15Eストライクイーグルの色は渋~いガンメタリック・カラーで超クールでした~。写真では色がビミョーに違うのでコチラの動画で実際の色をご覧ください。奥にいるF-35Aも嘉手納基地飛来です。

 さて、午後のブルーインパルスまではまだ時間があるのでここでランチタイムです。今年もUSAバーガーキングに行ってみましたが相変わらずの激混みだったのでUSA屋台で念願のターキーレッグをゲットして軽めの昼食としました~。お値段は10ドルでしたが円安のため日本円で1500円でした。

 同じお店でチョコ・ブラウニー(500円)も買ったのですが、これがめちゃおいしくて妻も大喜びでした。ランチスペースは米軍基地航空祭ではおなじみの大型機の翼下です。飛行機の影の形に沿ってたくさんの人が座り込んでランチタイムを楽しむっていいですよね~。

 さあ、午後のメインイベントはブルーインパルスです。三沢では4年ぶりの飛行となるようですがこの天気ではさすがに第1区分はムリなので…どのようなアクロを行うのか、そもそもアクロができるのか不安と期待が入り交じります。

 さて、ウオークダウンが終わってパイロットがコックピットに乗り込みましたがなかなかタキシングを始めません…。空は晴れていますが雲量は多めです。上層雲はそれほどアクロに影響は無いと思いますが問題は海から流れてくる低層の雲です。う~む,これをどう判断するのか…ですね。

 タキシングを始めて全機が滑走路に移動しても離陸を開始せず、どうしたんだ~と思う時間がしばらく過ぎてからやっと「天候調査のため5番機だけが単独で離陸します」のアナウンス…。5番機がかなりの長い時間慎重に天候調査を行った後「これから1番機から順に単独離陸を行います」のアナウンス。

 全機が離陸した後、最初のアクロはなんだろうと思いながら待っていると「正面をご覧ください。6機によるダイヤモンド・ローパスです」のアナウンスが… あー、ということは今日はアクロをしない航過飛行だけか~、とちょっとガッカリしましたが、雲から突然あらわれたデルタローパスはこれぞブルーインパルス!青い衝撃だ~!と思わせる素晴らしいパスでした!

デルタ・ローパス(登場のインパクトは最高でしたがこの後すぐ雲にかくれました~)


リーダーズ・ベネフィット・ローパス


ポイント・スター・ローパス(かなり低空飛行で侵入してきたなぁ~と思ったのですが…)


直上通過でビックリ! わぉ!これほど低いローパスは見たことがありませ~ん!


なんと、管制塔をかすめるように通過して行きました~。トップガン・パスだ~!


スワン・ローパス


グランドクロス・ローパス(こちらも管制塔をかすめるような超低空飛行!)


エシュロン・ローパス(6機によるエシュロンはレア!)


ピラミッド・ローパス(これまた超低空飛行でした~)


ツリー・ローパス(6番機が写ってませんが三角形を二つ組み合わせて大きな木を形作る隊形です)


フェニックス・ローパス(なぜかこの1枚しかありませんでした~。疲れているな…)

 以上が本日の課目のすべてです。今回のブルーインパルスの展示飛行はこの状況の天候の中では最高と言えるパフォーマンスだったのではないでしょうか。というのも低層の雲が低かったので規定からすると飛行そのものが中止になってもやむを得ない状況だったと思います。

φ(.. ) ミニ知識:ブルーの展示内容はその日の「雲の状態」で決まる!
各区分の実施基準(すべて視程8km以上)
*シーリング:全天のうち8分の5以上を覆う雲の底の高さ,雲底高度
・第1区分 シーリング10,000フィート(約3,000m)
・第2区分 シーリング7,000フィート(約2,100m)
・第3区分 シーリング5,000フィート(約1,500m)
・第4区分 シーリング3,000フィート(約900m)
・編隊連携機動飛行 視程5km シーリング3,000フィート(約900m)
・編隊航過 視程5km シーリング1,500フィート(約460m) ← 今日はここ!
*視程5km シーリング1,500フィート(約460m)を下回った場合は中止


 ブルーインパルス展示飛行後は帰りの激混みを避けるためちょっと早めに退場しました。帰りはシャトルバスに乗ったのですが、これがまさかのロングドライブでした~。

 バスに乗ってまもなくオカゲートに着いたのですが停車することなくバスは基地内を北へ走り続けます。滑走路端を横断して格納庫が建ち並ぶところまで行き、三沢航空科学館の裏にあるBus Turn-around(Museum Taxiway)でUターンをしてオカゲートまで来た道を戻るというコースでした。

 時間はかかりましたが、プチ基地内見学ツアーという感じで楽しめました。バスに乗るまでの待ち時間は30分でしたが、その間に遠目ですが UHー60J、CH-47J の訓練飛行と自衛隊 F35A、米軍 F-16の航過飛行が見えました。米軍 CV-22の訓練飛行と米軍 C-17の機動飛行は時間が押してたので中止になったようです。

 台風通過でどうなるかと思った三沢基地航空祭2023でしたが結果的には十分楽しめた1日となりました。今年の入場者数は昨年の2倍で7万人だったようですが、横田基地友好祭の2日で19万人を経験してるのでそれほど混んでいるようには感じませんでした。慣れってスゴイですね。

〈関連ブログ〉
松島基地航空祭2023 観覧記録 2023.9.14
横田基地友好祭2023 観覧記録 2023.6.13
三沢基地航空祭2022 観覧記録 2022.9.13

松島基地航空祭2023 観覧記録

2023年09月14日 | Weblog
 ふ~む、どの天気予報を見ても雨ですね~。しかも強い雨の予報が出ています。まー、とりあえず行ってみて現地判断とすることにしましょう。現地の天気は行ってみないと分かりませんからね~。

 なんと言っても今年の松島基地航空祭は4年ぶりの入場制限ナシだから行かない選択肢はないよね~と出かけたものの利府を過ぎて松島町に入ったところでバケツをひっくり返したような豪雨になりカーナビからは冠水警報が… 

 あわわ、この先大丈夫か~、と思ったのですが松島基地がある矢本に着くと水たまりはあるものの雨は降っていません。なんなら青空も見えてます。よし、これならOKです! 

 まずは駐車場探しですが…天気を気にして若干出遅れたので駐車場は駐車台数が400台と一番多い矢本東市民センターにしました。駐車場には難なく入れましたが駐車場係員がシーバーで「…あと10台です」と言ってたのでギリギリだったようです。→臨時駐車場情報臨時駐車場案内経路

 ここから松島基地までは2.5kmもあるので臨時駐車場では遠い方ですが駐車できたので良しとしましょう。ここからてくてくと歩くこと約30分、行き着いたのは自衛隊基地の東門でした。やった~、久々の松島基地航空祭です。さて、現在時刻は8時30分、オープニングフライトまでには30分あるので基地内を探索しましょう。

 とりあえずまっすぐ滑走路方向に進むと、ほひょ、ブルインパルスJrの走行展示が始まるところでした。オープニング前なので本番さながらの訓練走行?といったところでしょうか、オープニングフライトまで時間があるのでココで観覧タイムです。

 お、始まりました。おおー、ブルーインパルスJrの演目を間近で見るのは初めてですが見事なフォーメーションです。しかも、カラースモーク… これはすご~い!

タイトなフォーメーションを見せるブルーインパルスJr。ハイスピードで交差するスリリングな課目や途中で燃料を補給する空中給油タイム?などもあって見応え十分の展示走行です。

 そして、何と言っても圧巻の演目は「コークスクリュー」です。どうやって再現するのだろう?と思いましたが、これはお見事! 6番機のグリーンスモークが映える軽やかなコークスクリューでした~。→photo1photo2

 おっと、そろそろオープニングフライトの時刻です。急いで航空機展示エリアまで行くと、UH-60JとUH-125Aが通過したところでした。次に通過するオープニングフライト機はT-4とF-2ですが、おお~、スモークが出ています。ブルーインパルスの予備機とF-2Bの三機編隊飛行です!



 さあ、いよいよ松島基地航空祭2023の開幕で~す。本日のイベントはこんな感じ…。


 オープニングフライトの後はF-2B機動飛行です。

 F-2Bの機動飛行は総合案内所付近に展示飛行の解説ボードがあるのでこれをスマホで撮影してから展示飛行を見るのがオススメです。

 F-2B機動飛行のあとは午前中のメインイベント、ブルーインパルスの訓練飛行です!
滑走路に向かう1番機、お手ふりいただきました~。


 リード・ソロ5番機によるローアングル・キューバン・テイクオフ

 オポジング・ソロ6番機のロールオン・テイクオフ

 φ(.. ) ミニ解説:「ローアングル・キューバン・テイクオフ」と「ロールオン・テイクオフ」は5番機と6番機が編隊離陸をして同時に行うダイナミックな課目ですが今回は天候状況で単機離陸になったようです。
 約445kmまで加速した5番機が滑走路の終端付近でイッキに急上昇して宙返りをするローアングル・キューバン・テイクオフはT-4の高い運動性能ならではの課目です。→ド迫力の同時離陸動画はコチラ


 さあ、次はお待ちかねのファン・ブレイクです。会場の斜め後方から機体間隔1mの密集隊形を維持したまま高度100mを時速720kmというハイスピードで観客の目の前を通過していきます。

 ブルーインパルスが突如現れて至近距離を高速で通過するのでいつ見ても圧倒されます~。コックピットの中が見えるほどの低高度! スピードが速すぎていつもフレームアウトしてしまいます…


松島基地航空祭2023ブルーインパルス チェンジ・オーバー・ターンの後半部分


 こちらはトレイル・トゥ・ダイヤモンド・ロール、雲が低くループ課目はナシでした~。


 
 2~4番機が背面姿勢を維持したデルタ隊形、オポジット・トライアングル!


松島基地航空祭2023ブルインパルス ボントン・ロール
↑ スモーク・オフと同時に右へ360°ロールをして会場の右手後方に抜けていく課目、6機の息の合ったロール機動が見どころです。

 最後の課目は5、6番機によるコークスクリューです。見事に決まりました~。

 さて、ブルーインパルスの後は10時10分からUH-60LとU-125Aによる救難展示飛行が始まりますが、撮影はひとまず休憩として展示航空機を見ながらA格納庫まで移動です。

 救難ヘリコプター UH-60J


 US-2 救難機


 V-22オスプレイ


 P-1 哨戒機


 こちらはエプロン内で展示しているF-15J、F-2B、T-4(ブルーインパルス)です。

 さて、A格納庫前までやって来ました。10時50分から始まるF-2Bの訓練飛行まではまだ時間があるので、ここでA格納庫を見学することにしましょう。

 A格納庫の中は航空機エンジンやF-2武装展示など盛りだくさんで見応えがありました~。

 兵装展示20mm機関砲弾M61A2機関砲AAM-3AAM-3説明チャフ/フレア

 ブルーインパルス関連の展示もありました。

射出座席射出座席の仕組み4番機の尾翼

 圧巻はF-2機搭載のエンジン F110-IHI-129Bの展示です。迫力ありました~。

 さて、時刻は10時50分です。まもなく F-2B、2機による訓練飛行が始まります。

 お、解説アナウンスが始まりました~。コンバットデバーチャーと呼ばれる2機同時の離陸で上昇したF-2Bが滑走路左側から進入してきました。松島基地を敵基地とみなして行う攻撃デモのスタートです! 解説はこちらを参照→21sq-F-2B

②エントリーパス(低高度、高速度で進入した2機がブレイクして爆撃パターンに入る瞬間)


③爆撃10°ダイブアングル


訓練は増装タンクを付けたまま…というのは当然のことですがそこが妙にリアルですね。

 …と撮影に夢中になっていると滑走路からキーンというエンジン音が… わぉ、11時10分から始まるF-16デモフライトに向けてPACAFのF-16がタキシング体勢に入ってます。間髪入れずにデモフライトが始まるようです。うわ~、(嬉しい悲鳴~)

 さあ、まもなくテイクオフです。アメリカ太平洋空軍PACAF F-16デモチームは松島基地でどのようなアクロバット飛行を見せてくれるのでしょうか? ワクワク… 期待に胸が膨らみます!

PACAF F-16デモフライト アフターバーナー・テイクオフ→キューバン8

↑ わずか300mの距離で離陸後、捻りを入れて低高度で観客前を通過!その直後に急上昇して八の字を描くキューバン8を行うF-16デモチームの名物アクロ!(太陽がまぶしくてスマホで追い切れません~)

 天気が回復したのでヴェイパーはやや控えめです。それにしても日射しがキツイ!

 グイーンと急上昇!翼面にモフモフが発生します!

イーサン”バンタム”スミス大尉は2023年6月からの新パイロット! ようこそ!松島基地へ。

 これは背面ではありません。よく見るとコックピットが見えま~す。


で、本日のマイフェイバリットフォト! まるで空撮したかのようなフォトがありました~。

いや~、ナイスなアクロでしたね~ F-16デモチーム!松島でも堪能させてもらいました~。

 さて午前のプログラムが終わったので、ここでぜひみたい展示コーナーのC格納庫に向かいましょう。そうです。C格納庫は知る人ぞ知るブルーインパルス専用格納庫です。今日は開放してT-2ブル-インパルス機とF-2コックピットを展示しているようです。ですが、これが遠いのなんのって、途中日陰で休憩をしながらやっとの事で尽きました。早速入ってみましょう!

おおー! 何ということでしょう! T-2ブルーインパルスの176号機です!

 176号機は1982年のT-2 Blueデビューから1995年のラストフライトまでリーダー機を務めた1番機です。決して順風満帆ではなかったT-2Blue時代を最後まで牽引してT-4へ引き継いだリーダー機としてブルーインパルス史を語る上では最も功績のあった機体だと言えるでしょう。

 1984年7月29日松島基地航空祭で撮影した176号機(浜松事故後、展示飛行を再開したとき)の写真がありました。→photo1photo2phpto3(注:垂直尾翼のポジション・ナンバーは1987年夏から記入するようになったので当時はまだ無かった)

 T-2 Blueは3機を事故で失ったため現存しているのは7機のみです。松島基地以外では浜松広報館、石川県立航空プラザ、岐阜かがみはら航空宇宙博物館、百里基地、三沢航空科学館仙石線鹿妻駅前で保存されています。(浜松広報館 111号機、石川県立航空プラザ 163号機、岐阜かがみはら航空宇宙博物館 173号機、百里基地 175号機)

 F-2のコックピット展示は長蛇の列だったので見学はパスしました~。ふう、これでお目当てのものは見たので、ここでエネルギー補給としましょう。

 C格納庫を後にして露天通りに行くとお昼時なのでどの店も長蛇の列です。この炎天下で並ぶのはご免だな~と思って露天を見て回ると… ほひょ、誰も並んでない露店が1軒あります。

 はて、この店舗は商売をやっているのだろうか。お店の看板を見ると売っているのは「ソーセージ4本400円」の1種類だけ…はて、買っていいのだろうか…と変なことを考えてしまいましたが、店名はなんと「牛タンの利休」です。な~ら安心!ということでソーセージをゲットです。

 さて、ほかに長蛇の列ができていない店舗はないかなぁ~と探していたらありました!ケバブのお店です。ここでタンドリーチキンが入ったピタサンドをゲットして食べ物は確保!あとは飲み物ですが…どこのお店も、最後尾はココですプラカードが必要なほどの長~い列になってます。さすがにこの炎天下で待つのは危険なのでとりあえず日陰を探してエネルギー補給をすることにしました。それにしても今日の日射しは経験したことないほどの強烈さです。

 ふう、皆さん考えることは同じで建物の日陰はどこもランチタイムの人でごった返しています。東門の方にしばらく歩いたところで誰もいない木陰を発見!やった~、ここで腰を下ろしてランチタイムにしましょう。利休のソーセージもケバブのピタサンドもとても美味でしたが食べ終わるとよけいに水分が欲しくなりました。

 水筒に氷は入っていますが液体のH2Oは存在しない状態です。この氷が瞬時に溶ければいいのに…と思いながら水筒の底にたまっているH2Oを口に流し込んだ時、なんと、目の前にあるのにその姿が見えないステルス自販機を発見!

 ほひょ~、これは天の恵みかミラクルか~、その自販機までは約20歩という近距離です…こ~れはオドロキです。行ってみるとたくさんの種類の飲料水があって、エナジードリンクもありました。ラッキー! さっそく購入したエナジードリンクが喉を通過した瞬間に、ひょっとしてこれ飲んだら千と千尋…のお父さんのように豚になるのでは? と思いましたが、そんなコトはありませんでした~。笑

 さて、お腹もいっぱいになってエネルギー充填完了です。現在時刻は12時45分ですが、う~む、ブルーインパルスの展示飛行までは1時間以上ありますね~。気温は更に上昇、日射しも更に強くなっています。…う~む、午後のブルーを見たいけど、カラダが、おいおい大丈夫か~この炎天下を駐車場まで2.5kmも歩くんだぞ~体力のこってるか~と問いかけてきます。

 たしかに基地内では隊員が担架をかかえて熱中症者のところへ駆けつける様子や救急車を誘導する隊員も見かけたので暑さが尋常ではないことが分かります。ということで午後はパスしてあっさり帰ることにしました~。帰路の2.5kmは果てしなく長く、駐車場に着いたときはヘロヘロでした。

 臨時駐車場の矢本東市民センターに着くと何と職員がかき氷と冷たい飲み物の販売をしていました。かき氷は100円で練乳はサービス、飲み物は150円という大サービスです。こ~れは、ありがたい! メロンかき氷と柚子ソーダを頂いてほっと一息ついてから帰りました~。矢本東市民センターのみなさん、ありがとうございました~。