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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

スピカ食

2013年08月12日 | 
今日はスピカ食です。晴れているのでウオッチングしてみることにしましょう。
ほひょ、現在18時50分ですが、仙台ではまだ潜入していないようです。

おっ、肉眼では見えませんでしたが、望遠鏡ではきれいに見えます。かなり美しいです。

…ということで急いでセッティングをして、シャッターを押そうとした瞬間に…
スピカが、消えました。どーも潜入したようです。トホホです。

2013.8.12 18:55:00 D300mm F10 D90 ISO800 1/30

まー、気を取り直して出現を待ちましょう。

2013.8.12 19:13:08 D300mm F10 D90 ISO800 1/200

見えてきました。

2013.8.12 19:13:29 D300mm F10 D90 ISO800 1/200

スピカの明るさが微妙に変わっています。


なかなか月面から離れません。

2013.8.12 19:13:54 D300mm F10 D90 ISO800 1/200

スピカが明るく輝き始めました。

2013.8.12 19:14:05 D300mm F10 D90 ISO800 1/200

こちらはスピカ食後(19時16分頃)の様子です。

8月7日のISS&HTV-4(単独飛行)

2013年08月07日 | ISS(国際宇宙ステーション)
本日ISSとHTV-4が日本列島を縦断していきました。
天気は良くありませんでしたが、好条件での通過だったので撮影にチャレンジしてみました。

本日のイベントデータです。

ISSに関してはこれ以上ないほどのベストコースです。


最大仰角は86°、直距離は422kmです。


ほぼ天頂通過コースです。


こちらはHTV-4の通過コース

ISSに遅れること約20分、日本海上空~青森上空コースです。



直距離は413km、ISSとほぼ同じです。

北斗七星の中を通過していきます。

では、早速準備開始です。

本日のピンあわせはベガです。
おっと、ISS通過5分前になって、モクモクと雲が発生してきました。
露出はやや長めの1/800からスタートさせましょう。

本日のファーストショット(最大仰角通過1分48秒前)

2013.8.7 19:19:52 D300mm F10 D90 ISO800 1/800

最大仰角通過 1分01秒前

2013.8.7 19:20:39 D300mm F10 D90 ISO800 1/1600

最大仰角通過 46秒前

2013.8.7 19:20:54 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

最大仰角通過 16秒前

2013.8.7 19:21:24 D300mm F10 D90 ISO800 1/2500

最大仰角通過 14秒前

2013.8.7 19:21:26 D300mm F10 D90 ISO800 1/2500

最大仰角通過 13秒前

2013.8.7 19:21:27 D300mm F10 D90 ISO800 1/2500

最大仰角通過 11秒前

2013.8.7 19:21:29 D300mm F10 D90 ISO800 1/2500

ここで鏡筒回転です。ここまでは薄雲を通しての撮影でしたが、鏡筒回転
直後は厚めの雲を通しての撮影となりました。

最大仰角通過 16秒後 雲の中を通過中、ラジエターに露出があっています。

2013.8.7 19:21:56 D300mm F10 D90 ISO800 1/2500

最大仰角通過 29秒後

2013.8.7 19:22:09 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

最大仰角通過 32秒後

2013.8.7 19:22:12 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

最大仰角通過 39秒後

2013.8.7 19:22:19 D300mm F10 D90 ISO800 1/2000

以上でISSの撮影は終了で~す。HTVー4の撮影準備をしましょう。
撮影場所は北の空がよく見える北観測所です。望遠鏡を移動させましょう。

撮影成功の鍵はHTV-4の視認がどこでできるかです。
仰角10°での明るさはわずかに3.8等級ですので、薄雲がある状態では当然見えません。

仰角45°でも明るさは1.5等級です。見逃すことも考えられます。

さて…、時間です。しか~し、移動光点は見えません…、
おかしい、そろそろ最大仰角時間です。…おっ、わお!、わっわお!!

*「わお」解説。
最初の「わお!」はHTV-4を見つけたが、あまりにも移動速度が速いので出た感嘆詞です。
次の「わっわお!!」は増光したHTV-4がどんどん増光してまばゆいばかりのフレアをおこした瞬間を見たときの感嘆詞です。

…そうです。移動速度は速いわけです。

撮影時の高度は、まだ280kmしかなかったのです。

…ということで撮影できたのはほぼ最大仰角時、

2013.8.7 19:45:45 D300mm F10 D90 ISO1600 1/500

410km離れたところを飛行する10mの飛翔体撮影成功です。

2013.8.7 19:45:46 D300mm F10 D90 ISO1600 1/500

今回のHTVは終始オレンジ色っぽく見えました。

2013.8.7 19:45:50 D300mm F10 D90 ISO1600 1/500

HTV-4がISSから分離するのは9月5日です。それまでに、天気の具合が良かったら
ドッキング中のHTV-4の撮影に挑戦してみることにしましょう。

関連ブログ
HTV-1→ISS拡大撮影(*)
HTV-2→撮影準備編(*)、単独飛行編(*)、ランデブー飛行編(*)、ドッキング編(*)、
      撮影データメモ編(*)、データ記録編(*)
HTV-3→8月7日早朝編(*)、8月7日20時12分編(*)、HTV-3確認編(*)

東北南部梅雨明け!

2013年08月03日 | お天気
本日、気象庁が北陸・東北地方の梅雨明けを発表しました。

今年は立秋前日の8月6日が梅雨明け発表最終ラインだったので、ひょっとしたら
「梅雨明け発表なし年」になるかも…、と思ってましたがギリギリ間に合いました~。

東北南部としては、平年より9日、昨年より8日ほど遅い梅雨明け発表でした。

さて気になる「ニイニイゼミの梅雨明け発表予報」の結果ですが、早速検証してみることにしましょう。


観測年  初鳴き 梅雨明け発表
2007年  7月20日→8月 1日(11日後)
2008年  7月11日→7月19日(8日後)
2009年  7月 6日→梅雨明け発表なし
2010年  7月 7日→7月18日(11日後)
2011年  7月 9日→7月11日( 2日後)
2012年  7月16日→7月26日(10日後)
2013年  7月15日→8月 3日(19日後)

ふ~む、今年は観測史上最長記録となったようですね。

今年の異常気象にはニイニイゼミ君も混乱したらしく…、
15日以降の鳴き方に今までと違うパターンが見られました。

例年だと、初鳴き後は毎日ニイニイゼミが鳴いているのですが、

今年は…、
7月15日→○(初鳴き)
7月16日→×
7月17日→×
7月18日→×
7月19日→○  
7月20日→○
7月19日→×
といった感じで、連続で鳴くことがなかったのです。

しかも、土砂降りの夕方に雨音と張り合うように鳴いていたこともあり、
ニイニイゼミ君も今年の異常気象に翻弄されていたようですね。

さて、昼間は梅雨明けといっても雲量が7~8もあったのですが、
夜になると雲がなくなり満天の星空となりました。

久しぶりの星空です。夏の大三角が高い位置にあります…、きれいです。
ふ~む、星を見るのは何ヶ月ぶりだろう…、と思うほど、星を見ていなかった気がします。

久しぶりに見た星空は、明るさの違いと色の違いがよく分かって、
「星って、こんなに色の違いがあるんだぁ~」という感想がわきました。

…と空を見上げていると、足もとで秋の虫が大きな声で鳴き始めました。
おいおい、夏はこれからですよ、出番が早すぎますよ~。

東北の夏は、あっという間に終わってしまいます。

今年はペルセの条件がよいようですので、晴れたらウオッチングしてみることにしましょう。