晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

X37B(OTV-5)

2019年09月15日 | X-37B
Heavens-Aboveによると本日X37Bが好条件で仙台上空を通過するらしい。



しか~し、通過時刻の18時32分は日没後わずかに45分後…、太陽高度も-9°ではバリバリの絶賛薄明中です。前回観測したときはX37Bの明るさが2等級だったので眼視は無理そうです。今回も待ち伏せ作戦で写真をとることにしましょう。



待ち伏せは最高高度になるヘルクレズ座の付近で固定撮影、ISO感度は3200、露出は4秒の連続撮影、ズームレンズの焦点距離は38mm(F4.5)かな…。あとは双眼鏡でOTV5を探すことにしましょう。

さて、時間です。双眼鏡を覗こうと上を見上げたとき…、おお!、なんだ!?、ISSのように明るい衛星が高速で移動しています。え!? わお! この時間に明るい衛星って何~? ほひょ、ふひゃ~、これは…、なんとX37Bでした…。明るすぎます!!

待ち伏せ作戦のカメラの画角にもしっかり入ってきました。

2019.9.15 18:32:09 NIKON D90 ISO3200 4sec f38mm F4.5

光度はデネブより若干暗い程度の明るさです。

2019.9.15 18:32:19 NIKON D90 ISO3200 4sec f38mm F4.5

移動速度はISSに比べてかなり速いスピードです。

2019.9.15 18:32:24 NIKON D90 ISO3200 4sec f38mm F4.5

OTV-5号機のデータを見ると近地点が295km、遠地点が339kmとかなり低いようです。この距離なら拡大撮影でかなりの詳細が分かるかもしれません。太陽電池パドルを開いているシャトルの様子を撮影できる可能性があります。機会を見てチャレンジしてみましょう。

*OTV-5号機は2017年9月7日のリフトオフから数えて今日で738日目(2年と8日)で飛行日数記録を更新中です。