晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

ドーン打ち上げ成功!

2007年09月29日 | 宇宙開発
9月27日午後8時34分(日本時間)ケープカナベラル空軍基地・射点17B
より小惑星探査機「ドーン」が打ち上げられました。

リフトオフ!


ドーンと打ちあがる様子はなかなか迫力があります。


ドーンは2009年3月火星でフライバイを行い
アステロイド・ベルトへと向かいます。

〈仮想航行〉
ドーンにはニッケルコインサイズのシリコンチップが
搭載されています。

この中には36万人分の名前が登録されておりアストロイド
ベルトへ向かってドーンと共に宇宙を航行します。

はやぶさでは小惑星イトカワへマーカーを投下しましたが
ドーンではそのような計画はないようです。

ミッション終了後は人工ミニ小惑星ドーン?となって永遠に
宇宙を航海することになるのでしょうか‥‥。

セレーネまもなく地球フライバイ

2007年09月28日 | 宇宙開発
セレーネがまもなく2回目の地球フライバイを行います。

上図は9月29日(土)12時頃(日本時間)のセレーネの様子です。

フライバイ終了後いよいよセレーネは月に向かいます

セレーネは10月4日に月周回軌道投入マヌーバ( LOI1 )を行い
月周回軌道(近月点100km 、遠月点13000km)に入ります。

中秋の名月と満月

2007年09月27日 | 
9月27日は満月です。仙台でも満月が見えました。


今日の月はまんまるお月様です。


25日に見られた中秋の名月は満月2日前の月でした。

9月25日撮影の月「中秋の名月」
たしかに左下が欠けています。クレーターも見えます。
中秋の名月の日と満月の日が一致しないことがあるのはなぜでしょう?

その答えは‥
「旧暦8月15日を中秋の名月とする」と決めたからです。
これでは説明になっていませんよね。

旧暦は毎月、新月の日を1日(ついたち)としています。そうすると
15日が十五夜お月さんになるので満月になりそうですが
そうはならないことが多いのです。なぜでしょう?

では、今月(9月)の月で説明しましょう。
新月は9月11日21時44分でした。
満月は9月27日 4時45分です。
*新月とは太陽と黄経が一致した瞬間をいう。
*満月は太陽との黄経の差が180°になった瞬間をいう。

計算すると今月は新月が満月になるまで
15日7時間1分かかったことになります。

満月になるまでの時間は毎月違います。
来月は14日23時間51分で、
11月は14日15時間27分で満月になります。

このように新月になる瞬間の時刻と
満月になる時間の関係で旧暦の15日が
満月にならない現象がおきてしまうのです。
「旧暦8月の満月の日を中秋の名月とする」と決めていれば
中秋の名月は必ず満月になったのですがね~

上弦の月

2007年09月20日 | 
南西の空にかがやく上弦の月



今日は高度が下がってもはっきり見えます。低空にも雲がないようです。


よく見ると月の形がへんです?  そこには蔵王山の稜線がありました。



見ていると、月はあっという間に沈んでいきます。







山に沈む様子はまるで‥月食を見ているようでした。

Dawn Mission

2007年09月17日 | 宇宙開発
NASAの小惑星探査機「Dawn(夜明け)」が9月26日に2つの小惑星「ベスタ」と「セレス」に向けて打ち上げられます。

セレスは小惑星番号「№1」が示すように1801年に発見された小惑星第1号。
直径が950kmもあり、アステロイド・ベルトでは最大の大きさである。
昨年のIAU総会で準惑星と分類されている。

ベスタは小惑星番号「№4」の小惑星である。発見は1807年、直径は530km
明るさが肉眼等級なので望遠鏡を使わずに見ることのできる小惑星である。


同じアステロイド・ベルトにある小惑星だがこの2つは似ている
ところがない。


ベスタはよくある小惑星タイプであり金属コアをもつ岩石型である。
しかし、セレスは金属コアがなく、岩石コアの周囲を100km以上の氷が
覆っていると考えられている。


太陽系形成初期の状態を保っている「太陽系の化石」と言われる
小惑星たち。この2つの小惑星を調べることで太陽系の夜明けを
探ることができるはずである。

期待されるミッションであるが、かなり長期的なミッションである。

リフトオフ 2007年9月26日
火星フライバイ 2009年3月
ベスタ到着 2011年9月
ベスタ出発 2012年4月
セレス到着 2015年2月
ミッション終了 2015年7月

Dawnはキセノンイオンエンジンで宇宙を航行する。


本体下部で斜め下に向いているのがイオンエンジンである。


このミッションは一度はキャンセルとなったが復活したミッションである。
7月の打ち上げ予定は天候不良と他のロケット打ち上げ優先のため
延期となり今回が三度目の正直である。9月26日のリフトオフを見守りましょう。

セレーネ

2007年09月16日 | 宇宙開発


9月14日に打ち上げ成功した月周回衛星「かぐやSELENE」は軌道投入誤差修正マヌーバを行い遠地点高度232,782km、近地点高度956km、周期4日23時間37分の軌道に投入しました。かぐやはこのあと軌道制御誤差補正マニューバを行い、19日に地球上空956kmでスイングバイして地球周回2週目に入ります。(現在は下記軌道図の1週目遠地点付近を飛行中)



スイングバイは19日午前10時頃(日本時間)南半球の夜側を
通過する予定