goo blog サービス終了のお知らせ 

晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

4月28日の土星

2012年04月29日 | 土星
今シーズン初の土星です。

土星はスピカのすぐとなりで輝いています。純白のスピカと黄色い土星、
色の対比がキレイです。恒星と惑星の見え方の違いがよくわかります。

〈今日の土星DATA〉
 光度: 0.3等 視直径:18.8" 輝面比:1.00
 地心距離: 8.79063 AU  日心距離:9.72812 AU

撮影は、新システム(可変式ウエッジプリズム)()では焦点距離が
長すぎるので旧システム()で撮影しています。

今回は、ステライメージによる画像復元処理をしておりません。
とりあえずRegiStax5.1のウエーブレット掛け流しのみです。

今日の土星は衝から10日ほど過ぎています。

2012.4.28 23:06 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

よく見ると、輪の東内側(写真では右側)に本体の影が落ちています。

2012.4.28 23:08 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

今回は気流が良かったので、同焦点アイピースで見た土星の本体が
立体的に奥行きのある球体に見えました。(個人の感想です。)

2012.4.28 23:51 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

ウエーブレット・フィルタはGaussian、スキームはDyadicで処理しています。

2012.4.28 23:51 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

…と、ここまでは昨夜のブログ、

本日時間があったので画像復元処理をしてみました。

RegiStax5.1、ウエーブレット・フィルタDefault、スキームLinear

2012.4.28 23:03 SE200N ToUcamPro2 15fps 1300frames

遠ざかる火星

2012年04月28日 | 火星
晴れました!久々の快晴です。

気温も上昇し、空は典型的な春の空となりました。
惑星撮影のチャンス到来です。ワクワク…

暗くなるのを待って、早速恒星のまたたきチェックをしてみると、
ふ~む、予想以上にチカチカしています。思ったほど気流は良くないようです。

まー、本日のターゲットは「遠ざかる火星」なので、良しとしましょう。
火星は相変わらずレグルスのとなりで赤く輝いています。

今日の光度は -0.1等級、 視直径 10.1" 輝面比 0.92 です。

では、撮影開始です。撮影システムはいつもと同じ… ほひょ、
遠い割には模様が見えています。気流が落ち着いてきたようです。

「遠ざかる火星」

2012.4.28 21:51 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

「1億3800万km彼方の火星」

2012.4.28 22:14 SE200N ToUcamPro2 15fps 1700frames

ステラナビによると今日の火星はこんな感じのようです。


気流の様子はこんな感じ…

さて、気流が落ち着いてきたので次は土星を撮影することにしましょう。

その様子は、次回のブログで…、



<追記:4月28日>
ステライメージによる画像復元処理画像
RegiStax5.1、ウエーブレット・フィルタGaussian、スキームDyadic

2012.4.28 22:10 SE200N ToUcamPro2 15fps 1584frames


マルミ光機NDフィルター・テスト

2012年04月21日 | 観測グッズ
午前中は曇っていましたが、午後になって太陽が出てきました。
5月21日の金環日食(仙台では部分日食)に備えて撮影機材のテストをしましょう。

撮影機材はいつものBORG60n+Powermate2ですが、フィルタを新調しました。
マルミ光機 製「太陽撮影用フィルター DHG ND-100000 58mm」です。
これに「マルミ STEP-DOWN RING 62mm-58mm」を装着してセット完了です。

で、早速テストしてみました。

2012.4.21 14:17:02 BORG60n Powermate2 D90 ISO200 1/1250(トリミング)



2012.4.21 14:16:56 BORG60n Powermate2 D90 ISO200 1/1600(トリミング)



2012.4.21 14:16:44 BORG60n Powermate2 D90 ISO200 1/2000(トリミング)

<テストレポート>
1/1250で撮影した写真→太陽外縁周辺に露出オーバーによる若干のにじみ発生。
1/1600で撮影した写真→3枚の中ではいちばん良さそう。
1/2000で撮影した写真→太陽外縁に周辺減光が若干見られる。

適正露出は撮影時の気象条件によっても変わりますが、とりあえず
当日は1/1600を基準として、その前後で適正露出を探すことにしましょう。

月と土星とスピカの接近

2012年04月08日 | 
4月に入って一週間になるというのに昨日(4月7日)の土曜日は
時々雪が舞う、寒~い一日となりました。
毎日のように雪が降っているので感覚がマヒしていますが
どう見ても、フツーではありません。

昨日の最高気温は6.8℃…、平年値は14.1℃なので、いかに寒いかがわかります。

そんなこんなで月と土星とスピカの接近が見られたのは日付が変わった頃…、

2012.4.8 01:15:30 NIKON D90 f18mm ISO800 F6.3 1sec

満月の明かりの中でも三角形に並んでいるのがきれいに見えました。

左が土星、右がスピカです。月の撮影時月齢は16.0でした。

2012.4.8 01:11:30 NIKON D90 f102mm ISO800 F6.3 1/6sec

月光に照らされて、夜間飛行の飛行機雲が光って見えました。

2012.4.8 01:13:0 NIKON D90 f18mm ISO800 F6.3 3sec(トリミング)

満月時刻は4月7日の04時19分でイースタームーンでした。

2012.4.8.6:01:06 BORG60 Powermate2× ISO200 1/400(トリミング)

撮影時の輝面比は0.99なので、よく見ると右上のクレーター群に
斜陽が当たっているのが分かります。

寒いけど季節は春です。そろそろ土星の観望好期ですね。

大風でウエザーステーションが機能停止状態に

2012年04月05日 | お天気
緊急事態です!

我が家のウエザーステーションが大風でテレメトリーを送信できない状態になりました。

(ご覧の通り、部屋から温度表示を見ることができない…というだけのことではありますが)

これは、4月3日から4月4日にかけて日本を駆け抜けた爆弾低気圧がもたらした
大風によるものです。早朝時に気温チェックためウエザーステーションを見たところ
上記写真のようになっていました。

はて、どのような動きをすればこのような状態になるのでしょう?

体操の内村選手も真っ青の伸身後方宙返り1回ひねりでもしたのでしょうか?
リフレクターは完全に破壊されましたが、液だめ部分に破損はなかったようです。

シーズン3を迎えた気象棒は、どうやら無事でした。この大風に耐えて、さらに
たぶん暴徒化したであろう乾湿度計と接触しなかったのはまさに奇跡といえます。

では4月3日-4月4日に何が起きたのか気象データを見てみましょう。

なんと4月4日には日最大風速20.7mを記録しています。
これは仙台では、観測史上8位にランキングします。(1926/10-2012/4)→データ

さらに注目すべきは気圧の低さです。
日付が変わる頃、気圧976.3hPaを記録しています。

4月3日

4月4日

これは台風シーズン以外では記録されたことのないデータではないかと思います。

それにしても、3.11以降、頻発する地震と度重なる異常気象…、ひょっとしたら
地球は、地殻変動、気象変動、息子の反抗期に突入したのかもしれませんね。

金星とプレアデス星団の接近

2012年04月02日 | 金星
金星とプレアデス星団がかなり近づきました。

しか~し、今日は昨日よりさらに曇っています。

2012.4.1 20:04:28 BORG60n NIKON D90 ISO800 5sec

北極星がかすかにしか見えないため、ポタ赤の極軸を合わせるのに
かなり手間取ってしまい、大幅に時間をロスしてしまいました。

その間に金星とプレアデス星団はかなり沈んでしまって…

2012.4.1 20:06:47 BORG60n NIKON D90 ISO800 4sec

あっという間に電線ゾーンに突入! 撮影は10分で終了しました。

明日は、20cm反射で撮影できるほど接近するのですが、予報では
大荒れの天気のようで、撮影は多分…、無理です。残念!

金星とプレアデス星団

2012年04月01日 | 金星
金星がプレアデス星団に近づいています。

雲越しですが、記録のために撮影しておきましょう。

2012.4.1 20:01:46 BORG60n NIKON D90 ISO800 5sec

最接近は4月3日ですが、予報では雨のようです

雲が切れるのをしばらく待っていたのですが…、

2012.4.1 20:02:12 BORG60n NIKON D90 ISO800 5sec

雲はさらに厚くなり…、やがて金星も見えなくなって撮影会は終了しました。
(帰宅時間が遅かったため、タカハシのポタ赤を使用して撮影)