晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

月齢27.6

2012年02月20日 | 
ほひょ、細~い月が見えてます。
現在時刻は06時。今朝の月は新月の前々日、月齢27.6の月です。
なかなかキレイな月なので撮影しておくことにしましょう。

2012.2.20.6:01:06 BORG60 Powermate2× ISO400 1/40

ステラナビによると、日の出20分前、仰角10°、輝面比 0.05、視直径 31.2'でした。
朝は時間がないので、わずか5分間の撮影会でした。

月齢27.6

月齢25.7

2012年02月18日 | 
朝です。きれいに晴れています。窓から外の青空を見てみると…、

ふ~む、昨日まで見えていた下弦過ぎの月がどこにも見当たりません。
どうやら、お月さまは本日からインビジブル・ゾーンに入ったようです。

今朝の月は、下弦の翌々々日の月、月齢25.7です。見えないとわかると
俄然探してみたくなります。意地でも探して見つけましょう。

と言っても、眼視では難しいので双眼鏡を使います。
現在時刻はまもなく8時30分、月が南中する時刻です。仰角は約30度…、

ありました!

月齢は25.7なので、位置を確認できれば眼視ですぐ認識できます。

2012.2.18.8:26:05 BORG60 Powermate2× ISO200 1/4000

青空の中で見る月としては今日が限界値です。あす以降はたぶん見えないでしょう。
肉眼では下の動画のように見えました。

月齢25.7


今まで青空の中で見た最も細い月は月齢27.1()ですが、それは透明度が高い秋
だったからで…、月齢26になると地上からは、そう簡単には見えません。

エベレストの山頂では、空気が薄いので新月前日でも見えると思うのですが…、
それは限られたアルピニストだけが見ることのできる月ですね。

今年の寒波は何年ぶり?

2012年02月12日 | お天気
寒い寒い、今年の冬がとっても寒く感じるのは歳をとった
からだと思っていたが、実際のところ今年はかなり寒いらしい。
ほひょ、ついに氷河期突入か?
ということで、今年の寒さを検証してみました。
こちらは寒風にも耐えて、毎日気象データをテレメトリーしている
(受信装置は私の眼ですが…)我が家のウェザーステーション…、

今朝は7時30分現在で-4℃を表示しています。

この冬は2度ほど、-7℃を記録しています。
で、今年の寒さはランキング的にはどの程度なのか調べてみました。

仙台の日最低気温ランキング
(統計期間 1926/10~2012/2)
第1位 -11.7℃ 1945年1月26日
第2位 -11.5℃ 1936年1月18日
第2位 -11.5℃ 1931年2月12日
第4位 -11.3℃ 1945年1月25日
第4位 -11.3℃ 1927年1月24日
第6位 -11.2℃ 1939年1月18日
第7位 -11.1℃ 1942年2月18日
第8位 -10.8℃ 1928年12月20日
第9位 -10.4℃ 1942年2月 6日
第9位 -10.4℃ 1942年2月 8日

ふひゃ~、昔は寒かったんですね~。これに比べたら今年2月3日に
記録した-7.4℃は大したことない気温ですね~

と、思いのあなた…、それは違います。

現在の仙台市はヒートアイランド現象で気温が下がりません。
昔の仙台市は街並みがスカスカだったので今と比較することはできません。

…ということで、仙台市以外の記録で調べてみました。

エントリー1番は、今年-18℃という家庭用冷蔵庫の冷凍室が白旗を揚げるほど
低~い気温を記録した県北の築館です。

築館の日最低気温ランキング
(統計期間 1976/2~2012/2)
第1位 -18.3℃ 2012年2月 3日←
第2位 -15.9℃ 1980年2月17日
第3位 -15.6℃ 2004年1月24日
第4位 -15.3℃ 1991年2月20日
第5位 -14.7℃ 1990年1月27日
第6位 -14.6℃ 1981年1月14日
第7位 -14.5℃ 2001年1月14日
第8位 -14.4℃ 2012年1月29日←
第8位 -14.4℃ 2011年1月25日
第8位 -14.4℃ 1986年2月 6日

ふむふむ、2012年は最低気温更新を含めて、ランクインが2回もありますね~。
これを見ると1976年以降では最も寒い冬ということがわかります。

築館に1976年以前の記録がないのが残念ですが、…というより、これ以前の正式記録は
ほとんどの地点でありません。記録があるのは仙台と石巻だけです。
では、仙台管区気象台より古くから観測をしている石巻の記録を見てみましょう。
「ちょこっと豆知識~宮城県気象観測所編」
・明治18年(1881年) 野蒜(旧:桃生郡鳴瀬町)に気象測量場(野蒜測候所)設置
・明治20年(1883年) 漂砂の堆積・波浪等のため測候所を石巻に移転(石巻測候所に改称)
・大正15年(1926年) 宮城県立石巻測候所仙台出張所が仙台市鉄砲町1番地で業務を開始
・昭和10年(1935年) 石巻測候所仙台出張所が仙台測候所に昇格
・昭和14年(1939年) 仙台地方気象台に昇格(県立測候所廃止)

エントリー2番
石巻の日最低気温ランキング
(統計期間 1887/9~2012/2)
第1位 -14.6℃ 1919年1月 6日
第2位 -13.6℃ 1895年1月20日
第3位 -13.3℃ 1939年1月18日
第4位 -13.1℃ 1891年2月 4日
第5位 -12.6℃ 1900年1月26日
第5位 -12.6℃ 1891年2月 3日
第7位 -12.4℃ 1909年1月12日
第8位 -12.3℃ 1940年1月21日
第8位 -12.3℃ 1919年2月 2日
第10位 -12.2℃ 1940年1月10日

なるほど、19世紀末~20世紀始めはかなり寒かったようですね。
ちなみに、石巻の今年の最低気温は1月30日の-8.3℃です。

で、結論から言うと今年の寒さは1986年の寒波とほぼ同じ、
26年ぶりの寒さということが言えるようです。

ソーラースコープ (LIGHT TEC社・FRANCE)

2012年02月05日 | 観測グッズ
金環日食と金星の日面通過に備えてLIGHT TEC社製のソーラースコープを購入しました。
発注元は(株)ジズコです。価格は¥21000(グループタイプ)、送料は無料です。

で、早速届きました。予想以上に大きな箱です。

しか~し、持ち上げてみると、拍子抜けするほど軽い箱です。

開けてみると、こんな感じ…、

ダンボール箱にはLUNT社名が…、どうやらリユースのようです。

本体は、取って付きのキャリーケースに入っているようです。

さっそく開けて組み立ててみましょう。

ダンボール製なので組立は小学生でもできるレベルです。

望遠鏡に対物レンズを入れるところと、小さな凸面鏡を入れるところは
向きを逆に入れると、やり直しが効かないので要注意です。

1時間もかからず完成です。

外は寒いので、窓越しに太陽を導入してみました。

ほひょ、いい感じです。これなら3~4人同時に観察できます。

像は倒立像です。小さな黒点しかありませんでしたが、2つ認識できました。
午前中の太陽は日周運動で左下に動いて見えます。

太陽の動きは予想以上に速いので、すぐに投影板から太陽が外れますが
導入は簡単なので修正が楽にできます。

グループタイプには太陽高度測定用のプラムライン(錘と釣り糸)と
太陽観測実習テキスト(小学生~高校生向け)が入っています。

実習テキストは教育的な内容が充実しているので感心しました。
見た目はダンボールの箱ですが、なかなか使える観測グッズです。

気になる点は価格です。¥21000という値段は割高感を否定できません。元値が
$125なので、円高還元価格の送料込みで¥16000くらいなら納得なのですが…。

図体がでかいので全体像を撮るために、結局寒い外に出ました。

使用テストは暖かくなってから、じっくりすることにして…、
今日のところはこれで、お開きとなりました~。