晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

5月きりん座流星群 Coming Soon!

2014年05月24日 | ☆星見隊
いよいよ、きりん座流星群の日がやってきました!
はたして…、きりん座流星群は我々の前にその姿を現すのでしょうか!?

ピーク予想は日本時間の14時30分から15時30分です。ワクワク…、
では、早速観測を始めましょう。

まずは、SpaceWeather.Rdioで流星のエコー観測…

こちらは13時過ぎからモニタリングをしていますが…、よく、分かりません。

やはり、映像がほしいところです。…ということでLIVE中継を探しました…。
ありました。ひとつは「Slooh robotic telescopes(*)」です。

すでにLIVE中継が始まっています。


もうひとつは、イタリアの天文学者 Gianluca Masiさんの「Virtual Telescope Project(*)」です。
こちらは14時30分開始なので、まだ始まっていません。まもなくです。


ほひょ、なんとなく「ひゅ~ん」のエコー音が多くなってきたようにも思えます。
そろそろ時間ですので、集中してLIVE中継を見ることにしましょう。

夜は、晴れたら泉岳できりん座流星群のかけらを探すことにしましょう。


5月きりん座流星群 いよいよ始まります!

<追記15:08>
Virtual Telescope Projectの映像が来ました。

流れてませんね~。

<追記15:10>
1個流れたようです…。


<追記15:26>
また流れました…。

この流星はきりん座の輻射点から出現したように見えます。

おっ、ほひょ、流れたー!

ウェザーニュース「SOLIVE24」のアイダホ州②LIVE映像で流れました。
時間は15時43分頃です。こと座の上を左から右方向へゆっくり流れました。

こんな感じでした。


これはきりん座流星群なのかステラナビで検証してみましょう。

ふむ、出現点を伸ばすとほぼきりん座の輻射点に結びつくので間違いないと
思われます。画面上の明るさはベガと同等の1等級~0等級、流れ方はとても
ゆっくりで、まるでジャコビニのようでした。

かなり大きかったので、「SOLIVE24」さん、リプレイしてくれないかな~。

5月きりん座流星群

2014年05月04日 | ☆星見隊
以前、ブログで紹介した「5月きりん座流星群(*)」が気になる季節となりました。
5月3日付のSpaceWeather.comに関連記事が載っていたので要約してみました。

【このちっぽけなほうき星がメジャーな流星群に?】Saturday, May. 3, 2014
「5月24日、地球は209P/LINEAR彗星のデブリ・クラウドを通過します。極大時の流星出現数は1時間当たり200個程度と見積もられています。この予測は209P/LINEAR彗星というちっぽけなほうき星が流星嵐を引き起こす可能性があること示しています。

「私たちは4月30日(4:35UTC)にニュー・メキシコにある50cm望遠鏡を使用して撮影を試みました。」撮影者のビル・クック(NASA・MEO)が撮影時の様子を述べています。「3分間の露出でおおぐま座の中でかすかに輝く209P/LINEAR彗星の姿を捉えることができました。撮影時は地球から4000万km以上も離れていますが、5月29日には830万kmまで近づきます。」

この写真で分かるように彗星は多くのダストを放出していません。では、なぜこのちっぽけなほうき星が流星嵐を起こす可能性があると予測されているのでしょうか。その答えはタイミングにあります。今回突入するダストトレイルは2014年のものではなく彗星がもっと活発だった1800年代のものと考えられています。

最適な観測地は北アメリカです。そこでは一晩中、輻射点であるキリン座が高い位置に見えます。出現のピークは5月24日6時00分~8時00分(UT)、東部標準時で2時~4時となっています。この流星群が流星嵐となるか不発弾となるか確かなところは誰にも分かりません。 Stay tuned for updates.」

ふ~むふむ、新しい情報は特段ありませんね~。
209P/LINEAR彗星は2004年に発見された周期5.09年、絶対光度 H = 16.0等の小さなほうき星で今回の回帰が3度目となります。

H = 16.0等ということは核の直径が2km(1.25 miles)程度のはずです。

直径が2kmだと上記写真のHartley 2彗星(*)と同じくらいなので、かなり小さいことがわかります。まー、母天体が小さくてもダストトレイルのど真ん中を通れば流星嵐が起きる可能性はありますので期待したいところです。

SpaceWeatherにあるように、この流星群が流星嵐となるか不発弾となるか確かなところは誰にも分かないので、見られたらラッキー程度の気持ちで眺めるのがいいですね。

5月24日は土曜日なので、観測計画としては、
①ピーク予想時14時~17時(日本時間)にはSpaceWeather.Rdio(*)で流星のエコー観測…

ここの LISTEN!→Live Meteor Radar Echoes で流星のエコー音「ひゅ~ん」が聞けます。エコー音を拾うYagi Antennaはアリゾナのロズゥエルにあります。

②5月24日の日没は18時50分なので19時30分~20時30分頃までが流星嵐観望会(きりん座観望会?)の時間となります。観測地は北の空の条件が良い泉ヶ岳(*)としましょう。
さ~て、きりん座流星群は見えるでしょうか?乞うご期待です。