10月30日早朝に撮影した中国宇宙ステーション(CSS)の記録です。
2023年は天気に恵まれなかったので拡大撮影をする機会がなかなかなかったのですが、今朝、好条件通過と天気の具合がバッチリ合って久々の拡大撮影ができました~。
CSSの拡大撮影は前回(6/17)からパワーメイト2× を入れて焦点距離3,000mmのISS撮影モードにしていますが、本日はそのテスト撮影の2回目となります。
今朝の通過は最大仰角が79°,距離396km,最大光度 -2.2等なのでこれ以上ないほどの最良の条件ですがそれだけに天頂付近の追尾が難しい難易度の高いコースになります。
さらに、早朝のパスなので天頂通過前は太陽光を反射して輝度が異常に高く、天頂を通過した途端に逆行で暗くなってしまうという露出合わせの難しいコースでもあります。
で、今回の露出ですが、前回と同じ露出ではやや露出オーバーになるなぁと思いましたが、CSSの超拡大撮影はまだ2回目なので前回と同じ Shutter=0.885ms、Gain=270 (45%) で撮影して様子を見ることにしました。
さて、時間です。双眼鏡の視野にCSSが入ってきました。地球の影から出た直後は火星のように赤く見えてます。まもなく撮影開始ポイントのおうし座の顔を通過します。カメラをスタートさせて追尾を開始しましょう!
追尾中はPC画面が視界に入る位置に置いてそれとなくモニターしているのですが、撮影してまもなくモニターに映るCSSの動きがぎこちなくなってきました。
あちゃ~、こりゃ~バッファ不足でキャプチャー処理が追いついてないようですね~。う~む、予想はしていました。ノートPCには先週撮影した木星・土星の動画がまだ残っているので空き容量不足かな~と思っていたのですが、撮影後に確認してみると空き容量はたったの80GBでした。(^^ゞ
ということで、今回の撮れ高はほんの十数秒でした~。トホホ…
こちらがその動画のすべてです。あっという間に終わるのでお見逃しなく~
10月30日の中国宇宙ステーション(カラー撮影)
さて、肝心の露出ですがやはりかなりの露出オーバーでした。天頂通過後は徐々に暗くなっていくので適正露出の画像もありましたが、最大仰角のところで適正露出にするのが理想ですね。次回への課題とすることにしましょう。
05時11分25秒、高度46°、推定距離472km
05時11分48秒、高度57°、推定距離425km
05時12分24秒、高度68°、推定距離393km
05時12分24秒、高度56°、推定距離448km
こちらが現在のCSSの様子、 forward portには10月26日にリフトオフした神舟17号がドッキングしています。神舟17号は打上げ後わずか6時間30分(10/26.09:46UTC)でドッキングを完了しました。
今後の計画によるとCSSは将来的に6モジュールに拡張して新しいセクションには3Dプリンターや改良型ロボットアーム、スペースデブリの観測・検出・警告システムを搭載するそうです。
余談ですが X @CNSpaceflightによると2024年5月に嫦娥6号を月の裏側(南緯43°±2°、西経154°±4°)に着陸させて53日間でサンプルを採取するサンプルリターンミッションが予定されているようです。
さらに長期的なミッションスケジュールでは小惑星と火星のサンプルリターンミッションも計画されていて、天文2号(Tianwen-2)による小惑星サンプルリターンと彗星探査が2025年、天文3号(Tianwen-3)火星サンプルリターンは2028年に実施する予定のようです。
月面宇宙基地の計画もあるようですが動画を見ると地下洞窟のある地点にペネトレーターを打ち込んで爆破させて穴を開けて地下洞窟に月面基地を作るという独創的な計画でした。わぉ!
それに向けて中国版ゲートウエイの構想がすでにあるようで
有人月面着陸は2030年を目標としているようです。
2023年は天気に恵まれなかったので拡大撮影をする機会がなかなかなかったのですが、今朝、好条件通過と天気の具合がバッチリ合って久々の拡大撮影ができました~。
CSSの拡大撮影は前回(6/17)からパワーメイト2× を入れて焦点距離3,000mmのISS撮影モードにしていますが、本日はそのテスト撮影の2回目となります。
今朝の通過は最大仰角が79°,距離396km,最大光度 -2.2等なのでこれ以上ないほどの最良の条件ですがそれだけに天頂付近の追尾が難しい難易度の高いコースになります。
さらに、早朝のパスなので天頂通過前は太陽光を反射して輝度が異常に高く、天頂を通過した途端に逆行で暗くなってしまうという露出合わせの難しいコースでもあります。
で、今回の露出ですが、前回と同じ露出ではやや露出オーバーになるなぁと思いましたが、CSSの超拡大撮影はまだ2回目なので前回と同じ Shutter=0.885ms、Gain=270 (45%) で撮影して様子を見ることにしました。
さて、時間です。双眼鏡の視野にCSSが入ってきました。地球の影から出た直後は火星のように赤く見えてます。まもなく撮影開始ポイントのおうし座の顔を通過します。カメラをスタートさせて追尾を開始しましょう!
追尾中はPC画面が視界に入る位置に置いてそれとなくモニターしているのですが、撮影してまもなくモニターに映るCSSの動きがぎこちなくなってきました。
あちゃ~、こりゃ~バッファ不足でキャプチャー処理が追いついてないようですね~。う~む、予想はしていました。ノートPCには先週撮影した木星・土星の動画がまだ残っているので空き容量不足かな~と思っていたのですが、撮影後に確認してみると空き容量はたったの80GBでした。(^^ゞ
ということで、今回の撮れ高はほんの十数秒でした~。トホホ…
こちらがその動画のすべてです。あっという間に終わるのでお見逃しなく~
10月30日の中国宇宙ステーション(カラー撮影)
さて、肝心の露出ですがやはりかなりの露出オーバーでした。天頂通過後は徐々に暗くなっていくので適正露出の画像もありましたが、最大仰角のところで適正露出にするのが理想ですね。次回への課題とすることにしましょう。
05時11分25秒、高度46°、推定距離472km
05時11分48秒、高度57°、推定距離425km
05時12分24秒、高度68°、推定距離393km
05時12分24秒、高度56°、推定距離448km
こちらが現在のCSSの様子、 forward portには10月26日にリフトオフした神舟17号がドッキングしています。神舟17号は打上げ後わずか6時間30分(10/26.09:46UTC)でドッキングを完了しました。
今後の計画によるとCSSは将来的に6モジュールに拡張して新しいセクションには3Dプリンターや改良型ロボットアーム、スペースデブリの観測・検出・警告システムを搭載するそうです。
余談ですが X @CNSpaceflightによると2024年5月に嫦娥6号を月の裏側(南緯43°±2°、西経154°±4°)に着陸させて53日間でサンプルを採取するサンプルリターンミッションが予定されているようです。
さらに長期的なミッションスケジュールでは小惑星と火星のサンプルリターンミッションも計画されていて、天文2号(Tianwen-2)による小惑星サンプルリターンと彗星探査が2025年、天文3号(Tianwen-3)火星サンプルリターンは2028年に実施する予定のようです。
月面宇宙基地の計画もあるようですが動画を見ると地下洞窟のある地点にペネトレーターを打ち込んで爆破させて穴を開けて地下洞窟に月面基地を作るという独創的な計画でした。わぉ!
それに向けて中国版ゲートウエイの構想がすでにあるようで
有人月面着陸は2030年を目標としているようです。