ISSの写真を天体画像処理ソフトで処理すると
どこまで解像度があがるのだろうか…、試してみました。
使用したソフトは天体写真に特化したグラフィックソフト
「ステライメージVer6」です。
左が撮影したときの元画像…、全体的にもやもやしています。
そして、右が画像処理したもの、ラジエターパネルがはっきり見えるように
なっています。ラジエターパネルは縦8枚×横3枚の合計24枚です。
画像処理の方法ですが、今回は2つの方法を試みました。
ひとつは、マルチバンドシャープ処理をする方法。
もう一つは、最大エントロピー法で画像を復元して標準シャープ処理をする方法。
基本的にはどちらもシャープ処理をして輪郭を強調しているだけです。
今回の写真は後者の方法で処理したものです。
画像処理の詳細はまたの機会ということにしますが、数値を何度も調整して
細かい模様が見えるまでトライ&エラーを繰り返すことが必要です。
さて、いくら画像処理を極めても写っているものには限界があります。
そこで、何メートル位まで認識できているのか、調べてみました。
ISSの居住区の直径はだいたい4.5m前後です。この写真からは
2mくらいのものまではかろうじて判別できそうな気がします。
望遠鏡の分解能から計算すると理論上は、高度350kmを通過するとして
口径20cmの望遠鏡では…、約1mまで判別可能となります。
口径30cmでは、67cmのものまで写るという計算になります。
(あくまで理論値ですが)
実際は大気の揺らぎがあるので実質の分解能は低下します。それでも高さが約2mの船外活動中の宇宙飛行士は条件さえ良ければ写すことが可能というわけです。
その条件とは頭上をISSが最良の条件で通過すること、そしてそのときに宇宙飛行士が地上から見えやすい位置で船外活動を行っているということです。
いくら何でも、それは無理だろうと思っていたら、撮った人がいました。
ISSオブザーバーとしては世界第一人者のラルフ・バンデバーグさんです。
P3トラスで活動中のアストロノーツがはっきり写っています。
すごいですね~。これは驚きです。詳しくはこちらのWEBページで。WEB
どこまで解像度があがるのだろうか…、試してみました。
使用したソフトは天体写真に特化したグラフィックソフト
「ステライメージVer6」です。
左が撮影したときの元画像…、全体的にもやもやしています。
そして、右が画像処理したもの、ラジエターパネルがはっきり見えるように
なっています。ラジエターパネルは縦8枚×横3枚の合計24枚です。
画像処理の方法ですが、今回は2つの方法を試みました。
ひとつは、マルチバンドシャープ処理をする方法。
もう一つは、最大エントロピー法で画像を復元して標準シャープ処理をする方法。
基本的にはどちらもシャープ処理をして輪郭を強調しているだけです。
今回の写真は後者の方法で処理したものです。
画像処理の詳細はまたの機会ということにしますが、数値を何度も調整して
細かい模様が見えるまでトライ&エラーを繰り返すことが必要です。
さて、いくら画像処理を極めても写っているものには限界があります。
そこで、何メートル位まで認識できているのか、調べてみました。
ISSの居住区の直径はだいたい4.5m前後です。この写真からは
2mくらいのものまではかろうじて判別できそうな気がします。
望遠鏡の分解能から計算すると理論上は、高度350kmを通過するとして
口径20cmの望遠鏡では…、約1mまで判別可能となります。
口径30cmでは、67cmのものまで写るという計算になります。
(あくまで理論値ですが)
実際は大気の揺らぎがあるので実質の分解能は低下します。それでも高さが約2mの船外活動中の宇宙飛行士は条件さえ良ければ写すことが可能というわけです。
その条件とは頭上をISSが最良の条件で通過すること、そしてそのときに宇宙飛行士が地上から見えやすい位置で船外活動を行っているということです。
いくら何でも、それは無理だろうと思っていたら、撮った人がいました。
ISSオブザーバーとしては世界第一人者のラルフ・バンデバーグさんです。
P3トラスで活動中のアストロノーツがはっきり写っています。
すごいですね~。これは驚きです。詳しくはこちらのWEBページで。WEB