
仙台管区気象台が「東北南部は8月1日ごろ、梅雨明けしたと見られます」と発表しました。


東北南部としては平年(7/24)より8日遅い、昨年より10日遅い梅雨明けとなりました。8月に入ってからの梅雨明けは2020年(8/2梅雨明け)以来の4年ぶりです。
本日の天気図(
仙台管区気象台 報道発表)

さて「ニイニイゼミの梅雨明け発表予報」ですが、今年は大ハズレですね~。初鳴き13日後の予想に対して23日後の発表でした。今年はニイニイゼミの初鳴きが早かったわりには梅雨明けが遅くなったわけですが、これは2017年の梅雨明けパターンとよく似ています。
その2017年は梅雨明け発表翌日から
雨模様の天気が続き、梅雨明けの時期が特定できなかった年になったので今後の天気が心配ですが、明日以降の天気予報を見ると雲は多めですが晴れ間はあるようです。ペルセウス座流星群の夜は快星になってほしいのですが…今年の天気はどうでしょうかね~。
〈これまでの観測記録〉
観測年 初鳴き 晴れスタ予報 発表日(初鳴きから) 梅雨明け(確定値)
2007年 7月20日→ 予報なし → 8月 1日(11日後)→ 8月 1日ごろ
2008年 7月11日→ 7月23日 → 7月19日( 8日後)→ 8月 6日ごろ
2009年 7月 6日→7月13日~16日→ 梅雨明け発表なし → -
2010年 7月 7日→ 7月18日 → 7月18日(11日後)→ 7月18日ごろ
2011年 7月 9日→ 7月20日 → 7月11日( 2日後)→ 7月 9日ごろ
2012年 7月16日→ 7月27日 → 7月26日(10日後)→ 7月26日ごろ
2013年 7月15日→ 7月25日 → 8月 3日(19日後)→ 8月 7日ごろ
2014年 7月12日→ 7月23日 → 7月28日(16日後)→ 7月25日ごろ
2015年 7月12日→ 7月23日 → 7月26日(14日後)→ 7月26日ごろ
2016年 7月10日→ 7月21日 → 7月29日(19日後)→ 7月29日ごろ
2017年 7月 9日→ 7月20日 → 8月 2日(24日後)→ 特定せず
2018年 7月 2日→ 7月14日 → 7月14日(12日後)→ 7月14日ごろ
2019年 7月25日→ 8月 1日 → 7月30日( 5日後)→ 7月25日ごろ
2020年 7月23日→ 8月 4日 → 8月 2日(10日後)→ 8月2日ごろ
2021年 7月 6日→ 7月17日 → 7月16日(10日後)→ 7月16日ごろ
2022年 7月 1日→ - → 6月29日( 2日前)→ 特定せず
2023年 7月12日→ 7月23日 → 7月22日(10日後)→ 7月22日ごろ
2024年 7月 9日→ 7月22日 → 8月 1日(23日後) → ?
さてさて、今年は大ハズレとなりましたが、エルニーニョ/ラニーニャ現象を考慮した予報パターンはデータ収集のために来年も継続しま~す。(^^ゞ
〈ニイニイゼミの初鳴きから東北南部梅雨明けが発表されるまでの予報パターン〉
・「エルニーニョ現象発生時→ニイニイゼミの初鳴きから13日後」
・「ラニーニャ現象発生時→ニイニイゼミの初鳴きから10日後」
・「どちらでもない時→ニイニイゼミの初鳴きから11日後」
エルニーニョ監視海域における海面水温の基準値との差(℃)(月日はその年の梅雨明け確定日)
(赤)エルニーニョ現象発生、(青)ラニーニャ現象発生