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講李杜詩後 石川忠久

2016-11-14 06:55:48 | 文学
石川忠久先生が会誌に寄稿された七言絶句を紹介します。

講李杜詩後


李杜高風千載光
由来誰有繼其芳
如今幸得嘗余味
蓬島後昆追慕長

李杜の高風 千載の光
由来誰か其の芳を繼ぐ有らん
如今幸いに余味を嘗め得て
蓬島の後昆 追慕長し

「訳」
李白・杜甫の格調高い詩は千年の光彩がある。
この芳しい詩風を継ぐ者がいるだろうか。
今日、幸いにも、詩の妙味を味わうことができた。
日本の後学は、長きに亘り、李白・杜甫を追慕する

石川先生は、李白・杜甫の唐詩をこよなく愛され、この詩からは今も深く思慕されていることが伝わってきます。

石川忠久 「學士會会報」No.921 2016/11/06 Ⅵ
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