ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

バラクロ23=前重心を造るリカバリー

2015-05-01 20:01:28 | バランスクロール
何度か言っていると思うけど・・・
バランスクロールでは、キックを頑張ったり腹筋に力を入れたりではなくて
前重心バランスで下半身が沈まない様にする

今回はリカバリーの腕の重さによるバランスについて話していくよ



上の写真の通り、リカバリーの仕方で腕の重さが体のどこにかかってくるか、

前に進みたいんだから、前のめりバランス
走る時だって、体を少し前傾させると、足が前に出るよね
まあ、前のめりって言っても、本当に前下がりになる訳じゃなくて
平に浮いている状態をキープして、前に体重をかけるということ

肩より後ろで肘の高さをピークにしない、
肩より前でピークを造る様に、滑らかに前に移動させる
それには、脇の下を広げる事が重要

ところが、この脇をスムーズにサッと広げるのは、なかなか難しいのだ
いわゆる肘リードというリカバリーなのだが、
肘が前に・・・つまり脇が広がり易くするポイントがある

背中より後ろに引かない、ということは随分前に話したよね、コレね↓

肘を後ろに引いたまま脇を広げようとしてもキツイ
だから、背中の面の延長で二の腕を動かした方が広がり易いのだ


そして、肘の角度について・・・
ハイエルボーを意識し過ぎると、肘を高くしようとして肘の角度が鋭角になる
これが、問題だ

では、試してみよう

真上から肘の角度を表した写真と、正面から脇の広がりを黄色いラインで表した写真
まず、肘を鋭角・・・手首は肘より内側


この状態で上に上げると、この辺でキツくなる


次は、手首を肘の位置になる様に曲げて


上げる


そして、手首を肘より外に出して、鈍角に


上げる


どおかな?違いを感じた?

つまり、肘を鋭角にすると、滑らかなリカバリーにならないって事
大人水泳は、柔軟な肩が出来て無い場合が多いから、無理に肘を鋭角にしなくていいのだ

これのラクチン脇広げリカバリーは、こんな感じ
指先が体に対してどれくらい離れた場所を通るかに注目













横に出して体から離れ、肩を過ぎたらまた戻ってくる軌道


直線的に運ぼうとすると、肘が鋭角になるので肩に負担がかかるよ


え?こんなに横に広げるの?って思うでしょ
でも、このリカバリーは脇がスッと広がるので、あっという間に前に来るから大丈夫

先日のプライベートレッスンでこの見本泳をしたところ
広がって見えない、というコメントを頂いたよ

そして、横から見ると・・・













ほら、こんなバッタの足(昆虫のね)にならないでしょ


肘を持ち上げる事に意識が行きがちだけど、脇を広げる事によって
背中の傾く角度にそって肘は移動するので、自然に上がってくるんだよ
肘は後ろで上げてから前に移動するのではなく
前に移動しながら上がってくるのだよ

さて、この鈍角・・・マッターホルンじゃなくて筑波山くらいで脇を広げるリカバリーを
試して見て、それでも上手く脇が広がらずに、指先リードになってしまう場合は
もう1つ、とっておきのポイントがあるから心配しないでね

また次回に続くよ













コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする