ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

バラクロ27=二の腕を止めるな!

2015-05-25 13:35:32 | バランスクロール
リカバリーの腕の動線について、いくつかお話したけど、
今回は上腕と前腕の関係について・・・
肩から肘までを上腕(二の腕) 肘から手首を前腕と呼びますね、
リカバリーで一番肝心なのは、上腕の動き
脇を開け開けと言ってきたけど、ポイントは→脇を開く=上腕を体から離す

腕の動きをスムーズにするには肩の位置、肘の角度に要因があることは前述したけど、
肝心の腕の運び方の意識が、どうしても指先先行型になってしまうケースが多い

肘リードという言葉、聞くと思うけれど、
人の意識は、腕を前に運ぶ時に、先端である指先を前にという感覚の方が強いのでは?
腕を動かす時にいきなり二の腕(上腕)を意識出来ちゃう方が珍しい・・・
例えば、『ハイ』と挙手する時・・・肘から先の前腕を立てて手の平を上げるよね、
まあ、元気良く、肘を伸ばして挙手なら別だけど
つまり人の意識は付け根よりも先端に向くということだろうか・・・
キックにしても膝下をバタバタさせて、腿からって難しかったりするよね

脇の広げ方に置きかえると、前腕で上腕を連れて来て結果脇が開くケースが多い
しかし、バランスクロールでは腕の重さが前にかかる事が前重心のポイントだから
肘を後ろに残して欲しくない

う~ん、頭では解ってるんだけど・・・そうしてるつもりなんだけど・・・
って、声は良く聞くから、本人もそうしようとしてるのは確かなんだ

指先から意識を上腕に切り替えて、上腕を動かす事で前腕+手がもれなく付いて来る
という考え方はどうだろう?
それには肘から先を脱力させて、勝手に前に行こうとさせないってことなんだね

え~っと、つまりね
上腕が釣り竿で、前腕が釣り糸で、指先は釣り針・・・
竿を振れば、糸が飛んで釣り針がポイントに落ちる

例えが変? まあ、そこはヨッシーワールドってことで

さあ、ヨッシーちゃんの登場でーす

上に述べた事は、こんなことだよ

指先リード、前腕で上腕を連れてくるので肘が残り手首が先になり、脇の広がりが遅れる



肩の横まで上腕を動かしたのに、ここで上腕の動きが止まり前腕だけが前に出て、
肘の位置は変わらず手首だけが前にでて充分に脇が広がらないまま着水



上腕を体から離す様に動かし前腕を連れてくる
当然肘が先で手首は遅れてくる



肩の横で肘に手首が追い付く



手首が肘を追い越して前に出るが、前腕の動きはまだ止まらないので、
肘は肩よりも前に出て、脇はしっかり広がる
体側からの角度は、肩の横で90度、さらに45度程広げ、
指先が着水する時には、およそ135度脇が広がる
つまり、腕全体が前に出て、腕の重さが前にかかり前重心になる仕組み



さあ、二の腕で前腕を前に飛ばして、指先を水に放り込んでみてね

肘から先を脱力してれば、遠心力でこの軌道になるよ



力が抜けないと・・・



そして、腕を放り出してる間はその腕1つが動き
指先着水したら、3つが同時に動くよ

バラクロも、部分的に進めて来たけど、いろんな事が複合すると、
ああ~、あれもこれも、意識する事が多い~~~、って悩むと思う
でも、全ての動作は関係性を持っていて、助け合っているんだよ
一カ所だけで頑張らないでね
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする