町田に辿り着けなかった・・・
事の始まりは、こうだ、
帯同計時兼ねたチームメイトが体調不良で、ひとりで行く事になった、
計時は、向こうへ行けばなんとかなると思ったけど
目の前にいた息子に、冗談で・・・
「あんちゃん、明日ってヒマだったりする？」
『何？・・・時間によるけど・・・』
「１５００の大会なんだけど、計時が必要なんだよね」
『帰りは何時？午後に仕入れに行ければいいよ』
「えっと・・・４時には帰ってこれる・・・」
『なら、いいよ』
「ほんと？やった！」
まさか、息子が私の大会に来てくれて計時してくれちゃうなんて、
最初で最後だね
「じゃあ、７時半の電車で行くよ」
『え？電車？町田でしょ？仕事でよく行くよ、車じゃダメ？
車の方が帰り早いし、仕入れにそのまま行きたいな』
確かに、電車やバスの乗り継ぎが悪く、電車はすごく時間がかかる
で、早く着いてもいいからということで７時に出発する事に・・・
この辺はなんの問題も発生してないかの様に思うが、
実は、このあたりから、アクシデント発生の原因が生まれてたのだ
夕方、私が引きとめた事で、謝恩会に行く時間に余裕がなくなり
駅まで歩くはずが、駅に車を置いていくことに・・・
ここで、私が送れば良かったんだけど・・・
飲み会じゃなくて謝恩会という名目だった為、飲まないと思ったらしく
『駐車場が使わないなら貸して、そんなに遅くならないから』
で、飲まない１次会で、帰れずに、２次会に行ってしまった、
結果、駅から車に乗れるはずもなく、車の中で朝まで眠ってしまたそうだ・・・
朝になって、帰って来た息子・・・
『７時に出るよ』
「大丈夫？風邪ひいたんじゃない？」
つまり、私が大会の相談して時間が無くなり、送ればいい事に気が付かず
車で駅まで行ってしまった結果、体調崩した・・・
『さ、高速使うよ・・・町田なんてすぐだし、会場に車止められなければ
母降ろして、駅付近に止めにいくから大丈夫』
「おお！楽チンだな～。ルンルン♪」
ところが・・・なんだか混んでいる、と思ったらピタッと止まった
どうやら事故渋滞のようだ・・・次の出口まで時間がだいぶかかった
『あ～、下から行くか・・・降りよう』
下はまあまあ空いている・・・時間的にはまだ間に合う感じ・・・
ここで異変
『う、気持ち悪ぃ・・・コンビニ寄らせて』
ここからゲロゲロが止まらなくなり顔面蒼白の息子
これじゃあ・・・間に合ったとしても可哀そうだな、大事な祭りの仕事も控えてるし、
服もゲロゲロで汚れて、私のジャージ着せたけど、パッツンパッツンだ
「もういいよ、帰ろう！」
『え？いいの？レースは棄権？』
と、しゃべる間にも、ビニール袋に顔を突っ込む
「いいよ、いいよ、帰ろう！あんちゃん、お祭りの仕事の準備があるし、ありがとうね！」
もう時間的にもギリギリになってきて、焦ってもイイ事ないしね
『これで、電車乗ったらヤバかったね～』
「そうだね、・・・武蔵野線は救護活動の影響で・・・」
なんて、話をしてたら・・・携帯に路線情報ピンポン
「えっと・・・あ、救護活動で電車が遅れてるって～」
『あ～、良かった、俺、大迷惑の原因にならなくて』
「そうだね、電車遅れると、乗り継ぎ出来なくて、町田もアウトだね」
『プールに行けても、あっちで吐いてたかも』
「う、計測しながら？母がターンしてるとこへ？上からゲロゲロ？」
バカな話をしながら元来た道を戻るはずが、変なとこで曲がってしまい、違う道に・・・
「あれ？このへんって・・・チャコのそば？」
『ん？・・・そうだね、見覚えあるね』
意図して走ってきた訳じゃないので、すぐには解らなかったのだが・・・
「あ、ここを曲がると、お寺じゃない？」
『それっぽいね』
「お参りしてこう！」
『そうだね』
図らずもチャコに呼ばれてしまったようだ
≪ペット慰霊碑に刻まれた言葉≫
～～永久に眠れ～～
誰がために命ある
人の気の向くまま心任せに
言わず語らず涙一つせず
生まれてこの方、ただひたすらに
命あずけ一生をささげ世を去る
せめてもの慰めにこのくらいは
その命 永久に眠れ
お参りをしてると、また息子はゲロゲロ
『あ～、チャコちゃん、お兄ちゃんをゲロゲロさせに呼んだのか～』
「あ、そーいえばさ、チャコ、わざわざお前の部屋に行ってゲロゲロしてたよね」
『あ～、あったね～、玄関から中には入らない子だったのにね』
「わざわざ２階のお前の部屋探していったのかな～」
『そーかもね、お兄ちゃん、気持ち悪いよ～って？』
「そうそう、お前もチャコも車が苦手で、出かける度に、ふたりしてゲロゲロしてたね」
『そうそう、どっちかがゲロゲロするとさ、うつるんだよね』
チャコの骨が納めてある納骨堂を撫でながら、ひとときの思いで話
いや～、町田に行くつもりが、チャコのお参りになりました
なんとか帰宅し・・・トイレにこもり・・・出て来たら、シャワー浴びて、汚した服まで洗って、
ありゃ？ 服くらい洗ってあげるのに・・・ってか、気が付かなかった
あ！今頃気が付いた！・・・車の運転、代わってあげれば良かった、免許証持ってたし
いや～～～、いつのまにか、母の意識はゼロに近いかも～
という訳で、本当に行くはずだった町田１５００ｍ
残念ながら、記録無し
仕方ない、次の１２月ＬＤＳＳで頑張ろう
事の始まりは、こうだ、
帯同計時兼ねたチームメイトが体調不良で、ひとりで行く事になった、
計時は、向こうへ行けばなんとかなると思ったけど
目の前にいた息子に、冗談で・・・
「あんちゃん、明日ってヒマだったりする？」
『何？・・・時間によるけど・・・』
「１５００の大会なんだけど、計時が必要なんだよね」
『帰りは何時？午後に仕入れに行ければいいよ』
「えっと・・・４時には帰ってこれる・・・」
『なら、いいよ』
「ほんと？やった！」
まさか、息子が私の大会に来てくれて計時してくれちゃうなんて、
最初で最後だね
「じゃあ、７時半の電車で行くよ」
『え？電車？町田でしょ？仕事でよく行くよ、車じゃダメ？
車の方が帰り早いし、仕入れにそのまま行きたいな』
確かに、電車やバスの乗り継ぎが悪く、電車はすごく時間がかかる
で、早く着いてもいいからということで７時に出発する事に・・・
この辺はなんの問題も発生してないかの様に思うが、
実は、このあたりから、アクシデント発生の原因が生まれてたのだ
夕方、私が引きとめた事で、謝恩会に行く時間に余裕がなくなり
駅まで歩くはずが、駅に車を置いていくことに・・・
ここで、私が送れば良かったんだけど・・・
飲み会じゃなくて謝恩会という名目だった為、飲まないと思ったらしく
『駐車場が使わないなら貸して、そんなに遅くならないから』
で、飲まない１次会で、帰れずに、２次会に行ってしまった、
結果、駅から車に乗れるはずもなく、車の中で朝まで眠ってしまたそうだ・・・
朝になって、帰って来た息子・・・
『７時に出るよ』
「大丈夫？風邪ひいたんじゃない？」
つまり、私が大会の相談して時間が無くなり、送ればいい事に気が付かず
車で駅まで行ってしまった結果、体調崩した・・・
『さ、高速使うよ・・・町田なんてすぐだし、会場に車止められなければ
母降ろして、駅付近に止めにいくから大丈夫』
「おお！楽チンだな～。ルンルン♪」
ところが・・・なんだか混んでいる、と思ったらピタッと止まった
どうやら事故渋滞のようだ・・・次の出口まで時間がだいぶかかった
『あ～、下から行くか・・・降りよう』
下はまあまあ空いている・・・時間的にはまだ間に合う感じ・・・
ここで異変
『う、気持ち悪ぃ・・・コンビニ寄らせて』
ここからゲロゲロが止まらなくなり顔面蒼白の息子
これじゃあ・・・間に合ったとしても可哀そうだな、大事な祭りの仕事も控えてるし、
服もゲロゲロで汚れて、私のジャージ着せたけど、パッツンパッツンだ
「もういいよ、帰ろう！」
『え？いいの？レースは棄権？』
と、しゃべる間にも、ビニール袋に顔を突っ込む
「いいよ、いいよ、帰ろう！あんちゃん、お祭りの仕事の準備があるし、ありがとうね！」
もう時間的にもギリギリになってきて、焦ってもイイ事ないしね
『これで、電車乗ったらヤバかったね～』
「そうだね、・・・武蔵野線は救護活動の影響で・・・」
なんて、話をしてたら・・・携帯に路線情報ピンポン
「えっと・・・あ、救護活動で電車が遅れてるって～」
『あ～、良かった、俺、大迷惑の原因にならなくて』
「そうだね、電車遅れると、乗り継ぎ出来なくて、町田もアウトだね」
『プールに行けても、あっちで吐いてたかも』
「う、計測しながら？母がターンしてるとこへ？上からゲロゲロ？」
バカな話をしながら元来た道を戻るはずが、変なとこで曲がってしまい、違う道に・・・
「あれ？このへんって・・・チャコのそば？」
『ん？・・・そうだね、見覚えあるね』
意図して走ってきた訳じゃないので、すぐには解らなかったのだが・・・
「あ、ここを曲がると、お寺じゃない？」
『それっぽいね』
「お参りしてこう！」
『そうだね』
図らずもチャコに呼ばれてしまったようだ
≪ペット慰霊碑に刻まれた言葉≫
～～永久に眠れ～～
誰がために命ある
人の気の向くまま心任せに
言わず語らず涙一つせず
生まれてこの方、ただひたすらに
命あずけ一生をささげ世を去る
せめてもの慰めにこのくらいは
その命 永久に眠れ
お参りをしてると、また息子はゲロゲロ
『あ～、チャコちゃん、お兄ちゃんをゲロゲロさせに呼んだのか～』
「あ、そーいえばさ、チャコ、わざわざお前の部屋に行ってゲロゲロしてたよね」
『あ～、あったね～、玄関から中には入らない子だったのにね』
「わざわざ２階のお前の部屋探していったのかな～」
『そーかもね、お兄ちゃん、気持ち悪いよ～って？』
「そうそう、お前もチャコも車が苦手で、出かける度に、ふたりしてゲロゲロしてたね」
『そうそう、どっちかがゲロゲロするとさ、うつるんだよね』
チャコの骨が納めてある納骨堂を撫でながら、ひとときの思いで話
いや～、町田に行くつもりが、チャコのお参りになりました
なんとか帰宅し・・・トイレにこもり・・・出て来たら、シャワー浴びて、汚した服まで洗って、
ありゃ？ 服くらい洗ってあげるのに・・・ってか、気が付かなかった
あ！今頃気が付いた！・・・車の運転、代わってあげれば良かった、免許証持ってたし
いや～～～、いつのまにか、母の意識はゼロに近いかも～
という訳で、本当に行くはずだった町田１５００ｍ
残念ながら、記録無し
仕方ない、次の１２月ＬＤＳＳで頑張ろう
