ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

2つの儀式

2010-12-11 23:44:46 | スイム話
プールに入ってする・・・泳ぐ前の私の儀式

陸上生物から水中生物に変換する儀式

陸と水中って、何が違うって、
呼吸が違う、バランス感覚が違う

呼吸の方法を鼻呼吸から、鼻口呼吸に変換する儀式が
水際バブリング
つまり「青の洞窟呼吸」

これを10回ほどおこない、呼吸を陸モードから水モードに変換

次に、バランスの変換

陸は重力により、安定して動くことが出来る
水中では浮力が発生し、水は空気よりも抵抗があるが掴めない流動物質で、
また、水に当たる速度により固さも変動し・・・

まあ、難しいことは良く解らないが、不確かでバランスがとりずらいという事だ

浮心点を把握しバランスを取り平らに浮く
その状態で無造作に手足を動かすとバランスを崩す
そこで左右対称の運動で、綱渡りの様にバランスを取るのだが、
その為に必要なのが中心軸

横になって前に真っ直ぐ進む為に、頭のてっぺんから軸を通し、
軸がぶれないようにバランスを取る

その軸の存在を明確にする儀式が・・・頭トントン

頭のてっぺんを指1本でトントンと叩く
そして、釘を打ち込む様に、頭から足先に向かいトントンと通していく
足の親指と親指で軸を挟む意識で軸の長さを出す

TIドリルのLVSSとは、ロングヴィセルスイートスポット
テリー氏曰く、「あなたの船(身体)を長くしてバランスさせなさい」

クロールと背泳ぎは長軸系の泳ぎだから、この軸の長さの意識は
体を安定させるのに効果がある

そして、軸を進行方向に真っ直ぐ進めることで最短距離とり抵抗を減らす

水泳をよく自転車に例えてバランスの説明をするのだが・・・
自転車に乗るのも、泳ぐのもバランスが必要

しかし、大きく異なる事がある

それは・・・バランスを崩した時、自転車は転ぶが、水泳は転ばない、という事

綱渡りは落ちるが、水泳は落ちない

つまり、転んだり落ちたりすれば、体はバランスを取る事をガンバルが、
水泳はバランスが崩れても転んだり落ちたりしないので、体の要求が甘いのだ、

だから、自分でバランス感覚を意識的に磨かなければならない

陸上生物である人間が水中で動く
上手くいかなくて当たり前
だからこそ、面白い
コメント (8)
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