日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

山菜取りがはじまった

2017-04-10 21:40:59 | 日記

 3年前に新築した建物の僅かな空き地に、スギナがどこからか連れてこられて根付いている。スギナは、煎じると薬草にもなるらしいから、そのまま生やしておいた。すると、今年は土筆が数本伸びていた。来年には、天婦羅として食べられるほどには採れるだろう。

 これは、昨日、日曜日にくさむらで採った土筆。ハカマを取る時間を捻出できそうにないので、一握り程度しかとらなかった。

 この頃のお天気の悪いこと。寒かったり、雨が降ったりで、桜の満開がいつもより遅れている。もうすぐ満開か、と思われていたのに、雨になったりして、足踏みしている。花見のタイミングはちょっと難しいようだ。山菜採りを楽しみにしている人達もうずうず待ち遠しいらしく、昨日、朝から降っていた雨がようやく昼前に止み、晴れると、ビニール袋を手にして茂みに入っていく。皆考えることは同じ、私も友人を誘って蕨採りに行ったのである。蕨のお浸しは今朝のおかずの一品になった。


韓国、熟年旅行団

2017-04-03 23:42:59 | 日記

 東京は桜が満開だそうだ。観音寺ではあと2,3日かな。この間日曜日、待ちきれない人が、枝だけ伸びた桜の木の下で宴をしていた。お天気は良かったので、親しい人が集って親睦を深めるには、桜の花は無くても団子さえあれば楽しいかもしれない。

 4,5日前から母の家のタラが芽を吹き始めた。蕨も日当りの良い場所で2度採った。タラの芽の天婦羅はこの季節限定のメニュー、家のが終われば山に採りに行くので、5月半ばくらいまで夕食の一品となる。

 先週末、震えあがるほど寒かった。雲辺寺は雪が積もっていたとお遍路さんが言っていた。やはりそうだろう、遠くから見ても雪は確認できた。観音寺の町では一日中冷たい雨が降った。こんな日は、お遍路さんもチェックインするのが早い。休憩すると寒いので、ひたすら目的地に向かって歩く、歩く。到着されると、カッパを吊るしたり、靴を乾かしたり、お風呂を用意をしたりで、雨の日は、私も大忙しなのだ。翌日、5人のお遍路さんをひとりひとり見送った後、玄関に黒い折り畳み傘を発見。バタバタ忙しくしていると気が付かないことが多々ある。一人でやるにはこの程度の人数が限界か、と思った。

 言い訳になるが、この忙しいさ中に韓国人5人組の予約が入り、「食事付き」というメールをみおとしてしまった。夜7時過ぎ到着して「夕食を頼んであった」といわれ、そんなバカなと思いつつ、メールを確認する「夕食、朝食付きで」と書いてある。私のミスであった。お詫びを言って、よそに食べに行ってもらった。

 彼らは60代男性5人、観光旅行である。うちひとりは日本語が堪能、ふたりが片言、ふたりは話せなかった。日本語がお上手な方は、仕事で東京に4年間住んでいたらしい。うちには二日間泊まってくださった。二日目の夜は、腕を奮って、定番メニュー、刺身定食をつくったのであった。日曜日だったので、魚屋さんがお休みだ。美味しい地物の魚は手に入らず、スーパーで仕入れるしかなかったが、美味しいと言って食べてくださったので一先ず安心した。以前、テレビで、寿司やの板前さんが韓国人のにぎり寿司に山葵を沢山入れたのは差別的扱いである、と非難されているのをみたことがあった。寿司やは、「外国人は山葵を好むので多めに入れた」と言っていた。うちにお泊りの韓国人の方々は、やはり私たちには考えられないほどたくさん山葵付けて刺身をあがった。「山葵のおかわり」である。この間の寿司や、あながち意地悪で山葵の大盛をしたのではなかったんだ。親切心が的を外れて、山葵が苦手な人にたくさん盛られたのだろう。別の番組で、アメリカ人の男性が山葵のチューブを舐めているのを見たことがある。世界中には全く違った味覚を持つ人がいるんだね。タイの緑色の唐辛子の入ったソースは、私は一口も食べられない。

 今朝、彼らは高知で観光し、神戸で泊まると言っていた。初めて日本に来たらしいが、やはり、京都や大阪で宿を取りにくい状況かもしれない。どんどん田舎に来ていただきたいと思う。