暖かい雨の朝だ。四国中央市に、まとまった雨が降っただろうか。日曜日、東赤石に登った。やはり金砂湖ダムの水は底をついていた。このところ、あまりに天気が良すぎる。ドライブ中、節水の表示が見られた。海沿いの製紙工場は水を沢山使うらしい。
山で拾った松ぼっくり、アケビの蔓でリースでも作ってみようかなと。
クサギの実がまだ残っていたのには驚いた。とっくに強風で落ちている、と思っていた。
稜線近くまで登ると素晴らしい景色。平家平だ。
東赤石の二つの頂上。
風無く、シャツ一枚で過ごせる天気。行き帰りの製紙工場のエントツの煙は、まっすぐ上にのぼっていた。
この日出遇ったのは、熟年ご夫婦と単独男性二人。遠くの石鎚を眺めながら、「今日は、石鎚はわんさか人がいるでしょうね」と隣の男性と話した。八巻山方面をみていると、すれ違ったご夫婦の一人が大きな岩によじ登り、すくっと立っている。決して若くない方たちだったが、凄いバランス。
頂上から下ったところで東赤石を振り返る。
瀬場から東赤石、尾根縦走、権現越えから床鍋ルートである。尾根ルートは初めてだ。岩場のルートファインディングを慎重に。まっすぐ進んでいいのか、下に巻くのか。樹林帯に入ると道がはっきりわかり、登山道に間違いないという安心感がある。兎に角、権現峠に近づくまでテープがない。
大きく壮大な尾根、左の突起が上兜、右の突起は下兜。この両兜を繋ぐ稜線をまだ歩けていない。いつか行こう。
峠から床鍋の道はあまりよくない。いたるところ崩れている。が、ロープを垂らしたり、安全に巻くルートが示されているので、気を付けて歩けば心配ない。ところが、私は一か所、道を外れてしまった。前方、目上にある鉄はしごに目を奪われ、そちらに向かって登っていったら道がなくなった。GPSで確認、正規の登山道に合流した。案内テープを見落としたんだね。
道迷いはよくある。人が少ない山は標識が少ないし、道も整備されていないので迷い易い。迷ったら、はっきりしたところまで引き返す、これが鉄則だ。この頃はGPSがあるので、私は地形を調べながら正規の道を捜す。
12月と思えないような暖かさ。今年も雪は少ないのだろうか。中国地方の山に行くのもいいかな。