日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

スマホは優れもの

2019-05-25 20:44:41 | 日記

 暑いけれど朝晩は涼しい。湿度が低いからだ。

 赤星南西部の山シャクは、今年、見過ごした。仕事が忙しかったり、車を修理に出したりして、機会を逃した。少し時間が取れるようになったので、出かけてみると、やはり花は終了、実をつけていた。

 いつものように、タラとウドの葉っぱを採った。林道際にタラやウドの木が多いこと。それにしても、悪路だ。毎年道路が崩れていく。数年前、道路が峠まで整備され、「なんでこんなところに道ができるの?」と思ったが、今はせっかく作った道も全く意味がない。

 

フタリシズカがまだ咲いている。「シカ、イノシシ、サル捕獲の罠を仕掛けています」の札がたくさんある。

 一昨日、アケボノツツジはもうないのを知りつつ、西赤石方面へ行った。今年は当たり年なのか、花付きが良かったらしい。ネットできれいな写真を見て、「行きたいなあ」と思っているうちに今になってしまった。花見は時期が制約されるから、花はあれば儲けもの、私は花見を目的としない山行をする。

 新居浜の魔戸の滝から沢沿いに行く。ここまでの林道も悪い。木が倒れて道の半分近く覆っていたり、道路が陥没したり、岩が端っこに転がったままだったり。RAV4、頑張って!と祈るような気持ちではしる。4年前、高瀑の滝の林道を走ったときは、石で切ったか、パンクした。悪路でパンクしたのはこの時だけだが、以来、石ころゴロゴロの道は、ゆっくり気を付けて走っている。

 沢沿いの登山道はとても快適だった。第一造林小屋跡という、家の残骸があった。ここは、10年くらい前、沢登りの帰りに通りかかったとき、スズメバチに襲われた場所だ。仲間が腕を刺され、私は頭を数か所、手を一か所刺された。皆が心配したに違いない。30分様子を見て、私にアレルギー反応がでないのを確認して下った。痛い目したけれど、蜂について勉強するいい機会になった、思い出の場所である。

  

 テープが少なくなり、道は少しずつ分かりにくくなる。ここで最近買ったスマホが助けてくれる。

 第二造林小屋跡、五右衛門風呂がある。ここから急な登りになるはず。

 枯れた笹が生えた植林を漕ぐ。2年前一斉に花がさき、枯れたと思う。もし青々と茂っていたら大変な笹漕ぎだったろう。

 笹漕ぎの距離は短く、やがて緩やかで気持ちのいい尾根歩きになる。石ヶ山丈との分岐まで登り、西赤石へは行かず、下った。アケボノツツジは地面に残骸だけ、シャクナゲがほんの少し。いいお天気なのに、人っ子一人、動物一匹、遭わなかった。

 地図とコンパスと私の勘では、きっと成功していない。二度道を間違えたし、道がはっきりしない場所もある。スマホは優れものだ。