漸く鉄骨を組み立てるところまできた。毎年4月初めに東京葛飾区からおいでるご夫婦のお遍路さんに、新築のお部屋に泊まっていただくために、6日までに仕上げて欲しいと監督さんにおねがいした。当初は2月完成の予定だった。大幅な遅れを取り戻さんと、監督さんも頑張ってくれている。一部鉄板の穴とボルトのサイズが合わないという鉄工所のミスや、人手不足という困難を越えながら、着々と家の形が出来つつある。
足場なしで組み立てるのにはびっくりした。監督さんが、一番怖いのは鉄骨鳶であると言っていた。この仕事、誰にでもできるということではなさそうだ。
階段部分、上から吊り下げて入れようとするがうまくいかない。今度は下から、吊り直して成功。
2階部分はロープを張って、簡易ではあるけれどに補助していた。そうだよね、2階の高さで平均台を歩くのは怖いよね。予定が狂うとクレーンの段取りがつかず、あいだで工事中断もあり、5日間で鉄骨はこのようにほぼできあがった。
工事現場をはじめて間近で見られて、興味深く、結構たのしめた。狭い土地に小さい家、しかしながら立ち上がってみるとなかなか立派ではないか。くるかもしれない震度7の地震にも耐えられそうだ。