日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

祖谷渓谷で紅葉狩り

2009-11-23 00:04:16 | インポート

22日、本当に、何十年ぶりかで吹奏楽の演奏会へいった。懐かしい響きだ。私は高校、大学と、吹奏楽部で部活をしていた。今日の演奏は瀬戸フィルの管楽器奏者、尽誠高校のブラスバンド、中学生と高校生のソリストの出演だった。何よりも、指揮者が、我らが恩師村山先生だったので、かつての仲間と聞きにいったのである。

 先生は、昔、40年前と全く変わりなく、少し猫背で、髪も黒く、いっぱいあった。昔っから老けていたということか。先生は芸大を出てすぐ赴任してこられたので、私達とあまり年は違わなかった。時々、集団で下宿に遊びに行ったものだ。誕生日のプレゼントの、私達の刺繍いりのピアノカバーは、いくらなんでも、もうないだろうなあ。

 中学3年生のフルートのソロと、高校3年生のマリンバのソロは、なかなかたいしたものだった。中学生が司会者の質問に答えた内容から、弱冠中3の女の子が、音楽で人を楽しませ、自分もいい気持ちになることを知っているとみてとれ、すごいと思った。彼女らの、初々しい素晴らしい演奏を聞かせてもらってよかった。

 

 ドイツ人の婿殿が、私達にホテル祖谷温泉での宿泊をプレゼントしてくれた。祖谷渓谷沿い、小便小僧の傍の、昔からあるホテルだ。

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P1020463 私達の部屋にはプライベート露天風呂と足湯がついていた。寒いし、湯を張るのが面倒なので、もったいなくも、つかわなかった。

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2面ガラス張りの角の部屋なので、展望抜群

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ケーブルカーで川までおりていくと、露天風呂がある

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その夜の食事は、阿波牛、土瓶蒸し、アマゴの塩焼き、刺身など。

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翌日は、ホテルから出合方面に、紅葉狩りドライブ。途中、カエデの木が群生していて、紅葉もタイミングよく、繊細な日本の秋の景色に感動したようだ。ドイツでも紅葉はするけれど、その葉っぱは人の手のひらほどあるのだそうな。

 彼らは、我が家で1泊、祖谷で1泊というあわただしい帰省だった。私は二胡で沖縄の子守唄「童神」を弾いてあげたかったけれど、どうにも疲れているようで、チャンスがなかった。「童神」はこの間の発表会で合奏した曲である。母が子を思う、やさしく美しい曲だ。あの曲を思い浮かべると、自然と涙が出てくる。遠い国にいる娘と太郎の、健康と幸せを祈ってやまない。