山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

鮮緑から力を

2011-04-27 06:08:20 | その他

我家の庭の山モミジの新緑。間近にその新緑を目に入れることができるのが嬉しい。

 

人間時には息抜きが大切と思っていますが、この頃は眠り呆けるという怠惰な息抜きばかりの毎日です。しかし、「春眠暁を覚えず」ばかりではなく、草木の若葉の鮮やかな緑を見るときは、なぜかこの老体にも力が甦ります。

この季節はもののあわれなどとは無関係に、万物の生きる力の様々な表現に充ち溢れますが、中でもとりわけて私の心を震わせるのは、樹木たちの若葉です。どんな木の若葉も皆大好きですが、身近な所では、山モミジとケヤキの鮮緑です。まさに鮮やかな緑です。小学校の唱歌だったかに「鮮やかな緑よ、明るい緑よ、‥‥」という歌があって、確か「若葉」という名の歌だったと思います。記憶が断片的なので、調べて見ましたら、判りました。こんな時、ネットは便利でありがたいですね。

 

作詞:松永宮生  作曲:平岡均之

 

  「若葉」

 

1.鮮やかな緑よ 明るい緑よ

    鳥居を包み 藁家(わらや)

      香る 香 若葉が香る

 

2.さわやかな緑よ 豊かな緑よ

  田畑を(うづ) 

      そよぐ そよぐ 若葉がそよぐ

 

 今頃になるといつもこの歌を思い出すのは、まさにこの詞と曲は、私の心の原風景として、しっかりと心に刻まれているからなのだと思います。新緑の鮮やかさは、この歌を思い出させ、懐かしい子供の頃の風景を思い出させてくれるのです。

 今回の大震災で被害を受けられた東北各県の各地は、私の心の原風景につながる所ばかりでした。東北の春はまだ芽吹きが始まったばかりだと思います、やがて間もなく五月の空を鮮緑に染め上げてくれると思います。どうぞ、明日に向かって生きる力を大きく甦らせてください。若葉の緑と共に、一日も早い復興への立ち上がりを祈念しています。

 

 

 ケヤキの溢れるように広がる鮮やかな緑。陽光に包まれてその緑は膨らみ、この樹の生命を力一杯に輝かせているようだ。

 

 

コメント
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