今日は、家に帰る日、すなわち旅の終わる日である。昨夜の興奮も少し鎮まって、6時過ぎ外に出ると、抜群の快晴となっていた。寒さもさほどではなく、この分だと帰途の道路は支障なさそうで安心した。今日は高速道を走って帰る予定でいる。
8時から会場の撤収作業に参加。テントは夜露と昨夜の興奮が水滴になって内外部ともびっしょりになっていた。水滴を叩き落とし、上ってきた太陽で乾かしたりしながら、撤収作業が進んだのだが、予定の記念写真の撮影が1時間ほど遅れるというので、残念だけど今日中に家に戻り、明日はまた他出しなければならない用件があるため、お断りして9時には出発することにした。戸川さん初め、お世話になった皆様に名残のご挨拶をしてお別れする。本当に素晴らしい体験ができたと思う。TASの皆様ありがとうございました。
風もなく本当にいい天気で、そのためなのか立山連峰は今日もぼやっとしており、昨日よりは山の様子が見えるものの、写真に収めるのには無理がある感じだった。R8を黒部の方に向かい、黒部ICから北陸道に入る。これからはひたすらに我が家を目指すだけの移動日である。普段高速道は使わない主義なので、フルに家まで走るのは久しぶりのことになる。安全走行に心がけて、とにかく今日中には戻らなければならない。
黒部ICに入ったのは、11時近くだった。それからは、途中幾つかのSAなどで休みを取りながら、上信越道、関越道、外環道、常磐道と走り、我が家近くの谷和原ICを出て、帰宅したのは18時15分だった。途中関越道に入ってからはかなりの渋滞箇所が続いて、少しいらいらしたが、それでも思ったよりは早く帰宅できてよかった。まずはやれやれの心境である。
あしかけ15日間の急ぎ旅だったが、実に稔りの多い旅だった。欲を言えば切りが無いが、このような急ぎ旅も時には必要なのかもしれない。旅の興奮を長持ちさせるようにして、これから今回の旅で頂いたたくさんの出会いや経験を温め、引き出せるようにして行きたいと思っている。
とにかく今日はこれから夕刻まで他出の予定があり、旅の総括を書く時間がないのを残念に思っている。
(とりあえず無事帰還した報告だけはと思っています)