山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

関西・北陸の旅: 第12日

2007-11-23 10:10:24 | くるま旅くらしの話
このところ、悪天候が続いている。今朝も晴れ間があったかと思うと、ちょっとの間に雨になっている。今日はMさん宅を出て、富山市在住のSさんを訪ねる予定である。
11時頃、名残を惜しみつつ、又来年夏の北海道での再会を約してMさんご夫妻にお別れする。お世話になりありがとうございました。
雨は依然として降り続いており、時々霰や霙も混ざったりしている。金沢西インターから北陸道に入り、富山市方面に向かう。山間部には雪が積もっており、25日に帰れるのかどうか不安がつのる。小矢部サービスエリアで小休止したが、館内放送では、今日の北陸道や上信越道の一部区間がチェーンがないと通れないなどと言っていた。回復を祈るのみである。富山インターで下りて、R41を少し走ってSさん宅に着いたのは、13時半頃だった。
Sさんは元勤務していた会社の親しい仲間である。昨年春リタイアして、今は好きな農事や植木の手入れなど、ボランティア的に仕事をしているようだ。悠々自適と言っていいと思う。お邪魔するのは三度目になるが、奥さんも揃って迎えて頂いた。
昨日頂いたメールには、夕食を氷見で一緒にとあったので、あまり迷惑を掛けるのは如何なものかと思っていたのだが、話しを伺うと、何と氷見で妹さん夫妻が民宿をされており、今日は其処へ行き、食事の後は泊まっていって欲しいという。びっくり、恐縮である。すっかり手配されてしまったようで、お断りするわけにもゆかず、もう思い切ってご厚意に甘えることにした。
Sさんはこのところ、そば打ちに熱を入れているとのことで、間もなく長野県飯田市で開かれるそば打ちの初段試験に挑戦するというので、練習に余念がないとか。その舞台を見せて頂いたが、全道具は勿論、ストップウォッチまで用意されており、いやはや恐れ入った。その後練習に打ったというそばを茹でたのをご馳走になったが、本格的な味、出来ばえに驚いた。二段以上の免許でもいいのではと思った。
15時過ぎ、氷見に向けて出発。彼のナビゲートに従い、途中幾つかの名所を案内頂いた。少し暗くなった中宿に到着。青柳という名の民宿は、R160に沿った氷見郊外の小杉という所にあって、急な坂を登った富山湾を眼下に見渡す場所に位置していた。暗くてよく判らなかったが、遠く漁り火らしきものが揺れていて、晴れていれば幻想的な夜の海の世界が広がっているに違いないと思った。
夕食は名物の氷見の魚類の数々に舌鼓を打つ。思いもかけなかったご馳走にややためらいつつも、嬉しくSさんと酒を酌み交わす。夜遅くまで歓談が続いた。やがてSさん夫妻は奥さんの運転する車で帰って行かれた。思いもかけない一日の経過に驚きつつ、今日が終わって行った。
コメント
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