山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

関西・北陸の旅: 第6日

2007-11-17 07:17:45 | くるま旅くらしの話
今日は特に予定の無い日。先ずは近くの宇佐美のスタンドで給油の後、琵琶湖一周をすることにし、琵琶湖大橋を渡り、湖畔にある鮎家へ。
琵琶湖の名産品はここの店に殆ど揃っていると思っており、近くに来た時は必ず寄っている。今日も獲物を求めて立ち寄る。でも何時もとは何だか少し違うような雰囲気だった。最近の幾つかの老舗と呼ばれる店の、不愉快な出来事が気になっているのかも知れない。試食品が少なくなったし、陳列品も少なくなったような気がした。錯覚であって欲しいと思った。
次の目的地は彦根城。湖東エリアの近江商人の故郷にも関心はあるが、今日はパスすることにした。彦根城を一周したが、車を入れられる駐車場がなく、やむなく少し離れたスーパーの駐車場に置いて歩くことにした。
お堀に沿って写真などを撮りながらしばらく歩いた後は、別行動とする。新しく出来たらしい京橋通りという商店街が、相棒の関心を呼んだらしく、俄然一人で歩きたくなったようである。もとより、一人歩きはこちらも願っていること。
すぐさま商店街を抜け、城の方に向かったのだが、行ってみると入口で何と千円も料金を払えと言う。何という理不尽さだ。如何に国宝と雖も、たかが昔の権力者の住まいを覗くだけなのに、こんなべらぼうな料金をふっかけるとは! 確かに自分に大いなるケチの根性があるのは認めるが、この理不尽さに腹が立つのてある。近江商人の倹約主義は、自分たちだけのことで、お客さまには散財をせがむようなものではなかろう。せめてシルバー世代からは、半額以下にして貰いたい、と老人のエゴが出る。勿論、中には入らない。せっかく遠い所を来たのだからと言う囁きはあるが、妥協はできない。この様にして、見ていない城やお寺は無数にある。我ながらバカな奴である。
彦根の街を出る頃から天気が悪くなりだす。既に14時を過ぎており、帰り道に比良山麓にある温泉に入ろうと思っているので少し急ぐことにした。
湖岸の道を長浜方面へ。秀吉が築いた長浜城跡はパスして、木之本でR8に入り浅井(あざい)でR303に。この辺りには戦国末期の歴史の大きな欠片が無数に転がっており、いずれの日にかゆっくり歩いてみたい。
トンネルを抜け、R161を左折してマキノ町の道の駅:マキノ追坂(おっさか)峠にちょっと立ち寄る。ここで今夜の夕食に名物のさば寿司をゲット。大好物である。
その後は順調に走って、比良トピアという名の温泉に着いたのは16時半頃だった。少し雨が落ちてきた。この辺りの気象の変化はかなり激しいようだ。近江八景に言われる「横瀬の夜雨」や「粟津の青嵐」などは、その現れなのかも知れない。比良の暮雪は、今日は暮雨となっていた。
温まった後は、急ぎ琵琶湖大橋の袂を目指す。文字通りだと、ルンペン暮らしのような感じだ。車難民などと呼ばれてしまうかも知れない。今夜の泊まりも、道の駅米プラザとなった。
今日の走行は159km。無駄な走りが多かった。反省。
コメント
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