村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

涌蓮

2017-08-03 05:41:22 | 村雨庵 稽古 
旅蓮
われのみと
おもひし物を泊まり舟
同じ浮き寝の友もわれあり
     涌蓮



涌蓮
ようれん
美術人名辞典の解説

江戸中期の真宗高田派の僧。
伊勢黒田生。
浄光寺誓海の弟。
諱は慧亮、字は達空、嵯峨居士と号する。
初め江戸桜田の澄泉寺に住むが、
のち京都に上り、
冷泉為村に和歌を学ぶ。
安永3年(1774)寂、
享年未詳。


今日は水曜稽古
待合には土佐派の大和絵
月と公卿を掛け
本席は涌蓮の詠草
旅泊リョハクという題で
泊まり船を友と呼ぶ程の
突き刺す孤独を詠む
淋しい歌である
季節は書いていないが
秋にふさわしいことは言うまでもない
八月朔の今日
あえて掛けてみた
これでもかという侘びの世界は
ここには 似つかわしくないが
暑さを忘れるような気がする

ところが今日は
クーラーをつけるより
窓をあけたほうが涼しい

八月に入ったので逆勝手にて
初炭と濃茶と薄茶をするか
他に常据えと瓶掛けがあり
茶箱や四か伝など
各自選んで点前する
逆勝手の点前
久しぶりに見てるだけでも
頭を使い勉強になるし
ともあれ
楽しかった 



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コメント
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