村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

葛焼き

2017-08-15 02:23:54 | お勉強
月に一度の研究会
夏休みはない

暑くとも寒くとも
槍が降ろうが雪が降ろうが
お勉強にはまじめに出かける
一度始めたらやめない
と初めは思うのだが

辞めたのも
たくさんある
香道に書道に華道
若いときは
合気道や日本舞踊
他に数知れず

若いときから続けているものは
お茶のお稽古と
焼きものの勉強くらいだ

お茶は自分の病気のせいで
何ヶ月もお休みをして
皆よりすっかり
遅れをとってしまったと
焦ったり
嘆いたこともあったが
長くみれば点前など
どうということない事を知った
今まで
一度もお茶のお稽古を
やめようと思ったことがない
楽しいことばかりだった


今日のお菓子は
葛焼き

吉野葛に水とザラメを
混ぜて煉りあげ
蒸して流し缶に入れ冷ます
切って
小麦粉をまぶして
銅板で焼く
てなことを書いてあった




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芙蓉

2017-08-14 00:04:44 | 植物・茶花
反橋ソリバシの小さく見ゆる 芙蓉かな
   夏目漱石


白い芙蓉の花が咲いていた

芙蓉は アオイ科

短い毛が密生した大きな葉は、ふつう浅く5裂します。
熱帯・亜熱帯地方では常緑ですが、
温帯では冬に落葉します。
6月から9月にかけて、
淡いピンクの花を咲かせます。
朝に開いて、
夕方には萎む一日花です。
(三省堂 大辞林)



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飛流 直下三千尺

2017-08-12 22:03:32 | 茶道具、古美術、骨董
滝の画に
賛は
飛流 直下三千尺

飛流直下三千尺
疑ふらくは是れ
銀河の九天より落つるかと

あたかも天の川が
天空から落ちかかる
かのように
思われるという
李白の詩「望廬山瀑布」が出典。


望廬山瀑布   李白

日照香爐生紫煙
遥看瀑布挂長川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天



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数珠玉

2017-08-12 00:31:19 | 植物・茶花
真ん中のは数珠玉別名 唐麦

似ている物に鳩麦があるが
鳩麦には縞模様があり
数珠玉はつるつるしている
鳩麦はうつむくが
数珠玉は天を向いている

「ずずこ」とも読むようだ


・熱帯アジア原産。
 稲の伝播とともに
 食用作物として渡来した。
・水辺や荒地に生える。帰化植物。

・秋に実がなる。
 実を数珠として利用したことから
 この名前になった。

・と(季節の花300より)にあった

お盆にふさわしい
懐かしい植物のひとつだ 


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暑気払い また

2017-08-11 00:34:41 | お勉強
枇杷と桃 葉ばかりながら 暑気払い

今日は月に一度のお茶のお稽古
お稽古が終わったあとは
いそいそといつもの
お料理屋さんへ暑気払い
参加者は先生他10名
生ビールで まず乾杯
飲めない方は烏龍茶
はじめカクテルグラスに
蛸と茗荷の和え物
黒い塗り箱に
お刺身
マグロとハマチ
大葉に紫芽と山葵
右側には卵焼きと
鶏の鍬焼きとクラゲ酢
それに洒落た茶碗蒸



次は天ぷら
揚げ鶏の卵とじ
最後にご飯味噌汁香の物
デザートはソフトクリーム

先生の楽しい会話に
笑い声がお店中に響く
暑気払いだ
これで気分を替えて
暑さに負けずに
頑張ろう 




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暑気払い

2017-08-10 03:11:24 | 村雨庵 稽古 
口紅の玉虫いろに残暑かな 飯田蛇笏

今日は水曜稽古
お盆も近いので
と待合は
扇面古写経
センメンコシャキョウを掛ける

平安時代のもので
四天王寺に伝来した装飾経
の写し
扇面に切った料紙に絵を描いて
法華経・無量義経・観普賢経の
経典の経文を書写したものだ

四天王寺にはまだ行ったことがない
機会を作って行きたい


夜の稽古のあと
いつもの中華屋で暑気払い
参加者は
ちょうど泊まりに来ていた
従姉のKeikoちゃんと
森金さんケンケン七ちゃんの五名
そろそろお腹も宜しい感じそれで
シメはいつもの杏仁豆腐

Keikoちゃんは
ケンケンと七ちゃんとは初対面
ビールも飲んでない
初めは慣れずにいたが
すぐに
息子や娘や孫の話し
家の植木や見ている韓ドラ
次から次とまるで
小鳥の囀りをきくように
お喋りが止まらない
皆は次々出てくる料理を
食べては飲んで
静に聞いてる
時折それでその先はどうしたの
などと
お喋りを要求までしたから
Keikoちゃんは喋る食べるで
忙しい

雨が降ってきたし
9時を15分も過ぎた
では この辺でお開き

次なる機会にはこちらも
相対するあのお喋り人を用意して
お二人の対戦をしましょうと
誰かが言った
それ
面白そう



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そよりとも

2017-08-09 01:07:47 | 能・謡
月曜日は立秋
そよりともせいで秋たつことかいの  
   上嶋鬼貫

久しぶりのお謡
お昼ごろ家を出ると驚いた
その暑いのなんの熱帯地方だ
空はギラギラ青い空
日傘を忘れたことを真底悔やんだ

お謡は羽衣
最後の2頁を謡う
時間があまったので
次へ進むようにと先生は仰ったが
まだ稽古が足りない
そんな状態で先生の前では
謡えない
ではと
羽衣の舞台や衣装の事などを伺った
羽衣は有名でよくかかる演目だから
演出によって変わることが多い
しかしそれを古来からの平明な
普通のやり方でするのが
一番難しいとのこと
平点前が難しいというのと
多分同じだろう

能の衣装はすこぶる美しい
女性のシテがでるとより以上
その衣装が美しいので
舞台でひらひら舞っている様は
夢のようだ
たいがいそのうち眠ってしまうことも多いが
お囃子を聞きつつ眠るのは
お濃茶を待つ間のそれと
よく似ている
至福の時だ




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松籟庵様夏の茶事

2017-08-08 02:07:18 | 茶事 茶会 
松籟庵様には
毎年お盆休みにお招き頂いていたが
今年は早め

今日は台風5号が来るというに
そぞろお茶事に出かける

待合は
窪田空穂の短冊

夏の夜の
真闇の庭にかすかなる
音あらしめて
落ち続く水  空穂

空穂とは
窪田 空穂クボタウツボ
1877- 1967
歌人、国文学者。
日本芸術院会員。
早稲田大学国文科教授。
明星」参加。一年後に退会。
「境涯詠」と呼ばれる
自然主義文学の潮流を短歌に導入。

前室に朝顔の画
本席は井上禅定の一行
懐石の後初炭は盆香合
先生から頂いた堆朱の香合
甲も底も同じ鳳凰の文様
羨ましい限り
菓子は虎屋の黒梨
中立のあと
床は高取の花入に
むくげが入っているが
朝顔の蔓が絡んでる
面白い

重茶碗で濃茶
台風が来ているので
後炭は省略して薄茶
干菓子は
蛇籠とうちわ
それとスイカ
赤坂塩野製だとか
どれもさすが洒落ている

台風の影響の雨が
そろそろ降り始めた
強くならないうちに
帰ろう

暑いけども
暑さを忘れる夏の茶事
松籟庵様 感謝
満足




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東貴人且座の順

2017-08-07 05:57:28 | 羊遊会
七事式は
ほとんど五人でするのだが
自分だけ出来ればよいと
思ってはならない
一座建立という
気持ちがなければ
バラバラになる
何より気持を揃え
所作を
揃えようという事に
努力しよう
日曜日は羊の会
下記は
東貴人且座の順の私のメモだ




東の貴人は茶室の外で迎付

花どうぞ
水どうぞ

炭花灰器
炭どうぞ
灰器炭とり炭注いで
それを下げたら
香盆前に置いて待つ
何も言わずに
風炉中拝見
二人だけ


香盆 茶入
香どうぞ
香がたけたら半東とりに
東から順に香をきく
正客
香はそのままに

香盆かざり
碗建水
半東座につき
東貴人
茶がでて正客東に礼

総礼ソーレイ花動く

拝見茶碗で
お薄はオキヨ
正客が半東に言う
これで半東水屋にさがりにらみ菓子
茶道口貴人茶碗にて待つ
皆はその間に次茶碗拝見

次茶碗戻ってみな総礼

総礼グルグル空けるだけ
東貴人席つき
貴人礼
わん 貴人台火窓
わん 次茶碗
わん 貴人台居前
薄茶せん杓濃茶空クウ

薄器清め茶杓茶筅茶巾
湯を入れ台を引く
茶を点て
3客菓子
貴人台礼する
貴人飲んだ
正客お終いの挨拶
次茶碗前におわりの挨拶
茶筅通しで勝手付け

貴人茶碗拝見済んで
3客返し
貴人充分挨拶し
貴人茶碗でしまいつけ

三器拝見すぐに出し
正客とりに貴人礼重ならない
三器帰して総礼して
貴人半東

東貴人且座は
にらみ菓子
入りは外で迎付東貴人
三器も東半
帰りは半のみ
菓子は捨て菓子
風炉 東貴人且座の順

結び袱紗花月と
東貴人且座を2回
唱和の式のつもりが
時間がかかったので
東貴人を2回


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秋のはつ風

2017-08-06 00:19:11 | 食事会
おしなべて
ものを思はぬ人にさへ
心をつくる
秋のはつ風
  西行


サカチカさんに
ランチをご馳走になる

最近お料理教室をお休みしてるので
腕が鈍るからと作ったとう
鰻豆腐
鰻ざく
舞茸と葡萄の梨酢和え
青紫蘇御飯
香の物明日は丑の日
鰻ざくと鰻豆腐
秋ならではの梨酢和え
美味しかった
また呼んで下さい


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昼顔咲きぬ

2017-08-05 01:07:08 | 植物・茶花
子ども等よ昼顔咲キぬ瓜むかん 芭蕉


花は昼顔

わるなすび


・茄子(なす)科。
 この属の植物に鎮痛作用を
 持つものがあることから。

・開花時期は、 6/ 5 ~ 8/20頃。
・北アメリカ地方原産。
・ナスに似た白い花。5弁花。

・茎と葉にとげがあり、
 繁殖力があり強いので
 ”悪”と名づけられた。
・秋から冬にかけて、
 黄色い実ができる。
 けっこうきれい。
 だが夏場に、草刈りされてしまう
 ことが多いので
 実を見かける機会はほとんど無い。
・実は有毒です。注意。
・別名
 「鬼茄子」(おになすび)。

「季節の花 300」ヨリ




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浮世は熱きもの

2017-08-04 01:06:53 | 村雨庵 稽古 
百日紅サルスベリ浮世は熱きものと知りぬ 漱石


むかし
三十年も前だが
庭にサルスベリの木があった
厳しい真夏の空に向かって
ピンク色の縮れた花を咲かせていたが
そのサルスベリを
夏になると
ときおり思い出す

今日は
木曜稽古
午後はカバちゃんだけなので
ゆっくり
じっくり点前をなおす
逆勝手の初炭濃茶薄茶
それに茶箱の点前
カバちゃんは
マラソンと乗馬が趣味だ
やる気と体力
両方持ってるから
えらいね
夕方には こしちゃん来
同じく日々活動的で
筋力体力はカバちゃん並
でも二人ともとてもスマート
筋肉あればこそだ
夜は七ちゃんと森金さん

たくさんお茶をのんだせいか
それとも歳をとったせいか
今夜はまだ眠れない



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涌蓮

2017-08-03 05:41:22 | 村雨庵 稽古 
旅蓮
われのみと
おもひし物を泊まり舟
同じ浮き寝の友もわれあり
     涌蓮



涌蓮
ようれん
美術人名辞典の解説

江戸中期の真宗高田派の僧。
伊勢黒田生。
浄光寺誓海の弟。
諱は慧亮、字は達空、嵯峨居士と号する。
初め江戸桜田の澄泉寺に住むが、
のち京都に上り、
冷泉為村に和歌を学ぶ。
安永3年(1774)寂、
享年未詳。


今日は水曜稽古
待合には土佐派の大和絵
月と公卿を掛け
本席は涌蓮の詠草
旅泊リョハクという題で
泊まり船を友と呼ぶ程の
突き刺す孤独を詠む
淋しい歌である
季節は書いていないが
秋にふさわしいことは言うまでもない
八月朔の今日
あえて掛けてみた
これでもかという侘びの世界は
ここには 似つかわしくないが
暑さを忘れるような気がする

ところが今日は
クーラーをつけるより
窓をあけたほうが涼しい

八月に入ったので逆勝手にて
初炭と濃茶と薄茶をするか
他に常据えと瓶掛けがあり
茶箱や四か伝など
各自選んで点前する
逆勝手の点前
久しぶりに見てるだけでも
頭を使い勉強になるし
ともあれ
楽しかった 



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アオスジアゲハ

2017-08-01 22:30:30 | 紫廼茶話会
最近そとへ出ると
よく蝶を見かける
写真は今日の紫兎先生のお稽古へ向かう途中
ヒラヒラと蝶が飛んでいる



写真を撮ろうとするが
これが難しい
やっと何枚かとって
その内の一枚にかろうじて写っていた
名前もわからないが
大きな蝶でとても奇麗だ
後でネットで見ると
アオスジアゲハか
水色が美しい ね


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