村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

惜しめども

2017-08-21 01:58:15 | 文の会
伊勢物語第 九十一 段 
(惜しめども)

むかし、
月日のゆくへをさへ
嘆く男、
三月つごもりがたに、
  をしめども
  はるのかぎりの
  けふの日の
  夕暮れにさへ
  なりにけるかな

今日は文の会である
伊勢物語を音読している
今日で100段まで終わった
そのうちの91段
時の過ぎゆくことさえ
惜しんで
悲しむと言う昔男が
和歌を詠む

こんなに名残を惜しんでも
春の終りの今日は3月末日
しかもその日の
夕暮れに
ああ
とうとうなってしまった


惜春という言葉があるが
惜しむのは春だけで
他の季節にはない
春には青春のいみもあるから
昔男が惜しむのは
人生の春か



写真は金団の栗
今日サカチカさんは茶事をしている
友人を招いたとのこと
花がないので昨日取りに来た
その時に
文の会でバイ様とミカワ様がみえるからと
茶事につかうというお菓子を
持ってきてくれた
茶事はもう
秋模様なのだろう
イガの中の栗が二つ
栗餡なのか栗の味がした



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