村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

松籟庵様夏の茶事

2017-08-08 02:07:18 | 茶事 茶会 
松籟庵様には
毎年お盆休みにお招き頂いていたが
今年は早め

今日は台風5号が来るというに
そぞろお茶事に出かける

待合は
窪田空穂の短冊

夏の夜の
真闇の庭にかすかなる
音あらしめて
落ち続く水  空穂

空穂とは
窪田 空穂クボタウツボ
1877- 1967
歌人、国文学者。
日本芸術院会員。
早稲田大学国文科教授。
明星」参加。一年後に退会。
「境涯詠」と呼ばれる
自然主義文学の潮流を短歌に導入。

前室に朝顔の画
本席は井上禅定の一行
懐石の後初炭は盆香合
先生から頂いた堆朱の香合
甲も底も同じ鳳凰の文様
羨ましい限り
菓子は虎屋の黒梨
中立のあと
床は高取の花入に
むくげが入っているが
朝顔の蔓が絡んでる
面白い

重茶碗で濃茶
台風が来ているので
後炭は省略して薄茶
干菓子は
蛇籠とうちわ
それとスイカ
赤坂塩野製だとか
どれもさすが洒落ている

台風の影響の雨が
そろそろ降り始めた
強くならないうちに
帰ろう

暑いけども
暑さを忘れる夏の茶事
松籟庵様 感謝
満足




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