村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

そよりとも

2017-08-09 01:07:47 | 能・謡
月曜日は立秋
そよりともせいで秋たつことかいの  
   上嶋鬼貫

久しぶりのお謡
お昼ごろ家を出ると驚いた
その暑いのなんの熱帯地方だ
空はギラギラ青い空
日傘を忘れたことを真底悔やんだ

お謡は羽衣
最後の2頁を謡う
時間があまったので
次へ進むようにと先生は仰ったが
まだ稽古が足りない
そんな状態で先生の前では
謡えない
ではと
羽衣の舞台や衣装の事などを伺った
羽衣は有名でよくかかる演目だから
演出によって変わることが多い
しかしそれを古来からの平明な
普通のやり方でするのが
一番難しいとのこと
平点前が難しいというのと
多分同じだろう

能の衣装はすこぶる美しい
女性のシテがでるとより以上
その衣装が美しいので
舞台でひらひら舞っている様は
夢のようだ
たいがいそのうち眠ってしまうことも多いが
お囃子を聞きつつ眠るのは
お濃茶を待つ間のそれと
よく似ている
至福の時だ




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コメント
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