村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

斎宮女御さいぐうのにょご

2016-08-17 01:26:45 | 女房三十六歌仙
お盆休みとかで
クリニックはどこもお休み
ほんとに一歩も外へ出かけない
本を読むか
お謡のレコーダーを聞くか
昼寝か
ああ夏休みだ


女房三十六歌仙
斎宮女御

徽子女王(きし(よしこ)じょおう
(929~985)
平安時代中期の皇族、歌人。
式部卿宮・重明親王の第1王女(醍醐天皇の皇孫)。
母は藤原忠平の次女・寛子。
朱雀天皇朝の伊勢斎宮、のち村上天皇女御。

斎宮を退下の後に女御に召されたことから、
斎宮女御と称され、
また承香殿女御、
式部卿の女御
とも称された。
三十六歌仙および
女房三十六歌仙の1人。

中宮・藤原安子、
宣耀殿女御藤原芳子など
美女才媛の多い後宮にあって
徽子女王の父譲りの和歌と琴の天分は名高く、
ことに七弦琴の名手であったといわれる。

代表歌
琴の音に峰の松風かよふらしいづれのをよりしらべそめけむ

世にふればまたも越えけり鈴鹿山むかしの今になるにやあるらむ

大淀の浦たつ波のかへらずは変はらぬ松の色を見ましや
(ウィキペディアより)






写真は
「琴」の画に
「の音に」と賛がある
斎宮女御の歌をあらわした画讃だろう



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徹書記

2016-08-16 00:28:16 | お勉強
徹書記のゆかりの宿や魂祭 蕪村

徹書記
室町中期の臨済宗の僧。
備中生。
名は正徹、字は清巌、招月庵と号する。
京都東福寺栗棘菴に入り書記となり、
徹書記と称する。
幼時より和歌を能くし、
冷泉為秀に師事。
草庵の火災により
詠草二万数千首を焼失したが、
歌集『草根集』になお多くの歌を残す。
著書に『なぐさめ草』『徹書記物語』等。
長禄2年(1458)寂、79才。
(コトバンクより)


昨日の
出光美術館の陶磁器の展示
今回は大きな作品が多い

染付の大きな壺があれば
名札を見る前に
とりあえず答えをつぶやく
模様をぎっしりと書いてあり
余白が少ないから
中国の元の時代だと
答えをつぶやく

当たったとか
染付の色がいいとか悪いとか
感想を言いながら
松籟庵さんと歩いていると
美術館のおじさんに
静かにするようにと
注意された

はじめてではない
いつもは女性の方だが
出光では何度か注意されたことがあった
五島美術館でもそうだ
そんなにうるさいのかな
感想を言いながら
楽しく作品を見ているだけなのにネ
そう思っても
反抗はしない
静かにしよう
展示品の
名札を見る前に
答えをつぶやく感想言う
小さな声で言おう



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日盛りや

2016-08-14 23:40:53 | 美術館・博物館
日ざかりやおのが影追ふ蓬原ヨモギハラ 蛇笏


三菱スクエアのカフェ1894にて
今日は松籟庵様とランチ
スイーツとかコーヒーは別らしく
三菱スクエアのA16にて
コーヒーとアイスクリーム

それから近くの
出光美術館ヘ
開館50周年記念
東洋・日本陶磁の至宝
― 豊麗なる美の競演
7月30日(土)~9月25日(日)

その後は
八重洲ヤンマービルの
京都館へ
お抹茶体験というコーナーで今日は
里庵様が指導している
立礼だが私も久しぶりにお点前して
お二人にお薄を点てた
その後は大丸八階のイノダ珈琲

食べたり飲んだり
お喋りしたり
出光美術館では少しだけ勉強

お盆休みの有楽町に
丸の内や八重洲口あたりは
どこもかしこも人ばかり
どの人も
嬉しそう




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周防内侍すおうのないし

2016-08-13 22:52:00 | 女房三十六歌仙
何も用事が無いと
何もしない
お謡の復習を久しぶりに
ちょいと
しただけだ

一日が早い


周防内侍
すおうのないし
1037頃 - 1109年以後 1111年以前
平安時代後期の歌人
女房三十六歌仙の一人。
本名は平 仲子。
父は
「和歌六人党」の一人、
桓武平氏の周防守 平棟仲

母は
加賀守 従五位下 源正軄の女で、
後冷泉院の女房となり
小馬内侍と呼ばれた者だという。

はじめ後冷泉、
、後三条、白河、堀河天皇に至る
4朝に仕えた。
歌合等にも度々参加し、
公家・殿上人との贈答歌も残されている。

百人一首67番
二月はかり
月のあかき夜
二条院にて人々
あまたゐあかして
物語なとし侍けるに
 内侍周防より
ふして 枕をかなと
しのひやかに
いふを聞て
大納言忠家
是を枕にとて
 かひなを
みすの下よりさし入て
侍けれは読侍ける  

周防内侍

春のよの
夢はかりなる手枕に
かひなくたゝむ
名こそをしけれ

— 『千載和歌集』 巻第十六 雑歌上

(ウィキペディアより)


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湘南の風

2016-08-12 22:19:47 | Weblog
昨日の続き
湘南の暑気払いの帰りは
パラソルの可愛いカフェで
コーヒーを飲もう



気持ちの良い湘南の風に
ふかれても
お腹はいっぱい
とてもとても
なにも入らない
などと言いつつもメニューを見ると美味しそう
ケーキが色々 美しい
どれにしようか悩む悩む
誰かがケーキセットになるらしいと言うと
初めは
どれを食べたいかだったのが
どれが一番高いか
どれを食べればお得かで
再度 悩む



悩んだあげく
全員同じものになった
一番高いケーキ
プディング アイスと桃がついている
ボリュームも凄い
でも残さず食べた

すでに
食欲の秋だ


秋きぬと目にはさやかに見えねども 
風の音にぞおどろかれぬる
      藤原敏行



藤原敏行
ふじわらのとしゆき

[生]?
[没]昌泰4(901)/延喜7(907)
平安時代前期の歌人,書家。
官は蔵人頭にいたった。
書は空海,嵯峨天皇に次いで能書と称された。
高雄神護寺の鐘銘の書者として知られる。
歌は三十六歌仙の一人で
『古今集』 (19首) ,
『後撰和歌集』などの勅撰集に選ばれている。
(コトバンクより)



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山の日・暑気祓い

2016-08-12 02:11:23 | Weblog
辻堂の駅にて
待ち合わせは社中の七名
マイクロバスが迎えにきてくれるという
行き先は
日本料理車屋というところ
健々氏の紹介で
今日は暑気祓い

数寄屋作りの茶室があり
借りることも可能だとのこと
はじめに見学させて頂く
清々しく整ってどこもかしこも
これぞというくらい綺麗だ
村雨庵の小寄せの茶会に
とても良さそう
七月に茶会を終えたばかりだが
たちまち話は盛り上がり
ここでの茶会を開くことに
ほぼ決まった
さて後は
とりあえず平日で
水曜日の予定

いつもこうして
簡単即決で予定を決めてしまうが
お客様はお越し願えるだろうか
心配しているのは
どうも私めのみの様子



運ばれてくる料理



初めのうちは
写真を撮らねば
と思っていたが



途中から



食べることしか眼中にない




久々の日本料理
まだ続くが
みんな
良かった




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蟹は無腸

2016-08-10 23:04:39 | 村雨庵 稽古 
写真のように
蟹のうちわを飾った
蟹のことを
無腸と言うことを思い出した


む‐ちょう【無腸】
1 腹のすわっていないこと。
節操のないこと。

2 「無腸公子」の略。
むちょうこうし【無腸公子】
カニのこと。
画題に用いる。

蟹を
無腸というのだ

それから
江戸後期の読本作家である
上田秋成は
無腸という号を持っている

上田 秋成ウエダアキナリ
1734-1809
雨月物語の作者として有名
歌人、茶人、国学者、俳人でもある
上田秋成の無腸の号

蟹は「内は柔らかいが外は固い」
「世を横に歩く」など、
おのれの頑固・狷介をこの別号に諷した。とウィキペディアにあったが


今日は
水曜稽古 
月に一度茨城県からお稽古にお出ましのビザンさん
九時過ぎに見えてお昼過ぎに帰る
お昼ごはんも取らず
暑いさなかに帰るのだ
気をつけてお帰りを
一時頃すれ違いに健々氏
七時過ぎに森金さん桃ちゃん
お盆が近いからか
四名がお休みだ
村雨庵の八月は
お休み無し
水曜稽古は五回ある
点前は頭で考えても駄目
月に一度では足りない
点前は
回数多く稽古するように
努力 努力



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紀貫之キノツラユキをまず知ろう

2016-08-09 23:22:22 | お勉強
暑い日だった
この暑さで
また出かけるのもつらい
朝寝坊して昼寝

紀貫之は
平安時代前期から中期の歌人、貴族
土佐日記の作者
古今和歌集編纂のひとり
三十六歌仙のひとりでもあるが
古筆としても
まず第一のひとだ

古筆とは
平安時代から鎌倉時代にかけて
書かれた和様書道のすぐれた筆跡をいう


東京美術倶楽部の美術手帳によると
古筆略年表に

紀貫之868-946
 寸松庵色紙
 桂万葉
 名家集切
 高野切
 亀山院古今集
が載っている

貫之とされていても
実際は誰々だろうと
言われているものもある
本人が生きていない時代でも
貫之とされる場合もある
古筆の筆者はブランドなのだと
私は理解している

古筆は書のことだから
勉強すると勿論書道がわかる
おまけに和歌や歴史もわかる
いにしえの人物に思いをはせ
何より
美しい文字に感動する
そんな
自分を知るのだ




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藤原実定サネサダ

2016-08-08 23:28:54 | お勉強
武野紹鴎は、
定家の「小倉色紙」を
初めて茶席に掛けたが
藤原定家の
『詠歌大概』が
わび茶の理念と合致することに
紹鴎が感銘したゆえに だとのこと 

その歌は81番
ほととぎす 
鳴きつる方を 
眺むれば   
ただ有明の 
月ぞ残れる

後徳大寺左大臣ゴトクダイジサダイジン  
本名は藤原実定サネサダ
1139~1191
藤原定家のいとこ

百人一首の
百首をスラスラと言えるほど覚えられたら
それを歌った百人をはっきりと知り得たら
良いのだがと昔から
思ってはいるが
思っているだけ


月に一度の研究会
お菓子はいつもサカチカさんが
作ってくれるのだが
今月は森金さんの作品
薄桃色のういろう製の菊
中は黄身餡である
お菓子はそれともう一種
半月型の葛入リ羹

お勉強は頭を使う
甘いものは欠かせないが
過剰になりがち
注意 注意


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雲の峰

2016-08-07 23:58:08 | 羊遊会
大の字に寝て見たりけり雲の峰 一茶


今日は羊の会
家にいても暑い
外はなおさら暑いが
見上げた空は
夏の空
蝉がミンミン鳴いている
しかし
クマショウさんのおうちは
冷房がきいて涼しい
避暑に来たようだ


濃茶付花月
雪月花
香付花月
茶箱付花月
今日は
沢山お勉強した

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朗詠集の栞

2016-08-07 00:23:39 | 紫廼茶話会
梶の葉を朗詠集の栞かな 蕪村

朗詠集とは
和漢朗詠集のことだろう
それを手元に置き
しおりを挟んで口ずさむ
江戸時代の
古典への親しさが見える


今日は紫兎先生の
七事式のお稽古だ

寄付の掛け物
上田秋成の和歌に
本席は
宙宝の一行
菓子
鶴屋吉信の鬼灯
ういろう製
綺麗でかつ美味
だが一枚も写真を撮らず
現物を見たり食べたりすると
つい写真を撮ることを忘れる



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蓮華升麻 れんげしょうま

2016-08-05 23:35:21 | Weblog
蓮華升麻の花が咲いた
7月の茶会の時に買ったのだが
花入が小振りなので
使わなかった
そのままにも出来ないので
とりあえず植えた
園芸は
頗る苦手である

ポットや植木鉢はその分より
大きな穴をあけて埋め
土を盛り上げ
手で抑えて水をやる
とりあえずこれだけなのだが
私めは
穴の堀る深さ大きさが小さい
分かっているが
出来ない
大きな穴をあけるのは大変なのだ
シャベルも小さいし
空いている場所も少ない
チロチロと私にしては力いっぱい穴を掘り
ボソッとそこに植物を置いて土をかぶせる
手で押さえることはしない
何となく嫌なのだ
見て見ぬ振り
もっと土をまわりに足したいが
ないので観葉植物用のを
まわりにポトポト貼り付けると小山になる
この辺で腰や足は限界
集中力は とっくに失せた
夕方なので
蚊の攻撃も厳しく
逃げたしたい
退散だ 退散しよう
まだ最後の水をかけてないが
雨が降るだろうから
いいや
とほったらかし
何度か夕立があって
花は開いた

偉いね
蓮華升麻
れんげしょうま
花が蓮、葉が晒菜升麻サラシナショウマ
に似ているから
とのこと
80センチ位 
丸い蕾をつける
キンポウゲ科
日本特産の1属1種の花





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筏流し

2016-08-05 01:43:50 | 村雨庵 稽古 
今日は木曜稽古
写真の掛け物は
箱に筏流しとあったので
涼しそうだろう
と思い
掛けてみたが
稽古が終わりよくよく見ると

さて
この季節は何時だろう
筏に乗る人物は
大きな蓑笠をつけて
体を低く足をふんばり
竿を操る
川の流れは速いのだろうか
緊張感が伝わる

蓑笠は雨のせいか
寒いのか
ほかに
痩せた木が描いてあるが
朱色の葉のように見える
紅葉しているとしたら
秋だ
それも時雨の中

もうすぐ立秋だとしても
八月初めの掛けものとしては失敗
早すぎた

十月頃になり
待合に掛かっていたとしたら
違和感なくしっくりする
のではないか

そう思うと
茶会を終えたばかりだが
次は家での小さな茶会を
開きたくなった
もっとお気楽に
楽しい茶会
暑いときはやめて
道具の片付けも済み
涼しくなったら
考えよう
その時はいつもの方々
メールでご連絡の予定
である
茶の予定があるだけでも
私は嬉しい



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洗心

2016-08-04 01:31:38 | 村雨庵 稽古 
洗心とは
そのまま
心を洗う

流れ落ちる石清水に
手を伸ばし清めつくしても
心の濁りや汚れは気がつかない
気がついてこそ
心を清めんかと
思う
ものだろう
まずは
気がつくこと
己を俯瞰し
もうひとりの自分の目で見てみよう

筆者は
京都大徳寺の塔頭
黄梅院のご住職
前田昌道氏


黄梅院は
織田信長が
父・信秀の追善供養のため
春林宗俶(大徳寺98世)を迎えて創建、
黄梅庵と名付けられ
のち
小早川隆景の帰依を受け、
堂宇を整備。
黄梅院と改められた。

今日は村雨庵の水曜稽古
台子奥伝の稽古で
暑さを忘れる



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段取真剣後始末

2016-08-03 02:28:32 | 茶の事
月に一度の茶の稽古
始めに先生は花を活けられ
ことばの斉唱
黙祷
利休百首
その後季節の茶趣や
行事のお話しをされる

毎週二日間の私の教室は
風炉をふたつ
灰を整え
茶室の掃除をし
種火をつけて
軸を掛け
花をいれる
種火を風炉に入れ
釜を掛ける
最後に畳を拭き
香を焚く
ここまで
時間は1時間半

お弟子が来れば
畳を拭き
手を清めてから
床の軸
花入をご覧
挨拶をして
水屋へ

炭手前の支度
茶入に濃茶
薄茶器に薄茶
棚に水指と薄器を荘リ
薬缶と片口に水を入れ
茶巾を添える
建水
茶碗を仕込んむ
菓子の用意

挨拶をして
炭手前を始める

次からのお弟子は菓子や
茶器に茶を用意して
点前を稽古する
その日の最後は
お弟子が片付ける
釜を清め
その湯で使った陶器類を湯通し
茶巾を洗って干す
茶筅をブラシで掃除
茶筅直しに入れる
水瓶 茶巾盥 茶碗洗いの
桶を清めて空にする
簀の子を外し
流しを清め
簀の子を立てて乾かす
風炉の火を取り
茶器の茶を茶溜にもどす
菓子はきちんとしておく
花は花溜に入れ水を落としておくと
稽古の始末は終わり

誰でも点前する時間を
まずは重要に思うが
その他の水屋仕事
支度や片付けを
迷いなくすることが
より重要


段取り
真剣
後始末




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